ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

万年青エピソード、愛読者のメールが語る祖母様からの申し送り(学校で教えてくれない経済学)

2011-01-14 18:28:39 | 経済学
万年青のスケッチに、愛読者の一人のTさんから「祖母から引越しの際、人より先に万年青を持っていくものと教えられた。自分の引越しの時、万年青を買い求め引越し前に用意した。ただ、素人が鉢を育てていると、年々みすぼらしくなる。地植えしたところ、今は青々と元気になっています。」とのメールを14日朝、早々にいただいた。

フラワーショップ「潤」で買った花を、以前、マンションベランダで育てていた。花が厭がっているのだろう。どうも元気がない。借地だが猫の額のような狭い土地でも、地植えしてやるようになってからは、しっかり根をおろし、シーズンが来れば忘れないで芽を出し、花を付けて『飼い主』を楽しませてくれる。

地植えして3年目を迎えたガ―べラが、神戸では珍しい、ここしばらくの寒さ続きにも関わらず、忘れもせずに花を付けている。スイセンは球根で植えた。一ケ月もすればカワイイ花を咲かせてくれるだろう。

地植えしてもうまくいかない時がある。昨年夏、水やりを怠った自己責任だが、地植えしても枯らした木があった。木を見放したわけではない。3ケ月以上延々と続いた昨年の夏の猛暑には正直堪えた。

先日、愛読者の一人のSさんからいただいたメールで「虫が花を選ぶのではない。花が虫を選ぶ」の言葉は、正に目からウロコだった。花でも木でもと言えば不遜だが、ちゃんと人を見抜いているのではないかと思えるようになった。

日本画の手ほどきを日本画家の森田りえ子先生から受けた。いまは日本画家の猪熊佳子先生のお世話になっている。もちろん指導者の教えあっての事であるが、花の絵を描くとき、花と心が通じた時は、いい絵が描けると思えるから不思議だ。白木蓮の花の時がそうだった。

同窓で愛読者のひとりのAさんは、人間、フローの状態になった時いい仕事が出来るのではないかと常々話している。気心の知れた友達は永遠の宝物であると思う。お互いがフローの状態になるから座も和み、時間の経つのも忘れて楽しいひと時を過ごせるのであろう。

自宅マンションの書斎の窓から、ひと回りもふた回りも大きくなったように見える住吉幼稚園の園児の姿が園内の桜の木越えでよく見える。あと3ケ月足らずで遠目には枯木のように見える桜も満開となるだろう。新しく入ってくる園児たちの元気な声も聞くことが出きると思うだけで元気になる。

16年前の1月17日、朝5時46分、神戸を震度7強の地震が襲った。住吉幼稚園も避難場所に使われた。万年青は縁起物、引越しの時に、人様より早く届けなさいと、お祖母さんが孫に語ったひとことが大人になった孫に生かされた。

災害は忘れたころにやってくるという寺田虎彦の言葉が残っている。被災者は、自らの体験談を、口に出してせめて孫には伝えて欲しい。出来れば書きものに残しておいてもらえたらと震災記念日を迎える度に思う次第である。(了)





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オモト(万年青)(スケッチ&コメント)

2011-01-14 09:42:31 | スケッチ


オモト(万年青)

江嵜企画代表・Ken



フラワーショップ「潤」の仕事始めは1月13日である。どんな花が勢ぞろいしているかとワクワクしながら店に午前10時半過ぎに着いた。

オモト(万年青)の鉢が棚一杯に並んでいた。葉はしっかりついているが実が今ひとつ、一方、実はしっかりついているが葉は今一つ、帯に短したすきに長しで珍しく迷った。葉に班があり実がしっかりついているオモトを選んで、自宅に持ち帰ってスケッチした。

フリー百科事典『ウイキぺディア』によれば、本州南部から中国にかけて暖地に分布すると出ていた。万年青の歴史は、三百数十年とも四百数十年とも言われる。古くは家康が江戸城へ入る時、家臣の中に万年青を献上したものがいたとも伝えている。

明治に入り、栽培の中心は武士階級から富裕層へ移った。明治10年ごろ京都で大ブームが起こり、ひと鉢1000円(現代の1億円)という例があると書いてあった。

鶴は千年,亀は万年と鶴亀が長寿で、縁起のいい動物とするならば、オモトは名前からして万年青だから、縁起のいい園芸植物として根強い人気を今に至るも保っているのであろう。

今年は干支にちなんでうさぎの色紙の絵から始まった。次に南天と来て、正月早々の題材として万年青は外せない。(了)


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