白き蛾のゐる一隅へときどきゆく
白きは明らか、蛾は蛾眉(美人)と読んで、(夫は)明らかに美人のいる一隅(Bar)へ、時々通うようである。
白き蛾はシロ・ガと読んで、城、雅。
ゐる一隅(居一隅)はキョ・イツ・グウと読んで、居、逸、寓。
ときどきゆく(時時行)はジ・ジ・コウと読んで、次、自、考。
☆城(他人の立ち入りを許さない自分だけの領分)は、雅(風流)な居(住まい)であり、逸(俗から抜け出している)。
寓(仮住まい)は、次(二番目)として自(思いのままにする)考えである。
白き蛾はハク・ガと読んで、白、瓦。
ゐる一隅(居一隅)はキョ・イツ・グウと読んで、墟、何時、宮。
ときどきゆく(時時行)はジ・ジ・コウと読んで、示、事、公。
☆白(申し上げると)、瓦(バラバラに壊れている)墟(荒れ果てた旧跡)は、何時ごろ宮(神社・天子、皇族の住む場所)であったか。
示(人に知らせるべき)事(事情)を、公(おおやけにしてほしい)。