続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

転んではいけない!

2019-01-18 07:37:05 | 日常

 サークルのメンバーの転倒…複雑骨折、二度の手術。すでにもう二カ月にわたる入院。
「退院はいつ?」
「退院しなければならないけど、リハビリの施設に行くの。そこも二ヵ月しかいられないらしいけど・・・」
「何言っているの、這ってでも自分の家に帰りなさいよ」

 回復途上である由、でも「怖くてふらふらするのよ」という。

 転倒が引き金で、当たり前の日常から離れてしまう。健脚だった人の今。

 他愛もない話でやり過ごしたけれど、病院を後にしたときには無常感でいっぱい。
《絶対に転んではいけない!》
 膝関節痛を病むわたし、油断は禁物と言い聞かせた昨夕のお見舞い・・・。


🈞マグリット『説明』④

2019-01-18 07:11:53 | 美術ノート

 ガラス瓶と萎れかけた人参、人参とガラス瓶の合体が板状のものの上に置かれている。影を見ると背景の景色とは隔絶された場であることが分かる。
 山々(自然)を背景にしているが、異世界(想像)である。

 空論であり、仮定であるこの景色は、存在の論拠を説明しようとしている。
《存在とは何か》
 地球に於ける生命活動であり、連鎖あるいは循環ではないか・・・と。

 物質としての存在(無機・有機の複合体)であり、世界と呼ぶ認識こそが人間の証明であるという説明である。
 光エネルギーが無機物から有機物を形成し、熱エネルギーに変換された後、発散され無空に消えていく。

 ガラス(無機質)と人参(有機質)の混合・構成が世界を作り上げており、それを認識する術(叡智)を持つものが人間であるという説明である。


(写真は国立新美術館『マグリッㇳ』展/図録より)


『城』3109。

2019-01-18 06:47:17 | カフカ覚書

わたしがいま眠りこむようなことは、絶対にありっこありませんが、万一この絶対にありっこないことが起こって、あなたがここにいらっしゃるあいだにわたしが眠ってしまっても、どうか静かにしていて、ドアをあけたりなどなさらないでください。


☆わたしがいま死ぬようなことは絶対にありえませんが、すべてのうちで信じられないほどのことが起こり、あなたがここで死んでしまっても、お願いですから静かにしていて、企てを作るようなことはしないでください。