人間に生まれて来たよかったといえる世の中にして欲しい
(学校で教えてくれない経済学)
トランプ遊びに「ダウト(Doubt)」というゲームがある。10月31日付けのWSJ紙は「DoubtCloud Tokyo’s Yen Intervention(東京円売り介入に疑念広がる)」のタイトルで日本の円安誘導は失敗に終わるだろう。日本政府は今回の介入で7兆円(92.31億ドル)を投入したと見られる。8月4日の介入に使った4.5兆円をはるか上回る額だった」などと書いていた。31日、NY外国為替では1ドル=78.15~21円1ユーロ=108.23~34円で取引されたと「ワールドWaveMorning」(経済情報)で紹介していた。
31日のNY株式市場は、米投資銀行、MF Global銀行が破産申請したニュ-スに加えてヨーロッパ債務危機再燃を嫌気して、NYダウは先週末比276ドル、2.26%安,11,955ドルで取引を終了した。米ブルームバーグに出演した投資会社、KotocDavid氏は「本業を離れ、ゴールドマンのマネをして投資銀行を目指した。イタリア、スペインなどの国債などに手を出し、今回の欧州金融危機に巻き込まれ400億ドルの損出を出した。ただ、MFグローバルは規模が小さい。それ自体は大した問題にまで発展しないだろう」と話していた。MFグローバルが氷山の一角だとしたら欧州金融危機問題の根ははるかに深くはびこっているかもしれない。
11月1日付けのCNBC Asia Morning Brief電子版は、ギリシャ、パパンドレウ首相が先のEU連合で決議されたギリシャ支援策について国民投票に訴え信を問うと語ったと伝えられヨーロッパ金融危機の先行きに不透明感がさらに強まり株価を押し下げたと解説していた。金融に限らず世界全体に瞬時に情報が伝わる。グロ―バル(Global),文字通り地球儀的に物事が動いていると言うかむしろ世界に動かされているという視点がないと何事も適切な手を打てまい。
1日の「モーニングサテライト」ではNY株安には、9月のユーロ圏の失業率が0.1ポイント悪化,10.2%となった。スペインは0.4悪化して22.6%,ポルトガルは0.1%悪化して12.5%を記録した。オ―ストリー、オランダの失業率も上昇した。欧州経済のファンダメンタルズの悪化に繋がる怖れがあると解説していた。ギリシャに限らない。欧州各国が緊縮財政に向けて舵を切り替えた。今を我慢して将来に備える流れが失業率の増加に端的に現れ始めたのであろう。OECDが31日発表した欧州の経済見通しも5月時点では11年、12年とも2.0%増だった。それぞれ1.6% 増、0.3% 増へ下方修正された。
一方、ドイツZDFは、社会民主党が今までの政策を180度転換して時間給5ユーロ(1ユーロ=108円換算:540円)の最低賃金設定に賛成に転じたと紹介していた。「過去は労使交渉のみで賃金が決められていた。現状の収入ではとても生活できない。連邦議会で決めなければならない。」などと党主がインタビューに答えていた。日本円に換算してわかったことであるが、日本のそれと比べて意外に安いなと感じた。ただ、3年前ベルギ―へ出かけたときは1ユーロ=170円だった。2年前パリでの森田りえ子展の時は155円だった。当時のレートのままであれば、5ユーロはそれぞれ850円、775円となるからほぼ日本並みである。
その他の「ワールドWaveMorning」では、フランスF2が、パレスチナを195番目のユネスコ加盟国とすることで承認した。驚きだったのは当初棄権だったフランスが賛成した。パレスチナはお祭り騒ぎである。アメリカは反対した。11月分の支払い分6,000万ドル(47億円)支払い停止をアメリカは決めたなどと紹介していた。
世界人口が70億を突破したと世界各局が特集を組んでいた。10月31日生まれの赤ちゃんが大人になった時いい世の中になったと喜べる政治が望まれてならない。(了)
