NY原油先物≪WTI≫相場が、9月10日値上がりし、一時、8月1日につけた過去最高値の78.77ドルに接近、結局、先週末比バレル79セント高、77.49ドルで取引を終えた。年初から29%の値上がりである。
9月11日開催されるOPEC総会で、日量50万バレルの増産を決めるとささやかれている。ところが、2月に決めた日量2,588万バレルへの減産取り決めのあと、110万バレル増産し、2,698万バレル生産している。
OPECは、毎々、減産に合意すると言いながら増産する。それは中身をよく確かめないで判を押すRubber stamping (ゴム印を押す)、軽率な行動であるとのアナリストの発言を今朝のWSJ紙は紹介している。
NY原油先物市場は、OPECの増産報道を無視して値上がりした。米エネルギー省が9月12日発表予定の在庫統計で、原油が270万バレル、ガソリンが50万バレル、それぞれ減少するとのエコノミストの予測も値上がりを支えたとWSJ紙は紹介している。
NY金先物市場が、ドル先安を織り込んで8月初めから上昇を続けている。7月半ばにオンス680ドルをつけたあと調整を入れていたが、8月に入り上昇トレンドが続き、9月10日、712ドルで取引を終了した。相場の常で、オンス735ドルの予測も出てきた。
サブプライムローン問題が長期化する。8月の米雇用統計が米国景気の実態悪を裏付けた。9月18日開催予定の米FOMC(連邦公開市場委員会)で、最低0.25%の利下げを決めるとの思惑から、債券相場上昇、10年物国債利回りは4.3%台まで低下した。利下げとなればドル離れが進みドルの先安感が強くなる。
NY外国為替市場では、9月10日、1ドル=113.65円、1ユーロ=1.3797ドルとまちまちの動きで推移した。9月12日のドイツでのバーナンキ講演を見極めようとしているようだとWSJ紙は指摘している。
NY株式市場は、先週末比14ドル上げ、13,127ドルで取引を終了した。ハイテク株指数のナスダック、S&P500種平均いずれも小幅値下がりした。9月18日の米FOMCを見てから動いても遅くはないと株式市場も様子見を決め込んでいるようだ。
先日、儒教はお金が卑しいと教えたと書いた。友人の一人がお金は卑しくない。お金を使う人が卑しいのだとご指摘を受けた。正に至言である。お金に卑しい人が増え残念だ。(了)
江嵜企画代表・Ken
9月11日開催されるOPEC総会で、日量50万バレルの増産を決めるとささやかれている。ところが、2月に決めた日量2,588万バレルへの減産取り決めのあと、110万バレル増産し、2,698万バレル生産している。
OPECは、毎々、減産に合意すると言いながら増産する。それは中身をよく確かめないで判を押すRubber stamping (ゴム印を押す)、軽率な行動であるとのアナリストの発言を今朝のWSJ紙は紹介している。
NY原油先物市場は、OPECの増産報道を無視して値上がりした。米エネルギー省が9月12日発表予定の在庫統計で、原油が270万バレル、ガソリンが50万バレル、それぞれ減少するとのエコノミストの予測も値上がりを支えたとWSJ紙は紹介している。
NY金先物市場が、ドル先安を織り込んで8月初めから上昇を続けている。7月半ばにオンス680ドルをつけたあと調整を入れていたが、8月に入り上昇トレンドが続き、9月10日、712ドルで取引を終了した。相場の常で、オンス735ドルの予測も出てきた。
サブプライムローン問題が長期化する。8月の米雇用統計が米国景気の実態悪を裏付けた。9月18日開催予定の米FOMC(連邦公開市場委員会)で、最低0.25%の利下げを決めるとの思惑から、債券相場上昇、10年物国債利回りは4.3%台まで低下した。利下げとなればドル離れが進みドルの先安感が強くなる。
NY外国為替市場では、9月10日、1ドル=113.65円、1ユーロ=1.3797ドルとまちまちの動きで推移した。9月12日のドイツでのバーナンキ講演を見極めようとしているようだとWSJ紙は指摘している。
NY株式市場は、先週末比14ドル上げ、13,127ドルで取引を終了した。ハイテク株指数のナスダック、S&P500種平均いずれも小幅値下がりした。9月18日の米FOMCを見てから動いても遅くはないと株式市場も様子見を決め込んでいるようだ。
先日、儒教はお金が卑しいと教えたと書いた。友人の一人がお金は卑しくない。お金を使う人が卑しいのだとご指摘を受けた。正に至言である。お金に卑しい人が増え残念だ。(了)
江嵜企画代表・Ken