ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

言った言わないでもめるなら、はじめからテーブルにつかないことだ(学校で教えてくれない経済学)

2011-11-16 11:29:42 | 経済学
「早起きは三文の得」ということわざが日本にある。西欧ではThe early bird catches the wormという。先日、中・高合同の学年の同窓会があり、同窓の医師のNさんが「右脳と左脳」の話をしてくれた。その中で、朝は右脳から出るアルファ―波の働きが活発で、解決の糸口を決めてくれることが多い。決めごとは朝に済ますよう習慣づけていると話していた。右脳は大局観を決めてくれるとも話していた。混迷な時代だからこそ、これからは益々「右脳」の出番かもしれない。

「ワールドWaveMorning」で一日が始まる。今朝も色々な出来ごとが茶の間に飛び込んで来た。異様な雰囲気の中、北朝鮮ピョンヤンで開かれたワールドカップサッカーアジア予選の様子をロシアRTRが淡々と流していた。「日本にとってこの試合の勝敗はなんの影響も持たない。北朝鮮には重大な意義がある。スタジアムの場所は、1945年日本軍を追いだした場所だ。9万人の大観衆、日本人は150人だった。日の丸の旗を振らないこと。携帯電話、ラ―メン持ち込みを禁止した。」と続き、最後に「日本では100万人がテレビ観戦した。北朝鮮では、スタジアムの中に入れた人だけが観戦出来た。放送は一切なかった」と紹介していたのが特に印象に残った。

ロシアRTRは、ロシア外相がシリア反体制派代表とモスクワで会談、武力による解決をロシアは望まない。シリア人同士の話し合いで解決して欲しいと語ったと紹介していた。カタール、アルジャジ―ラもシリア反体制派との会談でロシア外相はアサド大統領との話し合い解決を求めた。反体制派は「第一にアサド大統領退陣を求める」として譲らなかったと紹介していた。こういう話は多くの日本人にとってはどうでもいい話だろうか。シリアの動向は、中東情勢の今後を占う上で日本人にも大いに参考になると思われる。

15日のNY株式市場は、はじめスペイン国債入札が不調に終わったと伝えられたあと失望感が広がった。欧州株はドイツ、フランスとも大きく値下がりした流れを受け継ぎ、NYダウは100ドル近く売られてはじまった。一方、10月の米小売り高が予想を上回ったことやイタリア新内閣の組閣が進むとの材料が出て、小幅ながら前日比17ドル高12,096ドルで取引を終了した。NY外国為替市場では、ユーロ売りが進み、1ユーロ=104.24円で取引された。対ドルでは小動きの1ドル=77.04~01円で取引された。NY原油{WTI}相場はバレル1.23ドル高、99.37ドル、NY金先物相場は小幅高1,781.70ドルで取引された。

その他の「ワールドWaveMorning」では韓国KBSが「韓米FTAの韓国議会での批准がISG投資家補償制度を巡って難航している。イ・ミョンバク大統領が局面打開のため米側に再交渉求めると発言した。」「党側は韓米首脳会談の中身を公表しろと要求した。」李大統領は「中身は公表できない」と応じた」などと紹介していた。

日本ではTPP問題でオバマ大統領と野田総理の間でのやりとりで、「全ての条項を対象とする」と日本(野田総理)は「言った」とアメリカは言い、日本側は「言わない」と文書でアメリカに抗議した。アメリカは「変更しない」と回答したと新聞紙上では伝えられる。オバマ米大統領は来年の選挙を控えて日本がTPPのテーブルに付くこと自体に意味があり、支持率急低下の手負いの獅子だということを片時も忘れてはなるまい。

40年前の日米繊維交渉では「個別品目」に繊維業界の関心が集中した。アメリカは「包括規制」に固執した。TPPでは日本は「個別業界」の問題に固執している。一端テーブルにつけばアメリカは、当然のこととして、全てを網にかける。今こそ、大局観に立ち、日本の将来を見据えた上で、日本人一人一人にとってTPPに参加することで、何が国益で何が国益でないか、国会で国民につまびらかにして欲しい。(了)

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