千年灸をしました
うちは「難病専門」なんて謳っていませんが、最近は難病の患者さんが多くなりました。
先日も、広島からちょっと難病の方が来られました。
高校1年生の患者さんです。
病気は、そんなに難しいことはないのですが、小学校2~3年の頃から続いていると話していました。
病名を書くと、本人の将来に問題があってはいけないので、控えておきます。
鍼灸診察をして、意外に思ったのは、「心・心包経」に異変があるのです。
心・心包経の治療には、ほんとは募穴への透熱灸が効果的なんですが、かなり怖がっていましたので、千年灸を使いました。
そして広島ですので、当院まで来るのが大変ですので、お母さんも、
「遠いので、毎週とかは来ることができないんですが‥‥」
と言っていましたので、
「大丈夫ですよ、家庭療法を教えますので、それをやってください」と家庭療法を教えました。
主には、以下の3点です。
① 腹部押圧
② 太もも踏み
③ 食事療法
永らく苦しんだ病気ですので、本人も家族も、
「そんなもので治るのか」と考えると思いましたので、その場で、本人に確認しながら治療をして、本人も家族も納得できるように指導しました。
すると、本人はかなり納得したようで、
「お腹が動いている」と、喜んでいて、お母さんも
「どんなふうに?」とか聞いてから、納得したような顔をしていました。
これで多分、広島から来た価値はあったと思います。
病状の写真は載せられませんが、次回来られたときに、承諾がもらえたら、病名ぐらいは載せられると思います。