千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

桜が咲いています

2014-03-05 08:27:57 | 千里山花物語り

 千里山団地の建て替え工事が終盤になっています。住んでいた方達の戻り入居も3月15日から始まると聞きました。
 そんな中で街路樹として植えられた何本かの桜が、帰ってくる住民を迎えるようにちらほら咲き始めています(写真拡大)。
 拡幅されたメインストリートの両側は常緑樹が植えられましたし、ピーコック千里山店前の角地にあった桜の古木も突然に伐採されてしまったので、千里山の春景色がだいぶ寂しくなったと想っている人も多かったと想います。
 団地内も桜は植えられないのだろうと勝手に想っていたのですが、改めて見ると3本に1本くらいの割合で桜になっている感じです。
 そして、その桜が少し早咲き種なのでしょうか、今から咲き始めていて今週中には満開になりそうな感じです。
 今年から千里山の春は少し早まりそうな気配です!

※ やはり早咲きで有名な河津桜江戸彼岸など何種類か取り混ぜて植えられているようです。何年後かに大きく成長し、染井吉野だけでなく色々な桜が相前後して咲く様が見られるのが今から楽しみです。

ハトの羽模様

2013-06-05 11:34:40 | 千里山花物語り

 今週は梅雨とは名ばかりの初夏の暑さが続きそうですが、夕方になると千里山でも第一噴水の水と緑に涼を求めて多くの住民が憩いに来られています。
 僕もたまに立ち寄ってベンチに座り少し何も考えずに過ごします。その間に知人が通り掛かる時もありますし、知らない方とお話をすることも‥‥。
 昨日ベンチでパンを千切って鳩や雀たちに与えている中年男性がいましたので声をお掛けしました。
 「茶色い羽のハトもいるのですね」
 「ああ、あれは栗と言うんですよ、栗バト」茶色の羽色を栗に見立てているようです。
 「お詳しいんですね、あとどんな種類があるのかご存知ですか?」
 「2本線が入っているのが2引き、胡麻斑模様で黒っぽいのが黒胡麻、灰色勝ちなのが灰胡麻、全体に黒いのがカラスと呼んでます」そして栗+2引きの模様は栗2引きというように広げていくようです。
 香川県丸亀市出身の男性は中学生の時に30羽ほどの伝書鳩を飼っていて、卒業旅行に大阪にくる時に特別に許可を貰い2羽の伝書鳩を連れてきて、大阪の宿舎で離すと翌日にはちゃんと帰巣していたという想い出話もして下さいました。詳しい訳です。
 見上げると木の葉の間の電線に鳩が停まっていましたが、その中であの2羽はいつも連れ立っていて番であるとか、あの雄は尾羽を下げて求愛の鳴き方をしているとか、また伝書鳩と野鳩との形の見分け方など色々と面白いことを教えて貰いました。この方は第一噴水に時々来られているそうです。

桜のサクラ

2013-04-08 00:00:50 | 千里山花物語り

 先日、桜の満開の日の朝に玄関のチャイムが鳴ったので出てみると、千里山の不動産仲介「マック住研」の清水社長が立っておられ、珍しいことなので一瞬は何事かと想いました。
 「桜の写真を撮りたいので、時間があればちょっとモデルで手伝って貰えないかと‥‥」
 「モデルですか、何をすれば良いのでしょう?」
 「桜の花を見ながらビールを飲んでいる人を撮りたいんです」
 そして缶ビールを持って来て欲しいということでしたので、ダミーの空の缶ビールを用意して待っていると暫くして車で迎えに来られました。
 車に乗り込むともう一人の方がモデルとして動員されていました。給水塔近くの桜坂の脇に立つ千里山団地の階段テラスから顔を出し、満開の桜を見ながらビールを飲むポーズをしました。
 清水社長は写真が趣味で豊中市の撮影倶楽部に所属していて、その日の夜に批評会があるということのようでした。翌朝に写真の先生に褒められたとの報告・お礼メールを貰いました。

※ 「マック住研」のHPの「千里山はこんなところ」というボタンで、僕の運営・管理している地域情報サイト「千里山.NET」をリンクして下さっています。

千里山駅の桜と菜の花

2013-04-01 00:00:23 | 千里山花物語り

 千里山では団地の建て替えに伴う駅周辺開発プロジェクトの影響で、団地の中や周りに植えられていたたくさんの桜の木々と共に、千里山駅ホームを跨ぐバイパス橋の設置により、何本かの桜の木が伐り倒されて寂しい春の風景となりました。
 新しく拡幅される歩道に街路樹が植えられることになっていますが、その枝葉が豊かな緑の環境美を創り出すには時間が必要です。
 ただ、今日駅のホームの南端に桜と一緒に菜の花が咲いているのを見掛けました。そして伐られた古木の替わりに植えられた桜の若木がチラホラと花を付けているのも確認されました。欲を言えば菜の花がもっと一面に咲いて貰えればと想いますが‥‥。
 以前と比べると本当に桜の季節が寂しくなってしまいました。千里山で暮らしてきた僕ら住民にとって想像以上の喪失感があります。しかし、このように桜木と菜の花が立体的な景色を魅せてくれれば、春の季節感が少し華やかで豊かな気持ちになれます!

