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このようにお尻が歪んでいる人が多いのですが……
上の写真を見ている方の中には、
「ああ、そんな人もいるんだねー」
なんて考えている人もいると思います。
でも、もしかしたら、自分がそうなっているかも知れないのです。
と言うのは、このようにお尻が歪んでいる方の写真を撮って見せると、みなビックリするからです。
まさか自分がそんなことになっているとは考えていないからです。
自覚症状がない場合が多いからです。
お尻がそのように歪むと、どのような症状が出てくるかと言いますと、
① 腰痛
② 鼠径部筒
③ 仙腸関節痛
④ 股関節外側痛
⑤ 太もも前や裏の引き攣り
⑥ 膝痛
⑦ 足関節痛
⑧ 足趾の関節痛
⑨ 大腿や下腿の筋肉痛
関連痛として
⑩ 首痛
⑪ 顎関節痛
⑫ 肩関節痛
⑬ 肘関節痛
⑭ 手関節通
⑮ 五臓の病変痛
書きあげると切りがないので、それぐらいにしておきますが、これらは当院で診た患者さんの症状を並べてみただけです。
多分、思い当たる人も多いのではないかと思います。
何回治療してもらっても、同じような症状が出てくる人は、特に感じるのではないでしょうか。
何故ですか?
再発を繰り返すと、他に原因があるのではないかと考えるからです。
前回の臨床実践塾でも解説したのですが、このような症状を改善させるには、あるポイントがあるのです。
そのポイントを、ちょっと小難しく説明してみます。
『素問』陰陽応象大論編に、【陰勝てば即ち陽病み、陽勝てば即ち陰病む】【陽勝てば即ち熱し、陰勝てば即ち寒す】というのがあります。
つまり、陽の氣が旺盛であれば熱性の病気が出てくるし、陰の氣が旺盛であれば陰邪(寒邪や湿毒)が盛んになり「寒症」になるというわけです。
写真のような歪みが出ていると、多くが腎に影響が出ていて、腎が寒邪に侵されやすくなり、肝・腎・腸・生殖器等にも異変が出やすいのです。
ですから、写真のような症状が出たときは、私は「腎」から整えるのがいいと考えているわけです。
しかし、腎の治療は難しいものです。
古典で云う「先天の氣」(親から受け継いだエネルギーと考えてください)というのが関係してくるからだと思うのですが、そんなことを言うと患者さんが可哀そうですので、我々は治療法を考え続けているのです。
現代医学にも漢方薬にも腎の治療法はあるのですが、我々は鍼灸の角度から治療法を考えているわけです。
それと同時に肝の治療も考えなければなりません。
理由は、肝臓に関係する症状が増えているからです。
「肝は筋膜を主る」と言いますが、現在は筋骨系の症状が増えているので、そのように考えてもおかしくないのです。
所謂、「肝臓病予備軍」が増えているような気がするのです。
肝臓がおかしくなるのは、毎日の食生活に関係があるのですが、治療師はそれも把握しておく必要があると考えているわけです。
私は7年ほど食事療法の講師をしていたし、栄養学も通信教育で5年ほど勉強しました。
しかし、食事療法はポイントを掴めばそんなに難しいことではありません。
それら食事療法も含めて 今度の臨床実践塾 で解説します。
今回は、上の写真のような症状の診断から、鍼灸治療、手技療法の実技、そして食事療法までをまとめて解説していきます。
このようにお尻が歪んでいる人が多いのですが……
上の写真を見ている方の中には、
「ああ、そんな人もいるんだねー」
なんて考えている人もいると思います。
でも、もしかしたら、自分がそうなっているかも知れないのです。
と言うのは、このようにお尻が歪んでいる方の写真を撮って見せると、みなビックリするからです。
まさか自分がそんなことになっているとは考えていないからです。
自覚症状がない場合が多いからです。
お尻がそのように歪むと、どのような症状が出てくるかと言いますと、
① 腰痛
② 鼠径部筒
③ 仙腸関節痛
④ 股関節外側痛
⑤ 太もも前や裏の引き攣り
⑥ 膝痛
⑦ 足関節痛
⑧ 足趾の関節痛
⑨ 大腿や下腿の筋肉痛
関連痛として
⑩ 首痛
⑪ 顎関節痛
⑫ 肩関節痛
⑬ 肘関節痛
⑭ 手関節通
⑮ 五臓の病変痛
書きあげると切りがないので、それぐらいにしておきますが、これらは当院で診た患者さんの症状を並べてみただけです。
多分、思い当たる人も多いのではないかと思います。
何回治療してもらっても、同じような症状が出てくる人は、特に感じるのではないでしょうか。
何故ですか?
再発を繰り返すと、他に原因があるのではないかと考えるからです。
前回の臨床実践塾でも解説したのですが、このような症状を改善させるには、あるポイントがあるのです。
そのポイントを、ちょっと小難しく説明してみます。
『素問』陰陽応象大論編に、【陰勝てば即ち陽病み、陽勝てば即ち陰病む】【陽勝てば即ち熱し、陰勝てば即ち寒す】というのがあります。
つまり、陽の氣が旺盛であれば熱性の病気が出てくるし、陰の氣が旺盛であれば陰邪(寒邪や湿毒)が盛んになり「寒症」になるというわけです。
写真のような歪みが出ていると、多くが腎に影響が出ていて、腎が寒邪に侵されやすくなり、肝・腎・腸・生殖器等にも異変が出やすいのです。
ですから、写真のような症状が出たときは、私は「腎」から整えるのがいいと考えているわけです。
しかし、腎の治療は難しいものです。
古典で云う「先天の氣」(親から受け継いだエネルギーと考えてください)というのが関係してくるからだと思うのですが、そんなことを言うと患者さんが可哀そうですので、我々は治療法を考え続けているのです。
現代医学にも漢方薬にも腎の治療法はあるのですが、我々は鍼灸の角度から治療法を考えているわけです。
それと同時に肝の治療も考えなければなりません。
理由は、肝臓に関係する症状が増えているからです。
「肝は筋膜を主る」と言いますが、現在は筋骨系の症状が増えているので、そのように考えてもおかしくないのです。
所謂、「肝臓病予備軍」が増えているような気がするのです。
肝臓がおかしくなるのは、毎日の食生活に関係があるのですが、治療師はそれも把握しておく必要があると考えているわけです。
私は7年ほど食事療法の講師をしていたし、栄養学も通信教育で5年ほど勉強しました。
しかし、食事療法はポイントを掴めばそんなに難しいことではありません。
それら食事療法も含めて 今度の臨床実践塾 で解説します。
今回は、上の写真のような症状の診断から、鍼灸治療、手技療法の実技、そして食事療法までをまとめて解説していきます。