赤線が脊椎の中心で、黄線がズレている場所
こんな人は見たことがありません。
これだけズレれば目まいも起こりますよね。
それ以外にも、「肝臓からの症状」がいくつかありました。
ですから、治療は肝臓を整える治療と骨格矯正です。
この方は巨鍼を恐がっていましたが、十分に説明して、納得してもらってから巨鍼を使いました。
骨格矯正には、「骨格矯正鍼」「足骨鍼」「足関鍼」「多裂筋刺鍼」「手技療法での矯正」等々といろいろあるのですが、巨鍼のほうが早く治せます。
理由は、巨鍼を使うと、その筋肉(骨格)に関係する臓腑まで整える事ができるからです。
また、「巨鍼は痛そう」と考える人が一般的ですが、実は「頭皮鍼」(頭に刺す鍼)より痛くないのです。
それは、皮と筋肉の間にある「脂肪層」を通していくからです。
ですから、巨鍼療法をちょっと訓練すれば、それだけで「速効療法」ができるようになるのです。
さらに巨鍼は、筋肉を弛緩させる作用が強いので、巨鍼療法を受けた人の多くが、
「体全体が解れたようで楽ですわ」と言います。
もちろん、この方の上部胸椎の歪みは直りました。
※ これだけの歪みですので、完全ではありませんが80%ぐらいは直りました。
そして目まいの症状も治まりました。