続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

布地、大好き。

2013-11-13 06:58:43 | 日常
 十年ぶりだろうか・・・JR関内駅で待ち合わせた加代子さんは相変わらず目立つほどの美貌。
「変らないね」
「あなたも・・・」
「わたし老眼がひどくてよく見えないんだけどね」
「わたしも目が悪くて、なんか全然見えないの」

 会話だけ聞いていると情けない二人だけど、十年の月日に耐えて何とか無事に再会を果たすことが出来た。


 積もる話は沢山あるけれど、ひとまずバーゲン会場のホールへ向かった。
 すごい人の列!最後尾に並んだけど振り向くとアラーッびっくりって感じ。
「変らないね、やっぱり混んでいるんだ」と十数年ぶりに訪れた会場に懐かしさを抱きながら並んだ。

 わたしたちのお目当ては、何といっても布地。
「えっ、210円/1㍍なの?」
「普通で買えばこの布地なんかは1,500円/1㍍ですから」と、社員さん。

 あれこれ触って、4種類・・・いきなり重いビニール袋。
 加代子さんも(あんなに買っちゃって)というくらいのご購入。帽子だの手袋だのとあちこち見てくたくたになったのに、まだ他の出店のストールに迷ったあげく二枚・・・布地は安価だったけど・・・結局数万のお買い上げ。

 今年はよく布地を買った。ヤフオクで箱一杯(大量)の古布を、二度(一生かかっても使い切れない)。それに横須賀唯一の生地売り場の閉鎖の際にも(当てもないのに・・・買った)そして今回。

 スズメ百まで踊り忘れず・・・って言うけど、わたしの布地好きにも呆れる。
 夜は枕元に置いて眠った昨夜・・・布地は裏切ることのないわたしの相棒。(ずっと、大好きだよ)

『ポラーノの広場』148。

2013-11-13 06:47:15 | 日常
「あれが山猫博士だよ。」
 ファゼーロが向ふの卓にひとり座ってがぶがぶ酒を呑んでゐる黄いろの縞のシャツと赤皮の上着を着た肩はゞのひろい男を指さしました。

☆太陽は平(平等)である、と吐く(言う)詞(ことば)を託す。
 挫ける衆(人々)の曇る気(気持)や考えを釈(事情を説明する)。秘(奥深くて測り知れない)衝(かなめ)は鬼(死者)を祈ることを兼ねた談(はなし)に支えられている。

『城』1443。

2013-11-13 06:35:11 | カフカ覚書
わずかに二階の木造の回廊の隙間のところからだけ灯りが洩れてきて、暗闇のなかをさまようKの視線をちょっぴり引きとめるのだった。そのときKは、これで他人とのあらゆるつながりが断ち切られ、もちろん、自分はこれまでよりも自由な身になり、ふつうなら入れてもらえないこの場所で好きなだけ待っていることができる、

 木造の回廊/Holzgallerie→Holle/地獄、冥土。
 隙間/Spalt・・・不和。

☆冥土の不和から地獄が見え、Kの視線に先祖の光景が迷いこみ、あらゆるつながりが断ちきられ、もちろん自分は自由の身になり禁じられた場所で待つことができる、