明石で所用があり魚の棚の「浪花」で昼食をとった。
お昼時だったせいもあり次々客が入ってきて
人気のほどが偲ばれた。
5人連れですが席あります?と通りがかりの
一人の客が覗き込んで聞いた。OKなら仲間を呼んでくるからと
いい、しばらくしてどやどやと入ってきて奥に消えた。
店の間口は狭い。うなぎの寝床という言葉があるが
奥行きは結構深い。
この店は魚の棚商店街やや東寄りにあり、
本来はお寿司屋さんである。カウンターでは
注文に応じてお皿を並べ、握り終えると皿に
手際よく盛り付け、仲居さんが次々配膳していく。
いつもどおり注文の直後からスケッチを始めた。
画面右手正面がご主人の板前さん、その左がサブである。
お手伝いの女の子が後姿で画面に飛びこんできた。
生簀には関西で言うトレトレの魚が泳いでいた。
アナゴも魚に混じってからだをくねらせて泳いでいた。
サブの板前さんが網を水槽に差し込んだと思ったら
アナゴを苦も無くつかんだ。
あれよあれよという間に急所にお見舞いしたあと
コンという包丁を落とした音がカウンター越しに聞こえた。
商売とはいえ鮮やかな手さばきである。
どこで食べてもアナゴに変わりは無いが明石で
食べるアナゴは格別おいしい。
それぞれの店で焼き方が違うようだ。この店は
こんがり焼かない。味は好き好きだろうから下手な
講釈は無用だが、この店のアナゴは口の中で
とろっと溶け込む感じがするからお気に入りである。
食事が済んだあとマスターを書き込んで仕上げた。
仲居さんがスケッチを覗き込んで、マスターに
似てる似てると一人喜んでいた。(了)
Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3 C0071 1905E
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)
お昼時だったせいもあり次々客が入ってきて
人気のほどが偲ばれた。
5人連れですが席あります?と通りがかりの
一人の客が覗き込んで聞いた。OKなら仲間を呼んでくるからと
いい、しばらくしてどやどやと入ってきて奥に消えた。
店の間口は狭い。うなぎの寝床という言葉があるが
奥行きは結構深い。
この店は魚の棚商店街やや東寄りにあり、
本来はお寿司屋さんである。カウンターでは
注文に応じてお皿を並べ、握り終えると皿に
手際よく盛り付け、仲居さんが次々配膳していく。
いつもどおり注文の直後からスケッチを始めた。
画面右手正面がご主人の板前さん、その左がサブである。
お手伝いの女の子が後姿で画面に飛びこんできた。
生簀には関西で言うトレトレの魚が泳いでいた。
アナゴも魚に混じってからだをくねらせて泳いでいた。
サブの板前さんが網を水槽に差し込んだと思ったら
アナゴを苦も無くつかんだ。
あれよあれよという間に急所にお見舞いしたあと
コンという包丁を落とした音がカウンター越しに聞こえた。
商売とはいえ鮮やかな手さばきである。
どこで食べてもアナゴに変わりは無いが明石で
食べるアナゴは格別おいしい。
それぞれの店で焼き方が違うようだ。この店は
こんがり焼かない。味は好き好きだろうから下手な
講釈は無用だが、この店のアナゴは口の中で
とろっと溶け込む感じがするからお気に入りである。
食事が済んだあとマスターを書き込んで仕上げた。
仲居さんがスケッチを覗き込んで、マスターに
似てる似てると一人喜んでいた。(了)
Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3 C0071 1905E
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)