赤丸で示した辺りですが、肩鎖関節辺りです
「両側の肩鎖関節辺りが痛い」という方が来られました。
「痛い」と言っても、強い痛みではないようでしたので、確認の為に服の上から少し押えてみたら、ちょっと痛がっていました。(^_^;)
おそらく、と言うより、私の記憶では、このような症状を訴えて来た方は、この方が初めてではないかと思います。
「片方の肩鎖関節辺りが痛い」という方は何人もいたのですが、「両側の」というのは記憶にありません。
そんな時は「脈診」に頼るのですが、脈診だけでは心配なので「腹診」もしましたし「六臓診」もしました。
で、意外な事に気付いたのです。
上の写真で見ても、この方は「陰性体質」のように見えます。
だから「多分、肺・大腸からの関係だろう」と思っていたのですが、六臓診で「心・心包」に原因があるとわかったのです。
六臓診とは、七星鍼法での診断法で、臓腑に関係する部位を押したり、叩いたりして臓腑からの反応を体表で直接診る方法です。
この診断法は、直接臓腑からの反応が出て来るところを刺激して判断する方法なので、患者さんに説明するときにも便利な方法です。
原因がわかれば、治療は簡単です。
一番反応の強い部位に、スタッフにお願いして8分灸をしてもらったら、それで肩鎖関節の痛みは取れました。
それから経絡治療をして治療は終りです。(^_^;)