ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

虎太郎君(こたろう)と鍼灸上達の条件

2008-12-12 12:17:25 | 情報や案内及び雑談
ちょっとしたことで知り合いになった方が、最近ワンちゃんを飼い始めたそうです。
彼は普段の会話からも優しさを感じる人柄で、最近ではいつもワンちゃんの話をする。



先日彼が、
「いやー、とうとう車を買いましてねー」

と言うものですから、何を言うのだろうと聞いていたら、
「うちの虎太郎を病院に連れて行くこともあるので車を買ったんですよ」と言う。
虎太郎とは、ワンちゃんのことである。



なるほど、こんな瞳で見つめられると、車でも家でも買ってしまうかもしれない。

彼はもともと明るい人なのですが、特にワンちゃんを飼ってからは、誰かにワンちゃんのことを話した~い!という顔が見え見えである。

で、先日、
携帯を持ち出して、差し出すものだから、「何だろう?」と覗いたら、例の虎太郎君だった。

「あははは、奥さんの写真でも見せるのかなと思った」
と言うと、

「いや、かわいいでしょう。かわいいでしょう」
とワンちゃんの話が始まった。
写真でみても、なるほどかわいい!
「お、それ、ちょっと送ってよ、私のブログに載せようよ」と言ったら、二つ返事で送ってきた。



見たら笑ってしまいましたねー。
彼の携帯で見たワンちゃんは、映したままの写真だったのに、送られてきた写真には、いっぱい飾り付けがされている。
彼がしたか奥さんがしたかはまだ聞いていませんが、これだけ可愛がられていたらワンちゃんも幸せだと思う。

ちなみに彼は超一流の職人ですが、岡本浩一著『上達の法則』PHP新書刊に照らし合わせると、うなずけるところがあった。
すなわち、○○バカだったのです。

私も鍼灸斯界でいろいろな人を見てきましたが、やっぱり鍼灸の上達する人も鍼灸バカでなければ達人にはなれないようだ。
片手間で職人技をなんて考えていては、片手間の分しか上達できない。
私は一時期、別の勉強をしながら片手間で鍼灸治療をしていたことがあり、その間は鍼灸の上達がなかったことを忘れはしない。

「ワンちゃんのために車を買いましたよ」

実に素晴らしい!
何事にもこれぐらいの情熱を注げる人が一流の職人になれると思う。

愛するもののためなら、なりふりかまわず進む。
そんな精神を、そんな根性を習うべきではないでしょうか。

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ロシアがOPECに加盟?!、NY原油一時47ドル(学校で教えてくれない経済学)

2008-12-12 09:13:34 | 経済学
 今朝のWSJ紙は、ロシアがルーブルの切り下げ幅を1%拡大したと政府関係者との接触で非公式に得た情報として流している。ルーブルはドル55%、ユーロ45%からなるバスケット相場に対して相場を決めているが既にルーブルは15~20%値下がりしている。
 ルーブル急落は原油相場急落と連動している。今朝のロシア国営放送テレビをNHK・BS「おはよう世界」で見ていると、収入を確保しかつ増やすことはロシアの国益であると前置きして、①原油減産、②OPECに加盟する,③新たな輸出機関をつくることも選択肢であるとロシア首相が演説していた。
 NY原油〈WTI〉先物相場は、一時、前日比バレル4.46ドル上昇、47.98ドルで取引された。12月17日開催のOPEC臨時総会で自らも大幅減産を決めるが、非OPEC産油国に減産を呼びかける。ロシアが減産を開催日当日に発表するとWSJ紙が書いていた。
今朝のBBCニュースによれば、英ポンドが対ユーロで急落して、関係者に悲喜こもごもの影響を与えている。英国市民は「英ポンドは対ユーロでパリティまで下がった。」と悲嘆に暮れる一方、輸出業者はホクホクで、中古車輸出が飛ぶように売れていると話していた。
パリティとは1ポンド=1ユーロのことである。英ポンドのさらなる値下がりを見越して、街の業者が交換レートを引き下げたのであろう。フランスからの英国への買い物客がドーバーを越えて増えているそうだ。為替レートが身近な存在であることを生々しく伝えていた。
昨日のWSJ紙でも英ポンド急落を伝えていた。英ポンドはここ18ヶ月で25%値下がりした。これは1970年代以降で最大の下げ幅である。購買力平価による値段に対しても5ないし15%安い。英ポンド=1.74ユーロが公式レートでは1ポンド=1.13ユーロへ下がった。
 何が原因で英ポンドは対ユーロで下げたのか。ヘッジファンドが、英国の借入金がGDPの500%に近づいたことに怖れをなして一斉に国外に退去したからだ。ただ、世界景気に回復の兆しが出たとヘッジファンドが確信すれば、海外から資金が戻ってくる。つれて英ポンドは上がる。英ポンドは世界景気のバロメータかもしれないと解説していた。
 12月11日、NY外国為替市場で、ドルが売られ、1ドル=91.44円で取引された。NYNYダウも前日比196ドル安、8,565ドルまで取引終了まぎに値下がりした。JPモルガンのCEOが「12月に入って収益状況が悪化している」との発言が響いたようだ。
ドルと株が売られた背景には、直近の米新規失業保険申請件数が26年来の高水準まで増加と米下院を通過したGM救済策が上院でいろいろ注文をつけられていることも影響している。一連の悪いニュースを受けて、ドルも米国株も買えないとの空気が強まった。
日本は99%の資源を海外からの輸入に依存している。にもかかわらず、為替レートは海外旅行のとき程度にしか庶民の間では話題にならない。トヨタやホンダやキャノンの業績が急激に悪化し、足元の雇用を揺さぶっているのも為替レートが大きく影響している。
今朝の讀賣新聞に、ヨーカ堂が12日から14日までの3日間、買い物の5~30%をキャッシュバックするキャンペーを始めると出ていた。円高メリット還元の一連の動きである。日本のGDPの55%は個人消費である。個人のふところが緩むようにしない限り景気はよくならない。経済の世界ではお金は血液である。血のめぐりが悪くなると病気になる。(了)

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