先日の臨床実践塾 第二部 脊柱鍼の刺鍼方法と刺鍼部位

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脊柱鍼の刺鍼方法と刺鍼部位

脊柱鍼を考え始めてからそろそろ3か月になると思いますが、日を増すごとに技術が熟成されてきて、先日の実践塾の時はほんとに「塾した」という感じでした。
ですから、参加者の皆さんも、多分面白く受講できたのではないかと思います。

テクニックを説明すると、そんなに難しいことはないのですが、指の使い方や鍼を刺入する角度、押す強さや刺す深さ等はありますので、ちゃんと説明を聞く必要はあります。。

今回は、参加者の皆さんに、時間をかけて実技をしてもらう予定でしたので、実技を練習するときの時間をできるだけ取りました。
そこに時間をかけ過ぎたために、後半で解説する予定だった食養生の話は、サーッと流す程度になってしまいました。（^_^;）

参加者の皆さんが興味を持ったのは多分、座位で歪んだ仙骨を、「頭部に1本鍼を刺すだけで治す方法」だったのではないでしょうか。
それ以外にも、脊柱鍼をしても仙骨が伸びる姿を見てもらったので、そこら辺は「納得」したと思います。

それで、仙骨を整えるとどうなるかと言うことですが、当院に来られている脳梗塞後遺症の方の例で説明しますと、この方は
「左の鼠径部が痛いので、足が挙がり難いし歩き難い」と言っておりましが、仙骨を整えてあげて、歩いてもらったら、
「歩きやすい。歩きやすいです。足が挙がります」と言っておりました。

その他にも、脊柱鍼をすると、腰痛や膝痛などの症状が、ほんとに短時間で解消されてしまいます。
もちろん、脊柱鍼だけで終わると、再発しやすいと考えていますので、経絡を整え、他の症状があれば、他の症状も整えています。

そして、皆さんが驚かれたのは、多分、「仙骨の歪みの法則性」ではなかったかと思います。
それは、私も脊柱鍼を考えて、臨床をしながら気付いたのですが、全く想像もしてないことがわかったのです。
ですから、おそらく、その法則性を発表したのは私が始めてだと思います。
ネットで検索しても、論文を探しても、見つからないからです。

ただ、「惜しい！」と思ったことが一つありました。
それは、10月は「中医学会での東京講演」がありましたので、
「実践塾はお休みにするかも知れない」と言い、ビデオ会社にも撮影の予約を入れてなかったのです。
ですから、ビデオ撮影は当院の元スタッフにやってもらいました。

スタッフの腕もいいのですが、なんにしてもカメラが違う。
プロが持つカメラで撮影したら、細かい所まで鮮明に映るのですが、当院のビデオカメラでは、プロ仕様のような鮮明さはありません。
それだけは、ちょっと悔いを残しました。

でも、まー、これまでは全て、このカメラで撮影したビデオでしたので、そんなに悪いこともないはずです。
この1年間、いい画像を見続けてきたので、
「果たしてどうかな？」と思っていたのです。

しかし、先ほどビデオを見ましたら、少しだけ画像が荒く感じる程度で、問題はないようでした。

メルケル独首相、年末の党首選に不出馬表明、一方、ブラジル大統領再選挙で極右のボルソナロ氏勝利、NYダウ米中貿易戦争懸念で245ドル安(学校で教えてくれない経済学）

「メルケル独首相は年末のCDU(キリスト教民主同盟)党首選挙に立候補しない。首相の座には留まる」と29日、ヘッセン州選挙後発表した。今回の選挙でCDUは州議会議席を38.3% から27%へ、連邦議会での連立パートナーSPDは30.7%から19.8％へ大きく議席を減らした。党内からは大敗北はCDUとの連立のせいだとして連立からの離脱の声が高まっている。一方、緑の党は11.1%から19.7％、AfD（ドイツのための選択肢）は4.1%から13.2％へ大躍進した。メルケル氏は先に行われたバイエルン州議会選挙に次ぐ敗北の責任をとった。」と29日付、NYタイムズ、WSJ,ブルームバーグ電子版は伝えた。メルケル党首辞任表明を受けてユーロは欧州不安から1ユーロ＝1.1378ドルへ小幅続落した。ドイツ政局の不安定化からユーロ安はさらに進むと見られている。ただ、29日のドイツDAX株価指数は中国が自動車輸入関税引き下げ発表後反発した。

30日朝放送のドイツZDFは「メルケル首相は29日、自らの意思でCDU党首を辞任すると述べた。メルケル氏は首相としてとどまると述べたが、次の連邦議会選まで彼女が留まれると誰も信じる者はいないだろう。メルケル氏は2000年にCDU党首に就任した。数々のライバルを倒し、国際的にも影響力を発揮してきた。2017年の連邦議会選挙で難民問題での対応でつまづき、国民の支持を失った。今回の党首辞任声明はメルケル時代の終わりを鮮明にさせた。ドイツ政界で新たな権力闘争が始まると解説した。

一方、30日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBC,フランスF2,ドイツZDFは「28日行われたブラジル大統領再選挙で55％の票を確保した元軍人で極右のボルソナロ氏が犯罪と汚職撲滅を訴え対抗馬を破った。ボルソナロ氏は2019年1月1日にブラジル大統領に就任する。ブラジル株価指数、ブラジルレアルは上昇した。」と伝えた。

30日朝放送のシンガポールCNA、香港TVB,豪ABCは「乗員乗客189人を乗せたインドネシア、ライアンエア航空LCC、JT610便が29日離陸後十数分で海上に墜落した。同社は以前から複数の事故を起こしていた。遺体の収容が始まっている。」と伝えた。シンガポールCNAは「日本訪問中のインドモディ首相はムンバイ、アムダバード新幹線建設で合意した。安倍首相は先に訪問した中国とも一帯一路構想で第三国でのインフラ建設などでの協力を約束している。」と伝えた。30日朝放送の韓国KBSは「韓国株価指数KOSPIが節目2,000ポイントを割った。中国経済の減速、中国株価の急落の余波を受けた。」と伝えた。

週明け29日のNY市場では、米中貿易戦争懸念から人民元が最安値を更新、上海株価指数続落に加えてハイテク株指標のアマゾン株の6％以上の下落が株安をリードした。NYダウは245ドル安、24,442ドルで取引を終えた。NY外為市場ではユーロが続落、1ユーロ＝127.82円で取引されたが、ドル・円は小動き、1ドル＝112.33円で取引された。NY原油(WTI)はバレル67.04ドルと小幅高、一方、NY金は1，227.60ドル小幅に下げた。(了)