山つつじ折とり母の衿そよぐ
一面の山つつじ、道はなだらかに曲がりくねっている。その中を行く母の姿はつつじに埋もれて確かではないが、時折、衿が風にそよいでいるのが感じられる。風光明媚な景にお母さまがおさまる穏やかな一枚の絵である。
山つつじ(山躑躅)はサン・テキ・ドクと読んで、三、適、読。
折とり(折取)はセツ・シュと読んで、説、主。
母の衿そよぐ(母衿戦)はボ・キン・センと読んで、募、訓、閃。
☆三つの適(当てはまる)読みがある。
説(話)の主(中心となる事柄)を募り、訓(字句を解釈する)と、閃(ひらめく)。
山つつじ(山躑躅)はサン・テキ・チョクと読んで、算、的、直。
折とり(折取)はセツ・シュと読んで、設、趣。
母の衿そよぐ(母衿戦)はボ・キン・センと読んで、簿、襟、詮。
☆算(見当をつけ)的(ねらう)と直(ただち)に設(こしらえる)。
趣(志すところ)は簿(ノート)にある襟(心の中)を詮(明らかにすること)である。