(学校で教えてくれない経済学)
トランプ遊びに「ダウト(Doubt)」というゲームがある。10月31日付けのWSJ紙は「DoubtCloud Tokyo’s Yen Intervention(東京円売り介入に疑念広がる)」のタイトルで日本の円安誘導は失敗に終わるだろう。日本政府は今回の介入で7兆円(92.31億ドル)を投入したと見られる。8月4日の介入に使った4.5兆円をはるか上回る額だった」などと書いていた。31日、NY外国為替では1ドル=78.15~21円1ユーロ=108.23~34円で取引されたと「ワールドWaveMorning」(経済情報)で紹介していた。
31日のNY株式市場は、米投資銀行、MF Global銀行が破産申請したニュ-スに加えてヨーロッパ債務危機再燃を嫌気して、NYダウは先週末比276ドル、2.26%安,11,955ドルで取引を終了した。米ブルームバーグに出演した投資会社、KotocDavid氏は「本業を離れ、ゴールドマンのマネをして投資銀行を目指した。イタリア、スペインなどの国債などに手を出し、今回の欧州金融危機に巻き込まれ400億ドルの損出を出した。ただ、MFグローバルは規模が小さい。それ自体は大した問題にまで発展しないだろう」と話していた。MFグローバルが氷山の一角だとしたら欧州金融危機問題の根ははるかに深くはびこっているかもしれない。
11月1日付けのCNBC Asia Morning Brief電子版は、ギリシャ、パパンドレウ首相が先のEU連合で決議されたギリシャ支援策について国民投票に訴え信を問うと語ったと伝えられヨーロッパ金融危機の先行きに不透明感がさらに強まり株価を押し下げたと解説していた。金融に限らず世界全体に瞬時に情報が伝わる。グロ―バル(Global),文字通り地球儀的に物事が動いていると言うかむしろ世界に動かされているという視点がないと何事も適切な手を打てまい。
1日の「モーニングサテライト」ではNY株安には、9月のユーロ圏の失業率が0.1ポイント悪化,10.2%となった。スペインは0.4悪化して22.6%,ポルトガルは0.1%悪化して12.5%を記録した。オ―ストリー、オランダの失業率も上昇した。欧州経済のファンダメンタルズの悪化に繋がる怖れがあると解説していた。ギリシャに限らない。欧州各国が緊縮財政に向けて舵を切り替えた。今を我慢して将来に備える流れが失業率の増加に端的に現れ始めたのであろう。OECDが31日発表した欧州の経済見通しも5月時点では11年、12年とも2.0%増だった。それぞれ1.6% 増、0.3% 増へ下方修正された。
一方、ドイツZDFは、社会民主党が今までの政策を180度転換して時間給5ユーロ(1ユーロ=108円換算:540円)の最低賃金設定に賛成に転じたと紹介していた。「過去は労使交渉のみで賃金が決められていた。現状の収入ではとても生活できない。連邦議会で決めなければならない。」などと党主がインタビューに答えていた。日本円に換算してわかったことであるが、日本のそれと比べて意外に安いなと感じた。ただ、3年前ベルギ―へ出かけたときは1ユーロ=170円だった。2年前パリでの森田りえ子展の時は155円だった。当時のレートのままであれば、5ユーロはそれぞれ850円、775円となるからほぼ日本並みである。
その他の「ワールドWaveMorning」では、フランスF2が、パレスチナを195番目のユネスコ加盟国とすることで承認した。驚きだったのは当初棄権だったフランスが賛成した。パレスチナはお祭り騒ぎである。アメリカは反対した。11月分の支払い分6,000万ドル(47億円)支払い停止をアメリカは決めたなどと紹介していた。
世界人口が70億を突破したと世界各局が特集を組んでいた。10月31日生まれの赤ちゃんが大人になった時いい世の中になったと喜べる政治が望まれてならない。(了)