昨日は阪神・淡路大震災から21年目の記念日ということで関連ニュースが多く視られました。その中でもNHKニュースで「事前復興」の大切さについての放送が気になりました。
「事前復興」とは大震災・津波などが発生し大きな被害が出た後で、街を復興するには長い時間を要し住民が離散してしまうことから、災害が起こる事前に災害を想像して復興計画を地域で話し合っておくということです。
阪神・淡路大震災からの復興についても、事前に何らかの話し合いが持たれていた地域では比較的早い街作りが行われたが、そうではないところでは住民が離散していく中で計画がなかなか纏まらず復興が遅れたということです。その影響は後々も大きな差となって現れているようです。
首都直下型地震や南海トラフ地震や大津波が予想されており、僕の故郷である徳島県美波町由岐地区でも住民の話し合いが始まっているそうです。
先日、線路上に土砂崩落の怖れがあった道路の擁壁工事について記事を書きました。坂道・石段の多い吹田市千里山も、大きな地震については飲料貯水など含めていろいろ備えが行われていますが、擁壁工事中の道路などを始めとして大きな被害が想定されます。
千里山まちづくり協議会でも「事前復興」の話について進められても良いのではないかと想いました。