ＮＹダウ、1週間で1,900ドル上げ、小休止で小幅安、一方、米大統領選挙、最終結果は出ていないがバイデン票がペンシルベニアでトランプを逆転でバイデン優勢とＷＳＪ紙（学校で教えてくれない経済学）

「米大統領選挙開票後3日が経過したが最終結果は出ていない。その間、郵便投票によりバイデン票が増加している。トランプ票がリードしていたペンシルバニアでバイデン票が僅差ながらトランプ票に追いつき追い越した。週末6日のNY市場は週間ベースでダウは1,900ドル値上りしたことで一息入れ,28,323ドル、66ドル、0.2%安で取引を終えた。S&P500、3,509、ナスダック、11,895と前日比ほぼ横ばいで取引を終えた。」と6日、WSJ紙電子版が伝えた。WSJ紙電子版は「バイデン優勢と見て6日、米債券が売られた。米10年債利回りが0.771%を底に0.8210%へ上昇した。米30年債にも似たような動きが見られる。NY金はオンス1，952.10ドルと小動きで取引された。一方、NY原油(WTI)はバレル37.46ドル、3.4%安、北海ブレント、同39.70ドル、3.0%安と新型コロナ感染拡大が収まっていないことから上値が重い展開が続いている。」と伝えた。

6日、ロイター電は「恐怖指数VIXは24.86%へ9.9%低下した。10月米雇用数が予想60.0万増に対して63.8万増と予想外に増加した。ＮＹ外為市場は反応せず。欧州での新型コロナ感染拡大、外出禁止措置から経済への悪影響を懸念する全般ユーロ売りの流れが続いている。1ドル＝＝103.37円、1ユーロ＝122.73円、1英ポンド＝135.95円で取引された。」と伝えた。

7日朝6時台放送のNHK/BS「ワールドニュース」では各国国営放送の取り上げ方に微妙な差が目だった。英BBCは「リバプールで市民50万人対象に実験的プログラムとしてPCR集団検査を始めた。」と伝えた。ドイツZDFは「①最終結果は出ていないが、バイデン候補の追い上げが目立つ。トランプ陣営はハラハラした気持ちで成り行きを眺めている。トランプ候補は追い上げ有られているペンシルバニア、ジョージアでは郵便投票含め不正だと提訴を進めているが一方、自らババイデン票を追いかけているアリゾナ含め2州には一切提訴の動きを取っていない。②コッホ研究所によれば6日、ドイツ全体の感染者数は2万1,506人と勢いは収まっていない。学校は制限策を取っていないため通学電車は筋詰め。時間差通学に妙案ない状態だ。」と伝えた。

フランスF2は「ホワイトハウス前には投票で不正が行われているとトランプ陣営は声を荒げて抗議するデモ隊とバイデン陣営がにらみ合い小競り合いが絶えない。トランプ候補は州ごとに矛盾した内容のツイートを連発している。トランプ陣営の中に微妙な温度差が出てきた。マコーマック共和党院内総務もトランプ大統領に距離を置き始めた。」と伝えた。ロシアＴＶは「新型コロナ感染拡大が継続している。6日の集計では1日当たり新規感染者数は2万508人を記録した」と伝えた。カタールアルジャジーラは「米大統領開票あと3日経過したが最終結果は出ていない。トランプ氏の対応に混乱が見られる。」と伝えた。ロイター電は「トランプ再選を期待してきた韓国文政権はここへ来てのバイデン優勢に当惑している。康外相を米国に派遣してバイデン後の人脈を模索し始めた。」と伝えた。（了）