コボちゃん
週明け25日はNY市場は日曜でお休み。日経電子版に加藤官房長官は25日の記者会見で「新型コロナウイルスワクチンを2021年前半までに全国民に供給できる数量確保を目指す」と説明した」と伝えた。世界の新型コロナ感染者数が9,880万人、死者数が210万人を突破と伝えられ日本でもワクチン接種に対する関心がようやく高まってきている。一方、英保健相は「変異ウイルスにはワクチン効果は低い」と23日語ったと24日、ブルームバーグは伝えた。
読売新聞連載「コボちゃん」、植田まさし、1月22日の4コマ漫画でコロナ変異種を取り上げた。コボちゃんの漫画にもあるが「毎日コロナのニュースばかりで気がめいる」とおじいさんに語らせている場面がある。NHK/BSニュースでもNYタイムズはじめ世界の主要メディアでもコロナのニュースが紙面を埋め尽くしている。コボちゃんは「おじいちゃんもうしばらくのしんぼうだよ。がんば!!」と声をかけるほのぼのとした場面がある。ドイツZDFは「メルケル独首相は「2月14日までロックダウンを延長する。今は、我慢を!!」と呼びかけたと伝えていた。
25日の日経電子版によると「①トウモロコシ国際相場が一時1年半ぶりの高値を付けた。中国の輸入急増と米バイデン新政権によるバイオ燃料政策も背景、②鋼材市況が上昇した。自動車、家電に使う薄鋼板は1年3ケ月振りの高値、中国経済回復へ、③パンデミックの影響と中国輸出の急増が重なり世界的なコンテナ不足が深刻化している。コロナ感染拡大でコロナローテーション率の低下が響く。世界のコンテナ生産は中国が90%を占める」と伝えた。新型コロナ発症元もそうだがいずれも中国がからんでいるところがミソである。
余談ながら、24日、TBSテレビをそれとなく見ていたら「昨年末、小池知事が新型コロナ感染防止対策に5つの「小」として「小まめに」「小人数」「小一時間」「小声」「小皿」に心がけようと呼びかけた。東京都に現在外国人54万人が生活している。インタビューを受けたある外国人は「もっと分かり易い日本語で話してほしい」と真剣に訴える場面を写していた。自らの名前の「小」池さんにあやかってのことであろうが、5つの「子」を使った。2024年から1万円札の新しい顔になる渋沢栄一が100年前に既に同じ話をしていた。渋沢栄一記念館に記録が残っていると先週の「池上彰のニュースそうだったのか」で紹介していた。新1,000円札の顔になるのはペスト菌の発見や細菌症で多くの業績を残した北里柴三郎である。コロナ感染拡大を予見していたかのようで怖いくらいだ。
100年前、スペイン風邪が大流行した。「正しく怖れよ」という言葉を残したのは寺田虎彦である。氏は「災害は忘れたころにやってくる」という言葉も残した。風邪は万病の元。これはご先祖さんが代々申し伝えて来た言葉である。コボちゃんの言うように「もうしばらくのしんぼうだよ。がんば!!」の言葉を信じて、ここはコロナ騒動をなんとかしのぎたい。(了)