カニサボテン
江嵜企画代表・Ken
亡父の月命日には阪神御影駅山側に昔からある田中花店へ出かける。
小生のスケッチが月一枚は手元にある。その都度1枚コピーしてお店に
届けることが十数年続いている。
毎回間違いなく2本か3本、花を多くつけてもらっているような気がする。
ありがたいことであるが、少なからずスケッチの効用ではないかと
自画自賛している。
お花の値段は当然上がっている。厚かましくも、スケッチをいいことにして
「これでお願いします」と言って、定額をはじめにお渡ししてお任せする。
その間、お店の鉢植えの花などを見ていると、「はい、どうぞ」と、包み紙に
巻いた花の束を渡していただき、「ご高配に感謝します」とお礼を言ってお店を
出ることが習いとなった。
この日、足元に並べてあった鉢植えの花の一つにカニサボテンという名前が
目に入った。面白い名だなと、ピクリと来た。次に一鉢750円という
お値段にピクリと来た。お値打ちだなと思い買い、自宅に持ち帰った。
買った日はほとんどつぼみだった。日ごとにつぼみが膨らみ次々開花していった。
ころは良しとスケッチをして、彩色した。
ヤフーのブログでカニサボテンを検索した。原産地はブラジル。デンマーク
カクタスとも呼ぶ。花ことばを調べたら「美しい眺め」と出ていた。
葉がカニのはさみの様な形をしているのでカニサボテンという名がついた。
気温が28℃を超えると急に元気がなくなるそうだ。赤やピンク、オレンジ
等いろいろな色の花をつける。開花時期は10月から3月と出ていた。
これからが本番の花のようだ。絵を描いていると夢中になる。花から
いつも元気をもらえて、感謝している。(了)