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米中首脳会談、450億ドル(3兆8,000億円)お買いもの成立で幕(学校で教えてくれない経済学)

2011-01-20 09:46:41 | 経済学
NHK/BS「おはよう世界」は世界各国の放送局が伝える米中首脳会談の様子を詳しく報道していた。中国中央テレビは「欧米メディアは今回の中国首脳の訪米を心から歓迎した、相互理解を進め、新しい中米関係構築のために掘り下げた意見交換ができた。大きな意義があった。」とホワイトハウスを背にして語る特派員の映像を映していた。

米CNNは「オバマ大統領は人民元の一層の切り上げを中国に迫った。双方の議論は平行線をたどった」と淡々と会談内容を伝えた。ドイツZDFは「アメリカにとって中国は重要な貿易相手国だということを印象付けた。航空機200機購入含め総額450億ドル(日本円換算3兆8,000億円)の商談を成立させた。」と伝え,英BBCは「アメリカはこれ以上ない華やかな歓迎ぶりで中国首脳を迎えた」と皮肉たっぷりに伝えていたのが印象に残った。

一方、韓国KBSは「米中会談で北朝鮮問題が、韓国が要求していた北からの謝罪など含め合意に至らなかった。ウラン濃縮処理問題、ミサイル防衛問題などアメリカに事前に韓国は要請していたが成果が得られず、韓国は残念の立場である。」と期待通りにならなかった韓国政府の失望を代弁していた。日米関係における懸案事項はどうだったのかと多少気になる。話題にもならなかったかもしれない。情けないことだが、ウイキぺディアに出し抜いてもらわないと分らないだろう。

話は飛ぶ。19日のNY株式市場は「米企業決算がまちまちの結果だった。グーグルが1.35%下落、省エネ関連企業Cree社株が前日比14%も下げた。投資家に見送り気分が台頭、NYダウは前日比12ドル安11,825ドルで終了した。ハイテク株の多いナスダックの下げが目立った。胡主席訪米で人民元高期待からドルが売られた。」と「おはよう世界」が紹介する米ブルームバーグのザラ・バートン記者が伝えていた。

テレビ東京系番組「モーニングサテライト」に出演した大和証券のシュナイダ―・ケイコ氏は「利益確定売りが出てNYダウは下げた。トピックスとしてオーストラリアの洪水被害が予想以上の広がりを見せている。鉄道輸送にも影響が出て来た。鉄鉱石20%高、燃料炭30%高となっている。さらなる値上がりが予想される。」と指摘、年間4.2億トンの鉄を生産する中国(日本は1億トン)は原料の鉄鉱石、原料炭不足分をアメリカから買うことになるだろうと話していた。

「おはよう世界」(経済情報)に出演した米みずほ証券の大宮弘之氏は「12月の米住宅着工件数が52万9千件と前月比減ったこと、米企業業績がさえずNYダウは値下がりした。米中会談で人民元過小評価が論議され当面ドル売りが進むだろう。」と指摘していた。19日のNY外国為替市場では1ドル=81.98~00円,1ユーロ=110.45~53円とユーロが買われた。ユーロは対ドルで一時、1ユーロ=1.35ドル台まで一気に値上がりした。

19日のNY原油相場(WTI)は、バレル0.52ドル下げ90.86ドルで取引された。一方、日本のガソリン相場は7週連続値上がりしたと今朝6時台のNHK/BSニュ-スが伝えていた。現在、原油相場は調整を入れている。しかし、IEAは100ドル原油時代を想定している。日本でもガソリン先高が予測される。(了)

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