以前ご紹介したTPPを安易に受け入れることについての問題を提示した著者の最新刊は、デフレ脱却にようやく舵を切った経済問題だけでなく、領土・気候・防災など現在の日本が置かれている多様なリスクについて、幅広くまた相互に連関するものとして捉えた労作です。
国際戦略的な意識が薄いとされる戦後日本の、政・官・民すべてにおいて厳しく変動している状況を、世界全体やアジアそして日米・日中の関係を分析し、日本の採るべきリスク対応を内外のデータや文献資料を基に客観的に考察しています。
金融財政はもちろんですがエネルギーや食料問題など多様なリスクが存在し、それぞれが喫緊の課題として選択と判断を迫られていることが良く実感できました。
通産省官僚から京都大学准教授として出向されていましたが、より自由な立場で言論できるためでしょうか評論家という肩書きになっていました。
日本防衛論 角川SSC新書 グローバル・リスクと国民の選択 | |
中野 剛志 | |
角川マガジンズ(角川グループパブリッシング) |
☆ デフレ・スパイラルと長年それを放置してきた日本銀行(BJ : Bank of Japan 公式にはBOJですが)をテーマに制作しました。インフレファイターと言われる日銀ですが、ある時にはデフレンジャー(Deflation+Ranger)という自覚も持って、広く国民のために機能して貰いたいと想います。ぜひ一度ご試聴(フル)下さい!
デフレンジャーBJ | |
コバタイサオ : 歌詞 | |
LIP-FLY |
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