火葬夫に脱帽されて秋の骨
秋の骨・・・『泉の底に一本の匙夏了る』の夏、父への激しい決別を考えると距離があり冷めている。けれど脱帽されたとき、これは厳粛な儀式であり、お骨には尊厳があると・・・。
火葬夫にはカ・ソウ・フと読んで、和、葬、父。
脱帽はダツ・ボウと読んで、奪、貌。
秋の骨はシュウ・コツと読んで、終、骨。
☆和(争いを治めた)葬(葬儀)、父を奪った貌(顔形)も終いには骨になってしまった。
火葬夫はカ・ソウ・フと読んで、果、総、二。
脱帽はダツ・ボウと読んで、脱、謀。
秋の骨はシュウ・コツと読んで、執、骨。
☆果(物事の進んだ後に生じるもの)の二つは普く脱(ある状態から抜け出し自由になる)。
謀(図りごと)の執(こだわり)は骨(何事をも貫き通そうとする意志)である。