※ 団地の後期工事まで住民が入居している南側の棟には、まだ桜並木の風情が残されていて今年も満開(桜坂道脇)で楽しませて貰っています。

桜の蕾が膨らむ

2013-01-30 00:00:33 | 千里山花物語り

 千里山・佐井寺(ちさと)図書館の東西両館を結ぶ2F通路から千里第二幼稚園が見下ろせますが、ちょうど目の高さに大きな桜木の枝が広がります。
 冬なので葉はすべて枯れ落ちている寂しい姿でも、よく見れば未だ少し固そうですが多くの蕾が膨らみかけているのが分かります。蕾の先にほんの僅かにピンクの色も感じられる“気がしました”。
 今週は先週とは違い高気圧に覆われ比較的暖かいとの予報でした。しかし3月を想わせると言われた程ではないように想います。明日くらいから寒さが緩んで来るのでしょうか。
 またニュースでは2月の天気予報として、前半は暖かく後半は寒くなると言われていました。その流れで3月の春の到来も例年より少し遅れ気味になるとのことです。
 桜の開花を待つのが僕のこの時期の楽しみでもありますので、時々寒くなったりとその期間が長くなるのも実は悪い気持ちではありません。

春の味、菜の花

2013-01-28 00:00:43 | 千里山花物語り

 僕がよく立ち寄る大丸ピーコック千里山店でも、総菜コーナーに近づく春を感じられる菜の花のお浸しが出始めていますが、日曜日の朝のNHKニュースで女性キャスターが、日本一の食用菜の花の産地千葉県南房総を取材に訪れていました。
 食用菜の花は蕾が開いてしまっては苦みが出て商品にはならないので、菜の花畑といっても黄色ではなく緑一色の普通の野菜畑といった風景です。栽培農家の手作り料理が紹介されていましたが、やはり千葉県ということでピーナッツ和えもあり故郷の味らしくとても美味しそうでした。
 観光菜の花畑も始められていて手摘みしたての菜の花と、一足早い春の味そして多様な花々の咲く南房総を楽しみに来られているようです。イチゴや梨など果実の観光園はよく聞きますが、特産野菜の観光園は珍しいと想います。

キャンドル・サービス

2012-12-25 00:25:36 | 千里山花物語り

 最近クリスマス・イブの夜は、シオンの丘にある千里山キリスト教会の礼拝堂で午後7時から行われる、キャンドル・サービスに寄せて貰うことになっています。信者以外にも開放されていて、いかにもクリスマスという暖かい雰囲気が心地良いものです。
 聖歌隊が賛美歌のコーラスを歌い、吉川牧師がイエス・キリストの誕生にまつわる聖書のくだりを朗読し、そして心を打つ説教と毎年同じ趣向で進行するのですが、魅力的なメロディーとその物語性は何度聞いても新鮮です。
 キャンドル・サービスで灯を移した燭台で配られた楽譜を照らしながら、『きよしこの夜』や『あら野の果てに』など良く知られた賛美歌や、最後に混声合唱で『ハレルヤコーラス』を歌っていきます。隣のご夫人が燭台を持っていなかったので、そちらの楽譜も見られるように蝋燭の光を寄せてあげました。
 終了後に、信者で親しくして頂いているKさんご夫婦と、休憩所で熱い紅茶を飲みながらお話をしました。今年は善哉ではなくビールのお摘み系のお菓子だったので、Kさんが帰りにたくさんお土産に持たせてくれました。

クレーンのクリスマス・ツリー

2012-12-14 00:00:11 | 千里山花物語り

 千里山団地の建て替えに伴う駅前周辺再開発の工事が着々と進んでいます。
 先日もその基礎造成のために街中に林立するクレーンの風景をブログでご紹介しましたが、その中のちさと図書館の前に設置された一際大きなクレーンに、夜間のクリスマス・イルミネーションが点灯されるようになりました。昨冬から飾られている工事フェンスのツリー&スノーマンは今年も通行人を楽しませています。
 何年にもわたる工事中には騒音や埃りだけではなく、通行道路の変更やトラックの出入りなど便利・安全の面でも住民に負担をかけます。その気持ちを少しでも和らげる想いが、警備員の丁寧な態度や今回のイルミネーションなどに現れているように感じます。
 それにしてもクレーンのクリスマス・ツリーには驚きました。

