「たとえば桜や梅やタンポポを見て『きれいだな、かわいいな』と思うのが、普通の人(植物愛好家)です。けれど葉の下に隠れている花や地面の下まで掘り返そうとするような(好奇心を燃やす人)は、普通でない・・・(探求の人/専門家)人です」と古山さんは言った。
手のひらを返して(あなたは、なるほど普通の人ではない)と返したら、(いえ、いえ)と手のひらを左右に振って笑った。
「高校時代、遡るともっと小さい子供のころから野山を巡って遊んでいました」と言ったことがある。「母はなんでも自由にさせてくれましたから」と。
つまり「植物好きは物心付いたときからであって、幸いそれが許せる職場でもありました」とも補足した。
わたしだって物心付いたときから草の芽吹きや花に酔うほどに心を動かされていた。ただ「あの草の名は?」(わかんない)「あの樹に咲く花は?」(わかんない)分からないことだらけで不足なく年月を経てきた。
植物の名を問い、季節や植生・成り立ちに到るまでの関心を持てなかった。世界は大きく広いのに、その扉を開けてみようともしなかった悔い。
だから、普通の人。(なるほどね)
何時だったか博物館の先生は仰った。「あなた方の年齢なら、お孫さんに教えてあげるつもりで関心を持って頑張ってください」
《普通の人+α》の人を目指していこう!
手のひらを返して(あなたは、なるほど普通の人ではない)と返したら、(いえ、いえ)と手のひらを左右に振って笑った。
「高校時代、遡るともっと小さい子供のころから野山を巡って遊んでいました」と言ったことがある。「母はなんでも自由にさせてくれましたから」と。
つまり「植物好きは物心付いたときからであって、幸いそれが許せる職場でもありました」とも補足した。
わたしだって物心付いたときから草の芽吹きや花に酔うほどに心を動かされていた。ただ「あの草の名は?」(わかんない)「あの樹に咲く花は?」(わかんない)分からないことだらけで不足なく年月を経てきた。
植物の名を問い、季節や植生・成り立ちに到るまでの関心を持てなかった。世界は大きく広いのに、その扉を開けてみようともしなかった悔い。
だから、普通の人。(なるほどね)
何時だったか博物館の先生は仰った。「あなた方の年齢なら、お孫さんに教えてあげるつもりで関心を持って頑張ってください」
《普通の人+α》の人を目指していこう!