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友人の部屋を訪ねる度に、回廊のフェンス越しにプールを見下ろし、このマンションが造られた背景を想います。この建物は大阪万国博覧会の外国パビリオン・スタッフの滞在用として建てられ、イベント終了後は民間に払い下げられました。さすがに老朽化の始まっている部分もあるのでしょうが、現在もその当時のグレード感を漂わせています。
グランドハイツでもう一つ思い起こすのは、昭和の歌姫: 美空ひばりのエピソードです。讀賣テレビの某重役がグランドハイツに部屋を確保し、美空ひばりが公演などで関西方面に来る時には、ゆっくりと寛ろいで貰う“隠れ里”として提供していました。マンションの住民もそんな事情を良く知っていて、できるだけ普段のように接していたとお聞きしています。
美空ひばりもこのプールを見下ろしたり、或いは遠く千里山キリスト教会の尖塔を眺めたりしたのでしょうか。
・プールサイド写真 ・プール清掃(ブログ紹介)
プールは、毎年6月の中旬に住人の方々でお掃除をします。大人用は約20メートルほどあるので、結構およげますし、子供用も膝頭くらいまで水があり、充分遊べます。水が満たされるには約2日ほどかかります。
暑い夏の日に、駅から続くなだらかな坂を歩いて帰ってくると、汗だくになりますが、このプールを見ると、汗が落ち着くのも気分だけではないですね。
私も、若かりし頃は人目を忍んで、夜におよいだ事もありました・・・・なつかしいな~
水道料金もバカになりません。
良いことや楽しいことの裏にはみんなで支えることというのが条件なのは街づくりも同じですネ。