大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

鉋刃 銘 ?寿

2016-01-18 23:27:18 | Weblog
これも靖国神社骨董市で手に入れた。 一応台も付いて居たが、それは反り台鉋になって
いた。 恐らく平鉋を反り台に後から直した物と思う。

刃幅は63ミリ 全長は65ミリ程度でかなり使い込まれた物の様だ。 或は無理して買う
必要も無かったのかも知れない。 正鋼 ?寿 税味請合 と刻印が有る。 銘は上手く
読めない。 下の一文字は寿と思われるがこれも自信は無いな。 しかし文字が何となく
面白く 草書体のかな文字らしい 恐らく二文字が流れる様に打って有る。

この銘の文字の面白さに引かれて購入した物だ。 刃は研いで見ると 極軟鋼の地に鋼を
鍛接した物の様で、高級品では無いと思う。 鋼は後20ミリ程度残っているからまだ
使えると思うが 刃全体が短くなり 台を薄くする必要が有ると思うので実際は使い難い
だろう。

反り台に頭部に割れが有り それを修理中なので 修理が終わったら 刃を挿入して
番号を取って紹介したい。 横から見るとかなり薄い刃なので 或は古い物かも知れない。
現在も 研ぎ直し中では有るが、果たして切れる物かどうか判らない。 それにしても
靖国骨董市の道具類は全般に高い値付けだと思うがどうだろうか。 道具の絶対数も少なく
選ぶほどの数も出て無い様だ。 もう良いと思いながらも、折角なので 何か買うが 後で
後悔する事も多いこの頃だ。
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0557 二枚刃平鉋 銘 丸に?

2016-01-18 18:12:35 | Weblog
新しい年になって初めて行った、靖国神社骨董市でこの鉋を手に入れた。 鉋刃単独で
既に掲載している。 この業者は群馬の藤岡から来たと言う。 普段余り見掛けない業者
の様だ。 農家を廻って色々仕入れた中に 道具類も有る様だ。 物置で長く放置された
様な物が多い。 この鉋も大工が持っていた物では無いだろう。 籠や樽を作る人から
持って来た物の様に思う。 二枚刃と有るが 裏刃は無かった。 入手した時点で無かった
のかも知れない。 裏刃の押さえ棒も外して 一枚刃で使って切れたら 二枚刃に変更
しようと思う。  銘も丸に玉では無さそうなので上手く読めない。 或は 梵字の可能性
も有ると思う。 それでも珍しい銘だ。 刃は何とか裏出しして 研ぎ上げたが 余り切れ
ない様だ。 よく見るとまだ細かい欠けが2~3か所残っている。 刃先が欠けやすい様に
思う。 取敢えず1枚刃鉋に仕立てて削って見た。 まあまあ削れそうだ。

それ程古い鉋では無いと思ったが、やはり台の焼け具合からすると相当時間が経過している
様に思う。 これから 研ぎ直してだんだん良くなると期待しているのだが、さてそうなるか
余り自信無い。 

研ぎ直して削って見たが思った程には切れない。 鋼の色も良いし切れそうだが、まだ研ぎが足りないのか、裏押ししたので 裏をもう少し綺麗に研がないと駄目なのかも知れない。なかなか難しい物だ。 手に伝わる感触ではもっと軽く引ける感は他にも有るからもう少し良く切れて欲しいと願っている。 
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鉋刃  六分 銘 丸玉

2016-01-17 17:36:56 | Weblog
これは台付きで購入した。 千円だった。 高い。 良さそうに見えたが 刃先に割れが
有った。 多分 裏出し中に失敗して 割れた物と思う。 そこで約5ミリほど 長さを
詰めた。 再度刃を付け直しているが 残念ながらもう少し刃先を詰めないと駄目らしい。

中央部分に割れの痕跡が残っている。 それは良いとして今度は 裏が出ない。 これは
困った。 何度も何度も辛抱強く叩いてやっとここまで裏出しした。 これで後 1ミリ
詰めると、もう一度裏出しが必要になる。 これは根気の要る仕事だ。 また割るかも
知れないから 裏出しは余りやりたくないが。

上に特選 丸に玉 脇に 志げ弘之作 と有る。 さて何処の誰が作った物だろうか。
まだ研ぎ上がらないので 試し削りも出来ない。 台を見るとそれ程古い物では無いと思うが
使って見るのは 相当先の事になりそうだ。
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際鉋の脇に付ける定規

2016-01-17 17:23:28 | Weblog
1月になり、最初の骨董市に靖国神社に来た。 結構人手も有る様だ。 もう正月気分
も無い。 ぶらぶら見て歩いて この定規を発見した。 こんな物が出て来るとは思わ
無かった。 驚いた。 これは正式には何という物だろうか。 本で見て知ってはいたが
実物を見るのは初めてだ。 詰まり際鉋の脇に取り付けて 削り幅を一定にする定規なの
だが 上手く説明できない。 大体際鉋には この手の定規が既に付いて居る物が多い。

それにいざ付けて見ようと思ったが長さが不足なのだ。私の持っている中型の際鉋ではこの
定規が上手く付かない。後のネジを一杯に抜いた所で、215ミリの間隔が有るが。私の
際鉋は 後20ミリ程度長い。 何も無理して台をつめて 使う必要も無いので この定規
単独で 保管している。  長く骨董市には行くが、これを見掛けたのは 今回が初めてだ。

今年は 珍しい物を目にする機会が有るかも知れないと 期待している。 現に 菊弘丸の
鉋も見掛けたし、重道(会津)の下駄屋鉈も見掛けた。 お金が無かったので買わなかったが
結構 有る物だ。 それ程高くも無かった。
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0556 東 廣貞鉋の削り

2016-01-10 22:15:38 | Weblog
昨年暮れも押し詰まって この鉋を入手した。 暫く整備していたが、やっと若干まとも
に削れる様になって来た。 そこで此処に紹介して見よう。 材は杉の無節を使っている。
但し 残念ながらまだ研ぎが良くないのか、とろろ昆布の様なちじれた削り屑になる。

或は下端の隙が大きいのかも知れないのでもう少し調整して見ようと思う。 いずれにしても
割と早く一応削れる状態になって来た。 台も割と傷も割れも無く、刃もまだ十分使えるので
まだまだ遊べる余地は有ると思う。

正月も終わり そろそろ仕事モードで頑張らないといけない時期だ。 こう鉋ばかりいじって遊んでいてもまずいなと思うが、ついそちらに行ってしまう。 これでも ストレスの解消
になっているのかも知れない。今年の新年のイベント手伝いもそろそろ終わり、日常に戻り
つつある。  だが今年はまだ 一度も骨董市にも行ってないなー。 
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0552 甚五郎 鉋の削り

2016-01-07 18:28:29 | Weblog
正月ももう終わりだ。 天気も良くて暖かく 穏やかな良い正月だった。 少し暇が有った
ので 鉋を次々に出して 研いで削って遊んだ。 その中に一つがこの甚五郎鉋だった。
この鉋は 大和骨董市で刃だけで求めた物だ。  どう言う素性の物か全く不明で 情報も
無いが、台を打って 鉋に仕立てて有った。 

やはり上手く削れないが 取敢えず杉材でこの程度削れる様にはなった。 まだ不十分だ
とは思うが、これでもましな方だ。 もう少し台を直したり 研いだりしていれば更に良く
なるかも知れない。

駄目でも良いと思って買った刃だが、切れると嬉しい物だ。 こんな事で 正月も終わり
明日から イベントのお手伝いで横浜方面に行く予定だ。  連休はずっとお手伝いをして
過ごす予定だ。 だらだらした生活から 少し普段の生活に戻さないといけない。

正月も七草粥を食べ忘れてしまった。 普段も 草食系なので 大丈夫だろう。
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溝引き鋸 銘 順太郎

2016-01-07 18:13:03 | Weblog
正月 三木の鋸屋から 年賀状が来た。 毎年の事だ。 そこで九寸両刃鋸と鉋の溝を引く
鋸を目立てに出した。 正月は特別に千円値引きだと言う。 まあ輸送料程度は安くなる
計算だ。

