ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

音楽のセンスと鍼灸治療のセンス

2008-12-16 13:18:29 | 診断即治療と虹彩学
14日の日曜日に大阪国際交流センターで、「第18回 大阪留学生音楽祭」があり、留学生から案内を貰っていたので観覧に出かけた。

オープニングは迫力ある和太鼓(常勝師弟太鼓「獅子奮迅」)で始まったのですが、正面から見て、左から二番目の奏者に目が留まった。



この奏者の動きが実にいい。
腰が安定しているので動きが非常にスムーズで、太鼓を叩く時には自然に重心のバランスが取れるように片足が上がったりする。リズムがあるので、一本足打法のような時もあれば、軽く踵が上がる時もある。
リズム感があり、全身で楽器を奏でる奏者の多くがそのような演奏をする。
楽器と一体となって曲を奏でることができる奏者の特徴であり、そのような奏者は必ずいい奏者になれる。ピアノでもギターでも、バイオリンでも、フルートでも、トランペットでも、どんな楽器でも全身を使う奏者は優秀な奏者になれる。
体を動かせばいいというものではなく、体の中から滲み出てくる動きは観衆を引き込んでしまう。

この奏者は、滲み出てきた動きで、重心は垂直にバランスを保ち、腰から足先までがスムーズに連動している。
写真は、右足が少し上がったところ。




そして、思いっきり叩く時には、自然に飛び上がって打ち鳴らしていた。
飛び上がってバチを振り下ろすことができるのは、体にメロディーが沁み込んでいなければできない。
太鼓の音は全奏者の音だが、この人の演奏は素晴らしいものだった。



この奏者がソロをするようになったら、ずば抜けた講演をする違いない。
いや、もうすでに活動しているかも知れないが・・・。


鍼灸を施す時も、これと同じことが言える。
だから、一目見ると、その人の鍼灸の腕が大体わかる。

わかりやすく言うと、あまり上手でない術者は、手先や腕だけで鍼を施そうとする。即ち術者の体が硬くなっているので、患者にまで緊張を与えて硬くしてしまい、患者に嫌な感じを与えてしまう。
これは 巨針療法 を教えていると良くわかるのだが、術者の腰や足が安定していなければ、手先にブレが出るので、鍼が「スーッ」と入らない。だから力で押し込もうとするので、余計に患者に無理をかけてしまう。
巨針は、どこを通り、どこに達するかを術者の体全体で把握する必要がある。楽器の奏者の持つ感覚と同じように、メロディーやリズムが体に沁み込んでいなければ、いい治療はできない。
それができない鍼灸師は、その辺りで断念するのだが、所詮はメロディーやリズムのような感覚と、それに合わせた腰の動きが必要なので、それができない鍼灸師は豪鍼で治療をしても同じ結果になる。一定の技術以上は伸びず、口だけが達者になりやすい。
そこに訓練というのがあるのですが、ポイントは「如何にして患者に負担をかけずに効率良く治療を進めるか」を常に考えて毎日の臨床に臨むことです。

屁理屈はいらない。
常に患者さんのことを、病気を治すことを、考えていれば、自然に出来上がってくるものです。
「こうしたら格好悪いにではないか」と考えているようでは、まだまだ路は遠い。なりふり構わず必死になって治療に専念するのが早道と思う。
この太鼓の奏者も、最初は多分格好悪いところもあっただろうが、それを通り越して本物になるのだ。


音楽祭の司会は、メキシコから関西大学へ留学したFernando Salinas(男性)さんと、内モンゴルからデジタルハリウッド大学院へ留学したEerdeng Qiqigeさんでしたが、一生懸命盛り上げようと頑張っている姿やトークが印象的でした。
何でも一生懸命にやってみる。
日本語は少々下手で当然だ。
構う必要はない。
その心が多くの人に歓迎され、多くの人に感動を与えるのだ。




