ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

イエレンFRB議長の米経済堅調発言好感、NYダウ80ドル高、過去最高値更新、一方、米アラバマ州上院補欠選挙で共和党議席失いトランプ政権に警戒感台頭(学校で教えてくれない経済学)

2017-12-14 10:21:03 | 経済学
FRBは13日会合で予想通り政策金利を0.25%引き上げ年1.25%~1.5%と決めた。利上げ賛成7、反対2と分かれた。イエレンFRB議長はFOMC会合後の記者会見で「米GDPは、1~3月は低下したが、4~6,7~9と持ち直し、賃金も緩やかながら伸びている。雇用市場は安定している。」と語り、2018年のGDP成長率を年2.5%へ上方修正、来年の米失業率を4.1%から3.9%へ引き下げた。イエレン議長は質疑応答の中で「米税制改革は米国経済と賃金上昇を支援する」と語った。来年の利上げ回数は今年同様大方の予測通り年3回とした。ただインフレ目標は2%に据え置いた。FRB議長として最後となる記者会見は、日本時間14日午前5時半すぎまで行われ、日経CNBCはライブで放映した。イエレン氏の慎重に言葉選びしながらの落ち付いた受け答えが特に印象に残った。

13日のNY株式市場はFRBの堅調維持との米景気判断を歓迎、NYダウは80ドル高、24,585ドルと過去最高値を4営業日連続で更新した。一方、米債券が上昇、利回りが低下、ドルが売られ、1ドル=112.63円、1ユーロ=133.21円で取引された。ドル売りの背景のひとつには13日行われた米アラバマ州上院補欠選挙で共和党議員が落選、米上院で共和51、民主49となり、今後の立法化、トランプ政権運営が一段とむつかしくなるとの見方が新たなリスク要因として挙げられた。NY原油(WTI)は米原油生産増加見通しを材料にバレル56.60ドルへ反落した。NY金は利回り低下を受けてオンス1,245.40ドルへ小幅反発した。

14日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で米ABCは「米アラバマ州上院補欠選挙の投開票の結果民主党ジョーンズ候補が共和党ムーア候補を49.90対48.40僅差ながら破った。出口調査によれば共和党の女性投票者の58%が民主党のジョーンズ候補に投票した。ムーア候補の圧勝がわずか1ケ月半前に伝えられていた。ムーア氏の相次ぐセクハラ疑惑報道で形勢が逆転した。トランプ大統領は周囲の反対を押し切ってムーア候補を擁護した。アラバマ州では昨年の米大統領選挙でトランプ氏が62%の支持を得て圧勝した。アラバマ州は歴史的に共和党の牙城だった。政治団体「ポリティコ」は13日「アラバマに世界変動が起こった」と分析した。今後の米政権に痛手となる。」と伝えた。

14日朝放送の韓国KBSは「ティラーソン米国務長官は12日、ワシントンで演説し「前提条件なしで北朝鮮と対話の用意がある」と発言した。ホワイトハウス報道官は米政権の政策に変更はないと語った。様々な反響が出ている。ティラーソン氏は「朝鮮半島有事の対応で中国政府と議論している」と語った。」と伝えた。韓国KBSは「文韓国大統領は南京事件80周年式典で「韓国は中国と同じ苦痛を味わった」と語った。中国国民との同質感を表すためとみられる」と伝えた。一方、習近平国家主席は南京事件80周年の「南京虐殺記念館」での式典に出席したが演説は行わなかった。中国の対日政策に変化の兆しとして様々な憶測が出ている。文大統領は14日、習主席との会談を予定している。中国は韓国のサード配備に軟化姿勢を見せていない。冷え込んだ中国との関係改善が進展するか注目される。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする