以前に類書を買い漁っていた頃に一度通読していた作詞本の一つですが、最近何気なく『作詞のコツがわかる スラスラ出てくる作詞法』を読み返していてとても有用な本だったと気付きました。通読していてもその時は何も心に留めて読んでいなかったことになります。こんなことは自分の興味や成熟度などの変化でよくあることですが、やはり何かを切っ掛けに再読してみないと分からないものですからやっかいです‥‥。
基礎編・個性発揮のテクニック・時代性とヒット曲・プロへのアプローチという内容構成ですが、特に冒頭の「作詞の基本」という短い章にはとても大事なことが書かれていました。それは「歌詞はそれだけでは半人前のもので、曲が付き誰かに歌われて初めて完成品になる」ということです。それ単独で世界を表現できる詩や小説・エッセイなど他の文芸作品とは違うところです。言われなくとも当たり前のことかも知れませんが(初読時はそんな感想でした‥‥)、作詞だけをしている人はつい忘れがちなことではないかと想われます。
ピッタリに求める曲と出会い一体化・相乗し合うことにより、それ以上に思想や情感を表現できる歌詞というものに、改めて興味を惹かれ始めている自分を発見しました。
同じ著者の姉妹本に作曲編『作曲のコツがわかる これだけでできる作曲法』もあり、こちらも改めて読み返してみようと想いました。
MS138 作詞のコツがわかる スラスラ出てくる作詞法 高田元紀著 | |
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