・吹田市発行の「千里山のまちづくり」がPDFファイルでもご覧になれます。

イルミネーション(2012)

2012-11-27 00:00:56 | 千里山花物語り

 昨夕ファミリーフェスタ終了と共に、多くの人達の協力の下に準備し点灯された、千里山第1噴水の2012年末イルミネーション(写真拡大)はかなりバージョン・アップしました。
 水面に影が美しく写るようにツリーのLEDオブジェが数本メインに立てられているのは昨年の通りですが、今年はその周りに放射状に光の浮き橋が架けられました。千里山の街は大正時代にイギリスの田園都市レッチワースを模して開発されたと言われ、噴水を中心に6本の道路が放射状に延びていますが、それをイメージさせるような演出になっています。
 また小さな紙コップに固形燃料でランプを作り、噴水の周囲をチェーンのように縁取ったりベンチの上にも飾りました。噴水や周りのグリーン・エリアが円形なので、全体の感じがまるでクリスマス・ケーキのように見えたのは僕だけではない筈です。その場合はLEDの光ツリーはローソクということになるのでしょうか。

※ 僕が運営管理している地域情報サイト「千里山.NET」の「街並み案内」にある「桜・草木」では、千里山の街のクリスマス・年末イルミネーションの特集ページも作成していますのでご覧下さい。

シンボルツリー

2012-11-18 00:00:02 | 千里山花物語り

 千里山の不動産「マック住研」の清水社長が先日「みんなで発信! 千里山ブログ」に投稿されていましたが、団地立替えに伴う駅前周辺再開発(PDF「千里山のまちづくり」)の工事で、住民の希望で残されることになったシンボルツリーの棕櫚の木が、閉鎖された阪急マーケットの隣から新たな場所(地図)に移植されました。
 大丸ピーコック前を過ぎて第二小学校正門へと右折する角に立つことになりましたが、実際には団地建物や拡幅される道路の街路樹などが完成しなければ雰囲気は良く分かりません。しかしこの棕櫚の木は以前も他の樹種とは違って目立っていたので、今回もその個性的な姿を主張する存在になるのではないでしょうか。
 清水社長のコメントには「桜が寄生していて毎年春には桜の花を咲かせている」とも書かれています。教えて貰うまで全然気付きませんでしたが、その小さな桜達も付き添っていってると良いのですが‥‥。

アケビ

2012-11-16 00:00:04 | 千里山花物語り

 千里山の仕出し屋食堂の「魚伊」にお昼ご飯を食べにいくと、座ったカウンターの目の前にカリンや柿と一緒にアケビの実が盛られて飾られていました。
 カリンの実は一見美味しそうですが良い香りがするだけで食べられません(焼酎に漬けて果実酒にするようです)。千里山でも庭木として人気があり、黄色い実を付けてこの季節を彩ってくれる樹種の一つです。
 アケビはどうしたのかと板前の新ちゃんと話しました。
 「道の駅で買ったのではないかなぁ」
 「ということはアケビを栽培している農家があるということですか?」
 「イチジクやザクロのように、作ってるところが有るんじゃないかなぁ」
 「僕も子供の頃は良く山に行って採って食べましたよ」
 「竹竿の先を割って木の細枝を挟み、高いところのアケビを採ったなぁ」
 「そうですね、僕は自分が見付けたアケビの生る場所を、絶対に誰にも教えなかったのを憶えています」
 「まるで松茸と同じやなぁ」
 「そう秘密の場所!」
 僕が故郷を後にしてからもう数十年経ちますが、果たしてその後は誰の特別の場所になったのでしょうか。しかし最近の子供達は山の中にアケビなど採りに行かないのかも知れません。今度この季節に帰省した時には山に探しに行ってみたいと想います。

桜の切り株

2012-10-18 00:01:49 | 千里山花物語り

 千里山まちづくり協議会の会員で建築家の中島祐三さんからメールを頂き、その中に桜の切り株に小さな枝葉が生えている写真と在りし日の満開桜の姿が添付されていました。
 現在千里山団地の建て替えに伴う駅周辺再開発の工事中で、50年間で見事に育った桜の並木がたくさん伐採されてしまっています。跨線橋バイパスや拡幅道路など着々と進捗しているのですが、付近には多くの切り株がまだ掘り返されずに残っています。改めてその生命力の驚異的な強さに感動しました。
 以前に、近くのミニ公園の植栽で無惨なまでに剪定された酔芙蓉のことをブログに書いたことを想い出しました。この時には翌年にまた枝葉を大きく伸ばし、変わらず多くの花を咲かせましたので安心したものでした。酔芙蓉は今年も同じようにバッサリと剪定されていますが、必要な処置だとは分かっていても何か痛々しい感じは否めません。

