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バイク好きオヤジのひとりごと

忍者750修理

2017年09月10日 | バイク整備
金曜日に乗ったGPZ750Rですが
忍者特有の症状が出て うまく走れません。

症状は・・・ ある条件で3気筒だけしか点火しなくなること
まぁ、これは忍者にはよくあることなので特に驚きません
「またか~」という程度ですね。

エンジン周り(点火系)の整備なので まずシートとサイドカバーを外し

ガソリンタンクを外す準備をします。

考えられる最大の原因は

忍者をサイドスタンドで立てて保管しているとき雨に当たると
上側になるこちら側のヘッドカバーの上を水が流れ

下側になる

このあたりに水が溜まります。

ここの部分に溜まった水が1番シリンダーのプラグホールに進入し
リークして点火しなくなることがあります。
20年以上忍者に乗っていると何度も経験することです。

恐る恐る1番シリンダーのプラグキャップを引き抜くと

予想通りプラグホールに水が溜まっていました。

驚いたのは こんなに水が入っていたことより
こんな状態で4気筒全部点火することがあったということ

ちまちまウエスで吸い取っていても良いのですが

こんな道具を持っているので 高圧のエアーで水を噴き飛ばします。

プラグが駄目になっている可能性もあるので

プラグボックスを出してきます
このプラグボックスはもう40年近く使っています
新品も何本か入っていますが
交換したプラグは 接点を整備してツーリング時の予備として持っていくため
この中で保管しています。

これだけあれば 1本ぐらい使えるのがあるでしょう。

プラグを外すには

最低限、これくらいの道具を使わないとシリンダーヘッドを痛めます。

プラグホールの水と汚れを充分に除去し、乾燥させてから
プラグを外してみると

思ったより痛んでいません。
このプラグの接点を研磨して再使用することにします。

プラグを取り付ける時は

ハンドルを取り付けない状態で締め込み
硬くなったところでハンドルを取り付けて規定のトルクで締め付けます

最初からハンドルが必要なほど硬かったら
シリンダーヘッドのプラグスクリューを痛めるので
原因を取り除いてから作業を再開しましょう。

プラグキャップ側も清掃して

接点復活剤をスプレーしておきました。

プラグキャップを取り付け

あとは取り外した外装部品を元に戻すだけ

外装部品を取り付けたら

これで大丈夫なはず だと思うんだけど・・・

エンジンを始動させると

ちゃんと4気筒点火している回り方です
これで修理完了、明日からまた通勤に使えます。

この忍者

メーターの表示だと 走行距離は5千キロちょっと
25年も前の車体がこんな走行距離なわけありません
一回りして この距離計の前に「1」を足したのが正確な走行距離ですが
この前に持っていたGPZ1000RXの走行フィーリングを保つために
RXの部品を使い この忍者を組み立てて乗っているので
実際にどの部分が10万キロ越えているか判りません。

とは言っても、この忍者を手放す理由が無いので
この先も しばらくこのまま乗るつもりです。
コメント (2)
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