ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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会議は踊る、集まれど結論は出ず、一方、米連銀総裁相次ぐ利上げ支持発言でNYダウ254ドル安、

2015-11-13 13:03:14 | 経済学
NY原油バレル40ドル割れ目前(学校で教えてくれない経済学)


NY原油(WTI)先物相場が12日前日比1.8%下げバレル41.75ドルで取引を終えた。NY金相場は前日比0.4%安オンス1,081ドルで取引を終えた。ロンドンLME銅相場が6年半ぶりの安値を更新した。NY市場でプラチナは7年振りの安値を記録した。アルミ、スズ、鉛、亜鉛、ニッケルもそろって値下がりした。いずれもドル建て取引のためドル先高と見ると下値圧力がかかる。12月米利上げを支持する相次ぐ米連銀総裁発言と中国経済減速懸念から世界的な需要減が強く意識されたことが特にこの日の商品相場下落に影響した。コンフエレンス・インベストメント・マネジメント、ビル・オブㇾティ氏は「原油在庫は腐るほどある。この時期は製油所の稼働率が上がる。稼働率は上がっているが供給増がそれを圧倒しているからだ」と話したと13日付、ブルームバーグ電子版でMarkShenk記者は書いた。

米連銀総裁による利上げ発言が12日相次いだと13日付ブルームバーグ電子版が伝えた。ダドリーNY連銀総裁は「労働市場でのたるみは残っているが米FRBは12月15,16開催の米FOMCで利上げが必要になるかもしれない。ただ、労働市場のタイトが賃金の伸びにつながっていない。インフレ目標の2%には引き続き下方圧力がかかっているため12月で利上げした後は時間をかけた緩やかなものなるだろう」と語った。エバンス、シカゴ連銀総裁は「米FRBは利上げペースが漸進的になることを明確にすべきだ」と語った。一方、ブラード、セントルイス連銀総裁は「もはやゼロ金利は不要だ。原油下落要素を除く『刈込インフレ率』は1.7%でインフレ目標2%に近づいた。」と語った。連銀総裁の間で見方に微妙な差がみられる。一連の連銀総裁発言を受けて、12日のNY為替市場では一方的なドル買いの流れが弱まり、1ドル=122.65円、1ユーロ=132.57円で取引された。NY株式市場では、12月利上げ支持の高まりと中国経済懸念、原油相場の値下がりを材料に売られ、NYダウは前日比1.4%254ドル安、17,448ドルで取引を終えた。

一方、13日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「難民問題対応の仕方でEU内部で不一致が目立つ」と伝えたあと「インド、モデイ首相が3日滞在の英国訪問がはじまった。英国は精一杯の努力をしてモディ首相を歓迎、カメロン首相はインドへの投資拡大、貿易拡大に応じた。しかし、首脳の記者会見の外でのモディ首相への反対デモの参加者の一人は「モディ首相は民主主義のカーテンに隠れた独裁者だ」と叫ぶ様子を映していた。フランスF2は地球温暖化対策国際会議COP21を控えて米ケリー国務長官が『決議内容は法的拘束力がない』との発言にフランス、オランド大統領は猛烈に反発した。オランド大統領は10日前北京を訪問、習主席とCO2排出削減で合意を取り付けたばかりである。」と伝えた。ドイツZDFは「スエーデンがドイツとの国境検問強化を12日開始した。年19万人難民を受け入れに国民の反発は日増しに高まりでロフベン首相が決断した。一方、スエーデンで足止めされた難民は当然ドイツに逆流する。一方、マルタでのEUとアフリカ首脳との会合でEUはアフリカに20億ユーロ(約2,600億円)援助を約束した。」と伝えた。会議は踊る。第一次大戦前夜を髣髴させる様相を呈し始めたようだ。日本一人傍観できまい。(了)


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