続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈) 白き蛾のゐる。

2020-12-26 06:40:34 | 飯島晴子

   白き蛾のゐる一隅へときどきゆく

 白きは明らか、蛾は蛾眉(美人)と読んで、(夫は)明らかに美人のいる一隅(Bar)へ、時々通うようである。

 白き蛾はシロ・ガと読んで、城、雅。
 ゐる一隅(居一隅)はキョ・イツ・グウと読んで、居、逸、寓。
 ときどきゆく(時時行)はジ・ジ・コウと読んで、次、自、考。
☆城(他人の立ち入りを許さない自分だけの領分)は、雅(風流)な居(住まい)であり、逸(俗から抜け出している)。
 寓(仮住まい)は、次(二番目)として自(思いのままにする)考えである。

 白き蛾はハク・ガと読んで、白、瓦。
 ゐる一隅(居一隅)はキョ・イツ・グウと読んで、墟、何時、宮。
 ときどきゆく(時時行)はジ・ジ・コウと読んで、示、事、公。
☆白(申し上げると)、瓦(バラバラに壊れている)墟(荒れ果てた旧跡)は、何時ごろ宮(神社・天子、皇族の住む場所)であったか。
 示(人に知らせるべき)事(事情)を、公(おおやけにしてほしい)。


『飯島晴子』(私的解釈) 狂人に。

2020-12-26 06:22:29 | 飯島晴子

   狂人に青柿いくつ落つれば済む

 狂人(わたくし)は、どれだけ青柿(未熟な)失敗を繰り返せばいいのだろう。

 狂人はキョウ・ジンと読んで、胸、訊。
 青柿はショウ・シと読んで、章、私。
 いくつ(幾)はキと読んで、記。
 落つれば済むラク・サイと読んで、落、細。
☆胸(心の中)を訊(問いただす)章である。
 私の記は、落(もの悲しく)細(取るに足らない)。

 狂人はキョウ・ジンと読んで、教、腎。
 青柿はセイ・シと読んで、精、思。
 いくつ(幾)はキと読んで、祈。
 落つれば済むはラク・サイと読んで、絡、済。
☆教(神仏の教え)は腎(重要)である。
 精(心)の思いを祈る絡(すじみち)は、済(救い)である。