ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

雨の昼下がり:神戸酒ばやし

2006-09-13 20:01:59 | スケッチ
神戸は朝からしとしとと雨が降っていた。
ふとおいしい日本酒が飲みたくなったのでお馴染みの
神戸酒ばやしへお昼過ぎ出かけた。

たたまたま窓際に予約席を用意してくれたのを幸いに
スケッチした。窓越しに見える雨の庭の風景も結構風情がある。

たまたま前の席には3人の紳士が静かな雰囲気で歓談しなら
食事をしていた。その席の奥にはご夫婦とその娘さんであろうか。
よく見かける家族団らんの風景である。

お目当ての「純米吟醸ひやおろし」をグラスでまず注文する。
グラスになみなみと注いでくれるのを飲むがこれが実にうまい。
そのために酒ばやしにきているようなものである。

昼のメニューは予算に合わせていろいろある。きようは多少
奮発して9月新メニューの@2,600円の「みかげ」を注文した。

突き出しは自家製の湯葉、つぎに岩茸豆腐がでてきた。
小皿にちょこっ、チョコッと小出しに出でてくる。
次に鯛のへぎ造りがでた。
焼き八寸という杉の板にぶりの切り身をはさんで焼いたのが
出て来た。

揚げ物が出て、煮物がでて、栗ご飯に味噌汁がでた。
ゆずのシャーベットで仕上げとなった。

料理長の藤本良一さんが毎月メニユーを変えると
配膳の女性が教えてくれた。

その女性がスケッチにちらちら目を配っているのが気配で
分かった。このスケッチのここにおられるのがあなたです。
仕上げてコピーを郵送します。お名前を教えてくださいと話した。

エッ、これ私ですか?!、本当にいただけるんですか?!、と
こちらがびっくりするような素っ頓狂な声を出したので
はらはらした。

一ヶ月前は酒ばやしの帰りにセミのヌケガラをスケッチした。
酒ばやしのある酒心館の庭にはざくろの実が一杯ぶら下がっていた。

10月4日午後7時から神戸酒心館ホールで桂文珍の落語会があり
いまから楽しみである。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)


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原油63ドル好感、NYダウ101ドル高ー学校で教えてくれない経済学

2006-09-13 14:50:09 | 経済学
NY原油先物相場が7日連続で値下がりし、一時、3月22日来最安値のバレル63.76ドルをつけたことを好感して、9月12日のNYダウは101ドル上昇、11,497ドルで取引を終了した。しかし、「森は抜け出していない」として、投資家は警戒感を失っていないと今朝のWSJ紙は伝えている。

Goldman Sachs商品調査部門の意見として、7月14日につけた史上最高値からの15ドル急落、ここ1ヶ月で9.3%の値下がりは余りにもリスクの取り過ぎである。ここまで下がれば原油・ガソリンの末端での消費を刺激して原油需要はむしろ増えるだろう。2006年10~12月期の平均原油価格をバレル75ドルで据え置くと顧客宛レポートに記しているとWSJ紙は紹介している。

2日続いたOPEC総会最終日、「OPEC加盟国は、需要に合わせた生産に向けて適切な措置をとる」との文言を声明文の中に盛り込んだ。これは名目的な生産枠日量2,800万バレルに直接言及せず、これ以上の値下がりは断固防ぐとのメンバーの決意表明ではないかとの一部石油専門家のコメントをWSJ紙は紹介している。

わずか3年前、原油相場は30ドル台だった。それが40ドルに上がり、50,60、そしてついには78ドル目前まで急上昇した経緯がある。産油国にとって、国民生活レベルの向上、中でも政権安定のためにも虎の子の原油である。高くなりすぎても困るが値下がりが続けばなお困るというのが本音であろう。

非OPEC産油国でサウジアラビアと並んで世界の原油生産トップのロシアは一時破産寸前まで追い込まれていた。それが原油高騰とつれて上昇した天然ガス値上がりで、ロシアの財政状態は様変わりに良くなったようだ。世界金余り現象は、原油高の産物だが、巨額のオイルダラーが米国債券へ還流し、ドル相場安定にも貢献しているとの識者の指摘も多い。

一方、米石油エネルギー省は、9月12日、世界の原油需要は2006年は日量120万バレル、2007年は同170万バレル増加するとの見通しを発表した。それぞれ10万バレル当初の見通しを小幅下方修正したことは世界景気鈍化を予測して若干の手直しをしたのであろう。

原油需要の伸び率の鈍化は、先行き景気鈍化すると信号を送ったととることが出来る。米国景気の鈍化をきっかけに、世界同時不況につながって始めて、原油相場は値下がりするとかねてから指摘されていた。世界同時不景気になれば原油値下がりも手放しで喜べない。

のど元過ぎれば熱さ忘れる。特にその傾向は米国に強い。お金は一番臆病な生き物だ。NYダウは101ドル上げたが投資家は警戒体制を維持しているという。さすがである。(了)

江嵜企画代表・Ken


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