ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

七星論でスタイルアップ鍼灸術 (12月24日の臨床実践塾)

2017-12-04 16:41:21 | 診断即治療と虹彩学
今までの「診断即治療」の記事内容は、今後 FC2ブログ にも転載しています。


矢状縫合はジグザグに移動させるとわかりやすい



学校で経絡経穴や東洋医学概論を必死になって勉強したものの、国家試験合格のための勉強となってしまい三年間(あるいは四年間)の苦労が臨床に生かせていない事に歯痒さを感じている人に。

国家試験に無事合格し臨床に出たものの自分の治療技術に今一つ自信の持てない人に。

美容鍼灸をやってみませんか?

鍼灸はそもそも治療技術なのだから治療家を目指せば結果として美容効果も出せる鍼灸師になれるはずで、最初から美容「だけ」を目指すのは治療家ではないと思いますが、そんなストイックな方もお見掛け致します。

美容というのは若くて綺麗な女性のやるもので自分がやっても・・・、と最初から避けている方もいらっしゃるかもしれません。
でも、目指す目標が高すぎて途中で心が折れてしまうより、やらないよりやってみる方が絶対なにか得られるものがあるはずです。

患者さんに尋ねないと効果の有無がわからない、自分の治療効果がよい方に出ているのかどうかすぐにその場でわからない、そういった場面で困ったことはありませんか。
ですが美容鍼灸では効果の有無が一目瞭然です。

目の前でどんどん患者さんのお顔が変化していきます。

自分の施術で何が起こったかはっきりとその場で表れます。

身体全体の変化を観察するのは慣れるまでは難しくてもお顔というスペースに限定すれば様々なことが見えてきます。
変化が見えれば鍼を使う場所の選定や鍼の使い方を工夫することが出来ます。

自分に自信のない方は、諦めてしまう前に少ない鍼数でも面白いように変化する七星論を用いた美容鍼灸をやってみてほしいと思います。
「ああ、鍼ってすごい効果があるなあ」「この技術を役に立てる事ができるんだ」と実感できることでしょう。


そして、バリバリの「美容鍼灸講師」の先生からの概要書には、以下のような具体的なことも書かれています。
上の写真を参考にしながらお読みください

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顖会から前頂への刺鍼を顖前、百会から忘老への刺鍼を百防と呼びます。
所謂、顖会と百会になりますが、取穴・刺し方にコツがあります。
七星論では督脈の流注を上から下へ注ぐと考えます。

※流注に沿った刺鍼は補法になるとされていますが、督脈上に皮内鍼や美容鍼用の短鍼で構わないので上に向けて刺した場合と下に向けて刺した場合の徒手筋力検査をすると上から下に刺した方が筋出力は安定するという実験は再現性が高いものなのでぜひご確認下さい。

顖前も百防も前から後ろに向けて横刺。
取穴法通りではなく頭蓋骨の縫合を触って凹んでいる場所を丁寧に探してください。
指先を正中線上でジグザグに移動させるとわかりやすいです。
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堀江珠喜さん大いに語る:「童話に学ぶ?アンチエイジング」(スケッチ&コメント)

2017-12-04 01:40:21 | スケッチ


堀江珠喜さん大いに語る

江嵜企画代表・Ken



堀江珠喜先生から12月1日(土)午後2時から難波の大阪府立大学分室で「童話に学ぶ?アンチエイジング」の話をする、時間があればいかがですか、と夏過ぎからご案内を受けていた。「童話に学ぶ?」という言葉にひかれ、楽しみに出かけた。

ご婦人がほとんどだったが30数人の堀江珠喜ファンが会場に集まっていた。会場の様子をいつものようにスケッチした。堀江さんは当欄でもしばしば登場しているが、比較英文学の専門家で現役の大阪府立大学教授である。堀江さんはアンチエイジングと言えば今はやりだが、せいぜいここ10年,20年ほど前からで、それ以前には聞かれなかったと話した。

堀江さんがこの日配布した1枚目のレジメに、ご自身生後5ケ月の赤ん坊を抱く当時63歳の母方の祖母、もう1枚は、小学校6年のときに当時39歳の母親と並ぶ写真をつけた。3枚目の写真は、漫画「意地悪ばあさん」の表紙絵を載せた。

堀江さんの祖母さんも母親も84歳でなくなったが、しわもしみもなかった。堀江さんは、「意地悪ばあさん」の漫画は「サザエさん」より好きで、特に毒舌に共鳴したと話した。3人ともアンチエイジングとう言葉に無縁であるという点で共通していたように思うと話を進めた。

本日の副題に堀江さんは、老いてなお、「女」は「美」、男は「力」を求めると付けた。女性は年をとっても美しいことにこだわる。一方、男性は力。権力とか財力にこだわると話した。3枚目のレジメに、女性は肌のしわとシミが気になる。「シルクお休みマスク」と「喉ガードテープ」のある化粧品メ―カー広告コピーを載せた。喉の乾燥が肌のうるおいをなくす。それを防ぐ効果があると宣伝していると紹介した。

レジメ2枚目に堀江さんは「The Aphorisms by Oacar Wild(オスカーワイルドの警句)」を紹介した。オスカーワイルドは若さにこだわった。誕生年を2歳若くごまかした。2人の子供を残したがバイセクシュアルだった。

オスカーワイルドの6つの警句。①若さを取り戻すためには、あほなことをやり続けること。②若者は貞節でありたいと望むが貞節でない。年寄りは貞節でない(意訳すれば浮気を望む)が体力的にその能力がないから出来ない。③老年の悲劇は身体が若くないことだ。④あらゆる躊躇のきっかけは、若者は気持ちから生まれるが、年寄りは身体の衰えから来る。⑤若さは芸(Art)である。⑥神々に愛されるものは若いと書き残した。

童話から見えるアンチエイジングについて堀江さんは話を進めた。①浦島太郎。海の時間と陸の時間が違った。あほなことを繰り返しなさいといったオスか―ワイルドの見本のような話だ。②眠れる森の美女。眠り続けることはほぼ死と同じだ。健康美とはいえない。一昔前ツイギーがはやった。③白雪姫。リンゴは医者いらずということわざがある。色が白いということが美人の伝統となった。鏡がお友たちだった。

最後に④シンデレラ。燃えカスの傍で暮らした。シンデレラとは灰かぶり娘の意味である。シスター2人のうちの1人は暖炉の傍で焼け死んだ。彼女たちは身体を動かすことなく日々過ごしていた。シデレラは動き回っていた。その為スリムでスタイルもよくなった。

当時から歯のきれいな人は美人の条件だった。シンデレラはお菓子など甘いものは食べられなかったから綺麗な歯をしていたに違いない。そのため王子様に見初められた。こまめに動いていたシンデレラには足のむくみも起こらない。シンデレラの姉は身体を動かさないからエコノミー症候群になる。足のむくみで靴に足が収まらなかったのではないかと堀江先生は大胆推測した。

オスカーワイルドの言うように年齢を重ねれば身体の老いは避けて通れない。身体をこまめに動かし、健康な生活を送っておればアンチエイジングは要らない。祖母も母親も取り立ててアンチエイジング試みていた気配はなかった。背筋をしゃんと伸ばし、凛とした生活を日々送っていたように思うと結んだ。

男も女も変わらない。老いは避けて通れない。若さを保つには奇策はないということを改めて教えられ、爽快な気持ちで会場を後にした。(了)

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