この私が使う溝引き鋸は 特別に刃幅を薄く25ミリ程度にしてもらい、小鉋の溝も切れる
様にした。 但し溝を引く時になれないから 刃がぶれて 誤って鋸の先端部分を折って
仕舞った。 そこでもう少し幅の有る溝引きを購入する事にして、前に使っていた物も目立て
を頼んだ。

するともう目立てが終り新しい溝引き鋸も一緒に送り返して来た。 此処に紹介するのは
新たに購入した 刃渡り170ミリ 刃幅30ミリの 溝引き鋸です。 これで私の持って
いる鉋の中で台の良くない物をを順次台打ちして 新台に切り替えようと思っている。

台になる樫の木も 京都の奥で 買えそうなので これから問い合わせして見ようかと考えて
いる。 新しい鋸が来て嬉しい。 大切に使って行こうと思っている。
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0386 寿鉋の削り

2016-01-03 23:21:48 | Weblog
今日も鉋で遊んだ。 この鉋は数年前に上野界隈の七福神巡りを行った際、最後に
不忍の池周辺で骨董市を開催して折り、そこでたまたま購入した物だ。  何度か研ぎ
直して台も整備していたが、上手く削れない鉋だった。 寿と銘が有るが、良く見ると
これは 堤 朋一さんの鉋の様だ。 非常に薄く鋼が付いている鉋だ。

切れないのはどうも台が良くない様に思う。 これは前の持ち主が多分自分で打った台だと
思う。 材が良くないのか割れや欠けが有る。 色々直して 削って見ると案外上手く削れる
様だ。

材は杉材の無節で削り易いのだが、なかなか 艶の有るように削れない。 今回は比較的
上手く削れた方だ。 同じ様に研いでいても 上手く削れる場合と削れない場合が有り
安定しない様だ。 それでも以前は全く駄目な物が 少しは上手く削れる時も有るから
多少は上達したのだろうか。  まだまだ今年も研究は続くだろうと思う。 

こうして蒐集品から 上手く削れる物が改めて発見できると嬉しい。 新しい物も求める
のでなく、集めた物から新たな事実を発見すると言う楽しみが 有る事は今後の指針と
なるだろう。 
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多摩の散歩 一本杉公園の梅

2016-01-03 13:40:45 | Weblog
今日は正月2日目で 天気も良く冬にしては、暖かい。 近所の散歩に出かけて見た。
今日は横山の道の一部を歩いて見た。 東京の郊外と言ってもまだ若干の自然は残る感じ
だが、それでも横を車が走る道路も歩く事になる。 それに暫く来ない内に随分と家や
マンションが増えて こんなに作って大丈夫なのか心配になる。

途中に一本杉公園が有り、中に古民家も有る。 この辺は日当たりが良いのか、白梅や
紅梅もちらほら咲いている。 まだ1月になったばかりなのに、もう梅が咲くかね。
記念に咲きすぎた 梅1輪を写真に納めた。 穏やかな日差しの中を2時間程散歩した。
穏やかで良い1日だった。

今年は少し運動して体力の維持強化に努めようと思う。 段々健康が気になる歳になって
来たようだ。 
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2016年 元旦の始まり

2016-01-01 20:41:35 | Weblog
今年も寝坊して起きたら 朝日も高く 8時だった。 遅く起きて食卓に着き 新年の
挨拶をして食事を始める。 今朝は 朝からお酒を猪口2杯程 戴いた。 それから
雑煮を2個食べた。 時間を見るともう9時だ。 いつもより遅い朝食だ。 新年の
穏やかな 時間が流れて行く。  去年の正月は 朝から実家の母のインフルエンザの
対応で 新年初日から 実家に帰る事になり、てんてこ舞いだったが、今年は 懸案事項
は無くて助かる。

毎日 毎日が平穏無事に過ぎて 穏やかに時間が流れ 自分のやりたい事が出来るのは
何と有り難い事かと 最近つくずく思う。  心穏やかに1年が過ごせればと願うのだが
なかなかそうは行かない物だ。 せめて正月2~3日は 心乱す事が無く過ごしたい物だ。

さて申年の1年の構想でも考えると しようか。
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