朝のテレビ番組で視聴者からの懐かしい時代の手紙を募集していて、ママレンジという子供用の料理玩具で遊んだ想い出が紹介されていましたが、冒頭に企画に寄せられたくさんの手紙が敷き詰められた場面で、缶蹴りのことが書かれているのが映りました。
缶蹴りでは僕も多くの想い出があります。その頃は近所の年齢も多様な子供達が集まり、簡単な道具を使うくらいの遊びがたくさんありました。缶蹴りの他には、陣取りやかくれんぼ・ダルマさんが転んだなどはメジャーなもので、後は名前も忘れてしまったようなものもたくさん流行りました。
缶蹴りでは小さい時に鬼になってしまい、いつになっても年長の子どもに追いつけず何時までも鬼から抜け出せないという辛い思いも経験しました。現代でも格差の固定化が懸念されていますが、子どもの世界でもまさに抜け出せない辛さは同じものがあるでしょう。また隠れる側になった時になかなか見つからずずっと隠れたままになり、気が付けば皆が帰ってしまっていた時の取り残された寂しさは何とも例えようがありません。忘れられた存在の哀しみといったところでしょうか。
子どもの減った現代ですが僕の住むマンションでも、休日には元気に遊ぶ声がまだ聞こえてきます。出掛ける時に駐車場辺りをふと見ると、馬乗り遊びをしているように見えました。女の子グループの遊びにしては少し珍しいので違うものかも知れませんが、昔遊んだ懐かしい記憶が蘇ってきました。
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