見るからに痛そうです
先日、タイトルのようなことを訴えて来た方がいました。
脈診や脊椎診をしてから、
「これは親指の問題じゃないですよ」と言いながら治療にかかった。
経絡を整えてから、上部胸椎を巨鍼で整えた。
一応の治療が済んでから、
「どうですか。手首や指を動かしてみて下さい」と言うと、
「まだちょっと残っているようです」と言います。
その間、手関節や指は一切触っていません。
初めての方なら、不思議な顔をしたかも知れませんが、この方は何度も来ていますので、全く「普通な顔」としていました。(^o^)
それでも「ちょっと残っている」と言いますので、軽く合谷に刺鍼した。
そして、「どう?」と聞くと、
「あ、大丈夫ですね」と言います。
これは、脊椎上部の歪みが手や手指関節まで影響していたので、上部脊椎の矯正で手関節や手指の痛みが引いたのです。
不思議ではありません。
解剖学で考えると答えが出てきます。
厳しいかなー
そして、何故脊椎が歪んだかを考えるのが大切です。
臓腑に焦点を当てて、七星鍼法での「経筋腱収縮牽引」を考えると答えが出てきます。
そこまでできれば、「根本的な治療」をする事ができます。