先週に続いてNHK「ブラタモリ」は徳島の鳴門編でした。
渦潮の観覧船で始まった番組は、その厳しい自然とは真逆の穏やかな小鳴門海峡を通って、鳴門が四国へ渡る玄関口だったということを教えてくれました。
日本列島を縦断する中央構造線が四国を貫いている地形を利用して、四国全土に街道が延びており、八十八ヶ所巡礼の出発点(札所)も鳴門の霊山寺という理由ともなっています。
また、旅の始めは身体を慣らすために、平地に札所がたくさん密集しており、次第に厳しい自然の中での旅になっていくということも、人に対する先人の配慮が感じられました。
お遍路さんとのお接待を通じての交流が、多くの技術や文化を伝えて貰えたことで、地域の産業や生活を豊かにしたこともとても感慨深く視させて貰いました。
再放送日はまだ未定ですが、その時はぜひ視て頂けたらと想います。