脊椎間への刺鍼
母指内転筋の筋力アップのテスト
昨日のセミナーからは、「臨床で学ぶテクニック」を解説していきます。
現在までは、主に「一つのテクニックの解説」をしてきましたが、これまででほとんどのテクニックを解説してきました。
ですから、今後は、
「これまで解説してきたテクニックを臨床でどのように使うか」をテーマにしようと考えているわけです。
昨日のセミナーは、タイトルのような内容でやりました。
今回からは、できるだけ参加者に実技を手伝ってもらいました。
上の写真は、脊椎の椎間円板に向けて刺鍼して、「椎骨と椎骨の間を広げる」というイメージで刺鍼してもらいました。
それは、脊髄狭窄で、脊椎外部からの影響を減らすためです。
そして、脊椎に歪みがあれば、歪みを矯正するように、督脈の外側にも刺鍼します。
それから、母指内転筋を調整するために、胸部の肺経にも刺鍼します。
※ 母指内転筋まで調整するのは、戻りを少なくするためです
その実験は、胸部の肺経に刺鍼してから、実際に筋力が上がったかどうかを調べます。
私だけがやったら、「インチキではないか」と思われるかも知れないと思い、参加者の方々にも筋力を調べてもらいました。
もちろん、筋力は上がっています。
臨床では、これらの他にも、
• 脳寛鍼(脳の働きを正常にする)
• 活性鍼(脳の働きを活性する)
• 経絡治療(経絡の流れを整える)
• 足関三穴(仙骨の歪みを矯正する)
• 多裂筋刺鍼(巨鍼療法の替わりに)
• 足十宣への灸(力の弱い足だけ)
• 骨格矯正鍼(脊椎の捻れを矯正)
• 巨鍼(督脈外方5分辺りが効く)
• 北斗灸(虚の状態があるとき)
等々を行ないます。
昨日は、上記の実技の他に、「北斗灸」もやりました。
北斗灸は、縫い糸ぐらいに細くするので、頭では分かっても、実際にはできない人が多いのです。
いつも言いますが、「知ってるとやってるは違う」
ということです。
特に「速効療法」のセミナーでは、それを経験して欲しいと考えているのです。
それが実力をつける方法だと思います。
そのために、「速効療法教室」というのは開校してあります。
一年で確実に「速効療法の実力」をつけたいと思う方は参加してください。