狐火や黒き袂の平らなる
闇夜である。狐火(燐火など)が点くと、眼はそのことに集中し、背景の山や麓はすべて平(一様)に黒くベタに見える。目にはそう認識してしまう作用がある。
狐火はコ・カと読んで、顧、過。
黒き袂はコク・ベイと読んで、告、米。
平なるはヘイと読んで、弊。
☆顧(省みる)過(あやまち)を告げると、米(アメリカ)に弊(敗れたこと)である。
狐火はコ・カと読んで、庫、荷。
黒き袂はコク・ベイと読んで、穀、米。
平らなるはヘイと読んで、蔽。
☆庫(物をしまっておく建物)の荷は穀(穀物)であり、米を蔽(見えないようにしている)。