続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)山越の。

2020-12-09 07:29:08 | 飯島晴子

   山越の青蔓張る母の胴

 山を越して探した青蔓、その実を取るために蔓を引っぱり胴に巻き付け固定し採取している母の姿。青蔓の実は漢方の木防已であり、リューマチ、神経痛、関節痛に効くとされている。

 山越はサン・エツ戸読んで、算、閲。
 青蔓はショウ・マンと読んで、章、万。
 張るはチョウと読んで、調。
 母の胴はボ・ドウと読んで、簿、導。
☆算(見当をつけて)閲(調べる)章である。
 万(沢山)調べ、簿(ノート)に導く。

 山越はサン・エツと読んで、産、悦。
 青蔓はショウ・マンと読んで、笑、満。
 張るはチョウと読んで、寵。
 母の胴はボ・ドウと読んで、暮、同。
☆産(生まれたこと)を悦(喜ぶ)笑み、満(心がみちたりている)。
 寵(特別に可愛がって)暮らす同(仲間)がいる。


R.M『オルメイヤーの阿房官』

2020-12-09 07:00:57 | 美術ノート

   『オルメイヤーの阿房官』

 ジョセフ・コンラッドの小説『オルメイヤーの阿房官』に基づく『オルメイヤーの阿房官』であり、勇敢さも知恵もない男、夢想家の崇高な見世物であるという話に起因している。

 作品のバックはオレンジのベタであり、これは時代を超越、無期、特定しないという事である。
 一本の樹とも言い難いが、大地に根付くべき根幹は空に浮き、樹木はレンガ(人口)と化している。よく見ると、城・・・城跡、廃墟のようであり、上部は失われ、内部は空洞である。
 かつて、昔々、ここには民衆を支配した君主(王様)が降りました。大地の根(民衆)から吸い上げた富による築城、今は昔の愚かな人類の世界がありました。

 昔々のお話です。

 写真は『マグリット展』図録より

 


『城』3553。

2020-12-09 06:09:57 | カフカ覚書

まるであなたは、フリーダと関係することによってはじめて自分の無価値さを知り、フリーダにふさわしい人間になり、なんとか早く出世しようとして、いろいろ不自由な目に会わせた償いはあとで存分にできるからというので、しばらくはいっしょにいることを断念していらっしゃるみたいですわ。

☆あなたは、フリーダとのつながりを通して自分の無価値(空虚)を見出し、フリーダの望む価値を作り、何とか上昇を望みましたが、いろいろ無価値な償いを妨げられず、さしあたり一緒にいることを放棄したのですね。