秋晴れの公園

2012-09-28 14:58:25 | 千里山花物語り

 千里山団地の中程にある通称電話公園の木陰で、先日ご紹介した野口義修先生の作詞・作曲本を再読しました。3日続きの秋晴れで木陰には爽やかな微風も流れ、何時もより集中力も長持ちして理解も自然と進みとても捗りました。
 広場を挟んで向こう側には幼児を連れてきているママさんが見え、時々小学低学年生たちが長閑にサッカー遊びに興じています。
 周囲から擂り鉢状に落ち込んでいるので、団地の再開発で工事中のショベル・カーの機械音も弱まり、ここだけ何か都会の喧噪から離れた別世界‥‥とまでは言えませんが。
 こういう場所ならアコースティック・ギターでも持ってきて、オリジナル曲作りや下手くそな弾き語りの練習にちょうど良いように想います。アカペラで大きな声で歌っても余り気にならなかったです。そして、小さな子供達が近寄ってきても良いように、(歌の小父さんとしては)少し子供の歌を覚えておいた方が良いかも知れません。

※ 久しぶりに少し木登りをしてみましたが、身体の柔軟性が失われているのをつくづく感じました(汗)

 歌詞から作曲できるようになる本 (CD付)
 野口義修
 リットーミュージック

公園の雑草

2012-09-18 13:32:43 | 千里山花物語り

 この季節は厳しい残暑の中にも秋の気配が感じられ、突然の俄雨以外は総じて気分良く過ごす日が多くなります。そして、道端のわずかな地面や近くの公園などに雑草が元気よく繁茂する姿に元気を貰っています。
 千里山のミニ公園でも青赤黄に塗られた滑り台やブランコを囲むように秋の雑草(拡大)が生い茂っています。特にブランコに腰を下ろすと視線が低くなり、より雑草が迫ってきて自然に包まれた感じが味わえ気分もリフレッシュできます。
 雑草の茎軸を抜いて爪楊枝のように口にくわえるのがこの季節の僕の癖になっているのですが、最近その乾燥した茎軸がポケットに残っていて試みに噛んでみたところ、とても凝縮した植物の奥深い味わいを感じました。放牧された牛馬が生草を美味しそうに食んでいる光景はよく見ますが、畜舎内で穀物の餌料と一緒に干し草をムシャムシャ食べているのを見ても美味そうとは想えませんでした。
 しかし、実際に噛みしめてみると生草よりも何か味わい深く感じるのは僕だけなのでしょうか。例えば大根おろしも瑞々しくて美味しいですが、太陽の恵みを浴びた切り干し大根もお袋の味で大好きです。彼らも干し草を美味しく味わっているのだと改めて想いました。
 夜になるとこの雑草の中で虫達の合唱が始まります。自販機で飲料を買いに出た帰りに暫くブランコに座りゆったりと聴くのも良いものです。

※ 背景に写っているのは夏の花らしいムクゲ(左)と、秋の訪れを告げる一夜花の酔芙蓉(右)です。2年前には歌謡曲タッチの『酔芙蓉』というオリジナル曲も作りました。

鈴虫を飼ってます

2012-09-04 15:04:45 | 千里山花物語り

 昼間はまだ残暑が厳しく感じられますが、さすがに朝夕はめっきり秋の気配が漂うようになりました。夜中に近くの自販機に清涼飲料などを買いに出た時に、いつしか途中の空き地の草むらからコオロギの声がしているのに気付きました。
 先日マンションの近所にある、引き込もりの人達を支援するNPO法人が運営する「サポートスペース赤レンガ」を訪ね、そこに集う顔見知りのスタッフや利用者の人達と話をしていると、何処からか虫の声らしきものが聴こえてきました。
 訝し気に僕が周りを探していると、スタッフのHさんが写真のプラケースを棚から持ち出して見せてくれました。それを覗くと鈴虫が数匹飼われていて、暫くして机上で落ち着くとリーンリーンと再び鳴き出しました。鈴虫とはいえ風情のある夜中の草むらとは違って、部屋の中で鳴いていると少し耳につくものです。日本人以外では秋の虫の音は騒音にしか聞こえないなどと言われますが、現代の日本人でも風流に聴こえるためには部屋の雰囲気が必要なのかも知れません。
 「僕が子供の頃にはコオロギを獲ってくると、よくカボチャを半割にして種部をくり抜き、表に透明のセロファンを張った“家”を作って飼ったんですよ」
 「まるで夢のお菓子の家みたいですね」ここの鈴虫には茄子の餌が2.3切れ入っていました。

※ 検索していたら石川県の山中温泉「こおろぎ楼」若女将のブログを見付けました。