米2月CPI総合6%、コア5.5%上昇受け、米債券利回り上昇、NY株価反発、21,22日開催の米FOMC注目、一方、黒海でロシア軍機、米偵察用ドローンと衝突と米国防省発表(学校で教えてくれない経済学)
「米国の2月CPIが総合で前月比0.4%増、前年比6.0%増、コア(食料、エネルギー除く)指数で前月比0.5%増、前年比5.5%増と発表した。米FRBは特にインフレ率の判断資料として従来から総合よりコアを重視している。コアが前年同月比5.5%上昇したことで依然としてインフレ圧力が続いていることを確認した。一方、SVB(シリコンバレー銀行)が10日経営破綻した。14日NY株は反発した。しかし、米FRBは今回のSVBの経営破綻が昨年3月以降の米利上げと連動している。3月21日、22日の米FOMCでインフレ対応とSVB危機への対応巡り難しい判断を迫られる。14日のNY市場で米債券が売られ利回りが上昇した。債券相場は0.25%利上げを織り込んだ。」と13日ブルームバーグ電子版が伝えた。
13日、WSJ紙電子版は「①米FRBはSVB経営破綻の原因含めて調査を開始した。併せて米地方銀行の監視強化を発表した。14日、NY株はS&P500は1.6% 高、ナスダック2.1%反発した。②ロシアのジェット機が黒海上空で米国の偵察用ドローンと衝突したと米国防相が14日、発表した。③米航空業界は通常便の回復は見られないがバケーション予約は大きく改善したと発表した。」と伝えた。
14日、NY市場でダウは32,155ドル、336ドル、1.06%高、S&P500は3,919と63ポイント、1.65%高、ナスダックは11,428と239ポイント、2.14%高で取引を終えた。恐怖指数VIXは23.73と10.52%低下した。米10年国債利回りは3.685%へ1.36%上昇した。NY外為市場では1ドル=134.36円、0.84%高、1ユーロ=144.20円、1.02%高、1英ポンド=163.32円、0.83%高で取引された。NY原油(WTI)はバレル71.71ドル、0.53%高、北海ブレント、同77.61ドル、3.91%安で取引された。NY金はオンス1,907.90ドル、0.16%安、ビットコインは2万4,728ドル、2.58%高で取引された。
15日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDFは「①ドイツ防衛省が年次報告書に連邦軍の兵士20万3,000人配備計画が現状18万3,000人にとどまっている。辞める兵士が23%増加した。これはインフラ設備、兵舎など環境整備の劣悪さが要因だと国防相が連邦議会で発表した。②黒海上空でロシア空軍機が米偵察ドローンと衝突したあとドローンを爆破した。ロシアが何らかの意図をもって行動したとしか考えられないと米国防省が発表した。③VW(フォルクスワーゲン)は12月決算で年間221億ユーロ、前年比14%増加した。EV含む全車種の値上げが貢献した。中国では半額で販売している。米国事業を拡大する。」と伝えた。豪ABCは「豪英米オーカス計画として2030年に米国の原子力潜水艦3隻、2050年目標に豪州での原子力潜水艦計画を発表した。中国が猛反発している。」と伝えた。カタール、アルジャジーラは「ウクライナ東部、バフムト戦闘は地政学的戦委ではない。国家の命運を懸けた戦いだとプーチン露大統領が語った」と伝えた。「どうする家康」がNHK大河ドラマで放映されている。戦国時代最中の家康の権謀術策の物語が展開されている。今世界は戦国時代まっただ中にある。「どうする日本」が全く見えてこない。(了)