大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0409 二枚刃平鉋  銘 無し(八分)

2011-09-12 21:56:17 | Weblog
わざわざ台屋に出して 鉋刃を台入れしたのは 色々研究する目的も有る。 すぐ使いで頼んだので 台も完全に調整されてるはずだ。 もらってすぐに台下端を調べた。 するとこの鉋は 台頭と刃口と台尻の3点で 平面を出して有った。 湿度の為 若干狂って来てはいるが 台頭も 刃口も 台尻も 極狭い幅5ミリから1センチ程度が 当たる様に調整して有った。 私は仕上鉋は刃口と台尻の2点当たりに していたが この方がぐわい良ければその様に改め様と思っている。 一方台は 柾目取りで年輪は比較的つんでいるが 割れ安いとも聞いているので 追い柾目台にした方が良かったかなとも思う。 少し使って様子を見ないと判らない。 刃も良く研げているが、自分で研ぎ直した。 刃裏が上手く砥石に当たらないので 少し裏出しした。 何となく刃先が上手く砥ぎ上がらない。 それに少し丸刃になった。 砥石の平面を直して再度やり直した。 大分良くなったが充分とは言えない。 まだ人に見せられる砥ぎでは無い。結局研ぎ直しと自分の癖が出るから、結論から言えば すぐ使い出なく9分仕込みで良かったかも知れないな。 

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