ふと母の事を思い出した
我が母は子供の頃から綺麗と皆から褒め称えられていた
別に美人だとは思わないが
ただ驚く程の綺麗好き
そして何事にもキチンと
でも子供の頃の私はそんな母が疎ましかった
年老いても変わらず
食事が済むと綺麗にテーブルを拭き
タオルをたたむ時もキチンと隅を揃え
手を洗った後は水廻りを綺麗に拭き取る
使う前以上に美しく
目が悪くなったてからは
「汚れてない?
後の方に不愉快な思いをさせないかしら」
その言葉で初めて気付いた
あっ!そう言う事‼
今まで母は綺麗好きだって思っていたが
そうじゃなく他人を思いやる人なんだ
掃除をしなさいとよく叱られたがそう言う事ならやらなきゃね
使ったら元通りに片付けるように
よく言われた
こちらも元の所に直すだけでは無いらしい
元通りとは使った物を綺麗にして、使った場所も綺麗に。
そしてあった所に返すことですって
母の美しさは見た目だけじゃなく心の美しさだったのかも
私も頑張ってみます