トップバッターは、タイからの留学生で、「ヴァイオリン演奏&歌」
かなり緊張していたようで、全力投球はできていなかったようだ。




続いては韓国からの留学生らによるダンス「Nobody」
グループで歌いながら踊るという最近流行りの舞台だった。




留学生と言っても、彼等の中にはプロで生活をしてきた人もいる。
しかし、高校野球を観戦しているような気分にもなれるので、新鮮な気持ちで舞台を見ることができたのは、何よりも嬉しかった。

もっといろいろあるのですが、また次の機会に書きます。

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米景気不透明感嫌気、NYダウ65ドル安、ドル90円、原油44ドル(学校で教えてくれない経済学)

2008-12-16 09:40:56 | 経済学
 NY原油先物(WTI)相場は、2月17日、アルジエリアでのOPEC臨時総会で日量200万バレルの減産を決めるとの思惑から値を上げ一時バレル50ドルで取引されて始まったが、結局、前日比1.37ドル安の44.51ドルで取引きを終了した。
 世界第2の産油国ロシアの高官が今回、OPEC総会に出席、さらにロシア大統領が先週OPECにロシアが加盟することも選択肢の一つであるとまで発言したが、原油相場反発の援護射撃にならずマーケットは無視した。
 OPEC首脳は、「現在の原油価格では操業を続けられない。最低バレル75ドルが必要だ」と叫んだ。世界の景気後退が深刻で、OPECがいくら減産しょうとも世界の原油需要の落ち込みをカバーできないとマーケットは先行きを厳しく評価しているのであろう。
原油相場は、今年7月まではドルが売られユーロが買われるたびにドル安ユーロ高をテコに値上がりしてきた。この日のNY外国為替市場では、ユーロが、対ドルで1ユーロ=1.37ドル台まで買われたにもかかわらず、原油相場の値下がりを阻止できなかった。
この日のドルの対ユーロでの値下がりは、12月15~16日開催の米FOMC(公開市場委員会)で、短期の政策金利が、現在の年1.0%から少なくとも0.5%引き下げられ0.5%となる。一方、ECBは利下げ見送り観測が流れたことがドル売りを加速したようだ。
12月17日、ドルが対ユーロで下げたことを材料に、NY金先物相場は反発した。トロイオンス839ドルで取り引きされた。金相場がプラチナ相場を始めて抜いたと今朝のブルームバーグニュースが伝えていた。
テレビ東京の朝の番組でもプラチナの値下がりを取り上げていた。銀座のさる宝飾店で、「17万円のプラチナのネッレスが13万へ値下げした。クリスマスプレゼントに買って帰る客が増えている」と店主が話していた。高い品物を奮発してこそ人は心を動かされるものだと思うが、背に腹は代えられない。安くしないと高額商品でも売れなくなって来たようだ。
ただ、プラチナの値下がりは自動車不況が原因である。プラチナの需要の約50%が自動車排ガス用の触媒に使用されるからだ。昨今の自動車不況の影響で需要が急激に落ちている。米自動車ビッグ3救済の中身も見えないままだ。
IMFがこの日、世界不況は2010年まで続くと発表したことも全ての相場の地合いを悪くさせたようだ。NY株式市場では、NYダウは先週末比65ドル下げ、8,564ドルで取引を終了した。この日の悪役は金融株だった。JPモルガン7.5%、バンクオブアメリカ5.5%下げをはじめ金融株が軒並み大幅値下がりしたと今朝のWSJ紙は紹介している。
米国景気も冴えないが英国経済はアメリカ以上に深刻なようだ。昨日のNHK・BS「おはよう世界」が英BBC二ユースで英国が付加価値税を11月に17.5%から15.0%へ引き下げたが、20~30%のバーゲンを歓迎すると消費者の反応は冷ややかだと伝えていた。
欧州の付加価値税率は、デンマーク、スエーデンが25%、フランス19.6%、ドイツ19%と日本の消費税率5%と比べてはるかに高い。ただ、英国の付加価値税に見られるように食料品、水道料金、子供服、住宅は対象外である。
日本は来年の成長率0%と昨日発表した。健康が一番。健康に留意して乗り切りたい。(了)

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