米下院で再審議されていた1.9兆ドル米追加経済対策法案が10日可決、週内にバイデン大統領が署名される。NY株はダウが最高値を更新したがナスダックは前日比変わらずで取引を終えた。長期金利上昇は小休止しているが高値圏を維持している。10日のWSJ紙電子版は「①米追加経済対策法の成立は米国経済のみならず世界景気にも合わせ衝撃を与えよう。この先、国のみならず州および地方自治体の財政を圧迫する、②バイデン氏はJ&Jワクチンを6月までに1億回分確保できると語った、③ミヤンマーデモは若い世代がリード、この流れは他国へ広がりを見せるだろう、④電気自動車向け需要急増でリチウム資源争奪戦となっており、相場が高騰している。」と伝えた。
10日、NYタイムズ電子版は「1.9兆ドルの米追加対策法案が12日、バイデン署名で法律となる。バイデン政権は早々に勝利を収めた。一方、大恐慌以来最大の財政支出をもたらす。直接給付1人当たり1,400ドル、失業手当300ドル給付を9月4日まで延長、ワクチン支援費用増額がふくまれる。バイデン政権は「景気対策」から「貧困対策」へメッセージ・シフトした。米国内世論調査での評価は二分している。」と伝えた。10日、英フィナンシアルタイムズ紙電子版は「①バイデン氏が12日に署名して歴史的な1.9兆ドル法案が成立する。世界にもプラスをもたらす。一方、影響するだろう。②ワクチン新規感染者数S&Pンフラ投資に移る。」と伝えた。
10日、NY市場はダウが32,297ドル、464ドル、1.5%高、過去最高値を更新した。ボーイング、ゴールドマンサックスがダウ高値をリードした。S&P500,3,898 ,0.6% 高、一方、ナスダックは13,068、前日大幅高の反動もあり4ポイント安、ほぼ横ばいで取引を終えた。恐怖指数VIX、22.78、5.2%低下、米10年債券利回りは151.03%と小幅下げた。NY外為市場では1ドル=108.38円、ドル安・円高が進んだ。他の通貨では1ユーロ=129.24円、1英ポンンド=151.03円で取引された。NY原油(WTI)はバレル64.78ドル、1.2%高、北海ブレント、同68.22ドル、1.0%高とそれぞれ値上がりした。1.9兆ドル追加経済対策、ワクチン接種進展、ロックダウン解除の動きなど原油需要支援との見方が相場を支えた。日本でもレギュラーガソリン店頭売り価格がリッター146円を超え、1年前の水準に戻った。一部食用油値上げを発表した。トウモロコシ相場が急騰が背景にある。ドル円相場の今後にも左右されようが底ばい状態だった物価に原油上昇が影響する気配である。NY金はオンス1,723.40ドルと小幅高、一方、ビットコインは5万6,658ドルと1.6%高と続伸した。
余談ながら「週刊ポスト」最近号に村井俊治、東大名誉教授がツイッターで「国土地理院が全国約1,300ケ所に設置した「電子基準点」のGPSデータを元に①1週間毎と長期的な上下動(隆起・沈降)、②「水平方向の動き」全てに大地震の予兆が出ている」と書いている。村井氏は10年前の3月11日の東日本大震災を予見したが混乱を恐れて公表を躊躇した苦い経験があるそうだ。ドーンと来た時にどう身を守るか心しておきたい。(了)
10日、NYタイムズ電子版は「1.9兆ドルの米追加対策法案が12日、バイデン署名で法律となる。バイデン政権は早々に勝利を収めた。一方、大恐慌以来最大の財政支出をもたらす。直接給付1人当たり1,400ドル、失業手当300ドル給付を9月4日まで延長、ワクチン支援費用増額がふくまれる。バイデン政権は「景気対策」から「貧困対策」へメッセージ・シフトした。米国内世論調査での評価は二分している。」と伝えた。10日、英フィナンシアルタイムズ紙電子版は「①バイデン氏が12日に署名して歴史的な1.9兆ドル法案が成立する。世界にもプラスをもたらす。一方、影響するだろう。②ワクチン新規感染者数S&Pンフラ投資に移る。」と伝えた。
10日、NY市場はダウが32,297ドル、464ドル、1.5%高、過去最高値を更新した。ボーイング、ゴールドマンサックスがダウ高値をリードした。S&P500,3,898 ,0.6% 高、一方、ナスダックは13,068、前日大幅高の反動もあり4ポイント安、ほぼ横ばいで取引を終えた。恐怖指数VIX、22.78、5.2%低下、米10年債券利回りは151.03%と小幅下げた。NY外為市場では1ドル=108.38円、ドル安・円高が進んだ。他の通貨では1ユーロ=129.24円、1英ポンンド=151.03円で取引された。NY原油(WTI)はバレル64.78ドル、1.2%高、北海ブレント、同68.22ドル、1.0%高とそれぞれ値上がりした。1.9兆ドル追加経済対策、ワクチン接種進展、ロックダウン解除の動きなど原油需要支援との見方が相場を支えた。日本でもレギュラーガソリン店頭売り価格がリッター146円を超え、1年前の水準に戻った。一部食用油値上げを発表した。トウモロコシ相場が急騰が背景にある。ドル円相場の今後にも左右されようが底ばい状態だった物価に原油上昇が影響する気配である。NY金はオンス1,723.40ドルと小幅高、一方、ビットコインは5万6,658ドルと1.6%高と続伸した。
余談ながら「週刊ポスト」最近号に村井俊治、東大名誉教授がツイッターで「国土地理院が全国約1,300ケ所に設置した「電子基準点」のGPSデータを元に①1週間毎と長期的な上下動(隆起・沈降)、②「水平方向の動き」全てに大地震の予兆が出ている」と書いている。村井氏は10年前の3月11日の東日本大震災を予見したが混乱を恐れて公表を躊躇した苦い経験があるそうだ。ドーンと来た時にどう身を守るか心しておきたい。(了)