ドル高進み1ドル=123.59円(学校で教えてくれない経済学)
「米FRBが、10月27,28日開催のFOMCの会合で、12月の会合が、金利引き上げの時期として『十分ありうる』と予想していたことが18日公開したFOMC議事録で明らかになった」と、19日付のWSJ紙電子版で、JonHilsenrath記者が書いた。18日、NY株式市場では「10月の米FOMC議事録で12月に利上げをはじめても米経済は乗り切れる力があることを政策当局が考えていることが示唆された。さらに議事録では利上げペースは漸進的なものになることも強調された」として、S&P500種指数は1.6%高、2,083ポイント、NYダウは1.4%,247ドル高、17,737ドルで取引を終えたと19日付ブルームバーグは伝えた。10月の米新規住宅着工件数は予想を下回った。一方、住宅許可件数は2007年来の高いレベルへ上昇した。米国経済データがまちまちの中、米金融政策者によって12月利上げが明確に示されたことで、あたかもつきものが取れたかのうように市場はリスクオンの姿勢に転換した。NY外為市場では、米利上げ期待で、ドルが対円で3ケ月振りの高値、1ドル=123.59~63円、1ユーロ=131.73~76円で取引された。ドルは対ユーロでも上昇、一時、1ユーロ=1.0617ドルで取引された。NY原油(WTI)先物相場はバレル40.75ドル、NY金はオンス1,068.80ドルと小幅に上げた。
19日付ブルームバーグ電子版パリ発でBlaiseRobinson記者は「フランス政府は先週のパリ同時多発テロの報復として過激派組織ISへの攻撃を国内外で強化した」と書き「容疑者5人が立てこもるサンドニのアパートを、警察と軍が包囲、テロ首謀者とみられるアブデルハミド・アバウド容疑者を標的とする作戦を18日早朝に決行。7人を拘束、過激派2人が死亡した。一方、イスラム国のシリア拠点への空爆を強化するため空母シャルルドゴールを地中海東部へ派遣した。オランド仏大統領は『全世界への脅威である軍団を壊滅させなければならない」と演説した。オランド大統領は米国とロシアに相違を乗り越えて協力するよう呼びかけた。シリアへの対応で意見の分かれていたフランスとロシアも、イスラム国に対して共同戦線を張る方向へ舵を切った。』と書いた。
19日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でロシア国営テレビは「ロシア空軍機スホーク34爆撃機がIS拠点、砂漠を進む500台のタンクローリーを爆撃、破壊した。ISの資金源を断ち切るためだ。外交面でもロシア政府はフランス政府ともコンタクトを取っている。ロシアは国連憲章51条により自国を防衛するための行動は認められている。一方、マニラで始まったAPECでの会合でメドベージエフロシア首相は『今世界に求められているのは団結だ。連携のとれた一致が必要だ』と演説した。APECではMr.Putin,Mr.Putinの言葉が飛び交っている。米オバマ大統領のロシアに対するトーンが変わった。メドベージェフ首相はマニラの公園にクマの置物を届けた。」と伝えていた。英BBCは「カメロン首相はイラクに加えてシリア空爆を検討しているがロシアの拒否権が障害だと議会で答弁した」と伝えた。フランスF2は「シリアのIS拠点に5,000発の爆弾を投下した。18日未明のIS過激派襲撃の際、彼らのパリのアジトでドゴール空港爆破計画が判明した」と伝えた。(了)
「米FRBが、10月27,28日開催のFOMCの会合で、12月の会合が、金利引き上げの時期として『十分ありうる』と予想していたことが18日公開したFOMC議事録で明らかになった」と、19日付のWSJ紙電子版で、JonHilsenrath記者が書いた。18日、NY株式市場では「10月の米FOMC議事録で12月に利上げをはじめても米経済は乗り切れる力があることを政策当局が考えていることが示唆された。さらに議事録では利上げペースは漸進的なものになることも強調された」として、S&P500種指数は1.6%高、2,083ポイント、NYダウは1.4%,247ドル高、17,737ドルで取引を終えたと19日付ブルームバーグは伝えた。10月の米新規住宅着工件数は予想を下回った。一方、住宅許可件数は2007年来の高いレベルへ上昇した。米国経済データがまちまちの中、米金融政策者によって12月利上げが明確に示されたことで、あたかもつきものが取れたかのうように市場はリスクオンの姿勢に転換した。NY外為市場では、米利上げ期待で、ドルが対円で3ケ月振りの高値、1ドル=123.59~63円、1ユーロ=131.73~76円で取引された。ドルは対ユーロでも上昇、一時、1ユーロ=1.0617ドルで取引された。NY原油(WTI)先物相場はバレル40.75ドル、NY金はオンス1,068.80ドルと小幅に上げた。
19日付ブルームバーグ電子版パリ発でBlaiseRobinson記者は「フランス政府は先週のパリ同時多発テロの報復として過激派組織ISへの攻撃を国内外で強化した」と書き「容疑者5人が立てこもるサンドニのアパートを、警察と軍が包囲、テロ首謀者とみられるアブデルハミド・アバウド容疑者を標的とする作戦を18日早朝に決行。7人を拘束、過激派2人が死亡した。一方、イスラム国のシリア拠点への空爆を強化するため空母シャルルドゴールを地中海東部へ派遣した。オランド仏大統領は『全世界への脅威である軍団を壊滅させなければならない」と演説した。オランド大統領は米国とロシアに相違を乗り越えて協力するよう呼びかけた。シリアへの対応で意見の分かれていたフランスとロシアも、イスラム国に対して共同戦線を張る方向へ舵を切った。』と書いた。
19日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でロシア国営テレビは「ロシア空軍機スホーク34爆撃機がIS拠点、砂漠を進む500台のタンクローリーを爆撃、破壊した。ISの資金源を断ち切るためだ。外交面でもロシア政府はフランス政府ともコンタクトを取っている。ロシアは国連憲章51条により自国を防衛するための行動は認められている。一方、マニラで始まったAPECでの会合でメドベージエフロシア首相は『今世界に求められているのは団結だ。連携のとれた一致が必要だ』と演説した。APECではMr.Putin,Mr.Putinの言葉が飛び交っている。米オバマ大統領のロシアに対するトーンが変わった。メドベージェフ首相はマニラの公園にクマの置物を届けた。」と伝えていた。英BBCは「カメロン首相はイラクに加えてシリア空爆を検討しているがロシアの拒否権が障害だと議会で答弁した」と伝えた。フランスF2は「シリアのIS拠点に5,000発の爆弾を投下した。18日未明のIS過激派襲撃の際、彼らのパリのアジトでドゴール空港爆破計画が判明した」と伝えた。(了)