来年の干支はおサルさん
江嵜企画代表・Ken
来年の干支はおサルさん。11月最初の日本画教室で、通常の授業と並行して、希望者は、翌年の干支の絵を色紙に描くことが習いとなった。教室は朝10時半に始まり午後1時半に終わる。猪熊佳子先生の絵をお手本に出来るだけ忠実に再現することに集中するが、時間内に出来上がらず、例年通り今年も、お持ち帰りとなり、自宅で仕上げた。干支の色紙を毎年楽しみにされている方がおられ、今回の色紙も嫁入り先は既に決まっている。
ヤフーのブログによれば、「漢書」では「申堅」。草木が伸びたり、果実が成熟して堅くなっていく状態を表す。これを「サル」としたのは、無学の庶民に十二支を浸透するため、動物の名前をあてはめたとある。
「故事ことわざ辞典」{新文学書房刊}でおサルさんにちなんだ2~3ことわざを拾った。
「猿の尻笑い」;猿が自分の尻の赤いのに気付かず、他を笑うこと。自分の欠点には気づかず、他人の欠点をあざ笑うことをいう。
「猿も木から落ちる」:得意の技で、かえって失敗することがある意。
「猿を柙中に置けば豚と同じ」:猿も狭い檻の中に入れておけば、敏捷さがなくなり、鈍重な豚と同じになる意。有能者もその手腕を発揮できる地位に居なければ次第に無能者と変わりなくなる。
来年のことを言えば鬼が笑うというが、干支の絵を描きながら、今年もいろいろ考えることの多い年の暮れを迎えそうだ。(了)