くちなし
画・江嵜 健一郎
クチナシの花を見るといつも渡哲也さんの歌を思い出す。5月末から例の更地で咲き始めていた。昨日、花とつぼみをひと枝
持ち帰って小瓶に差していたところ、今朝見るとなんと、つぼみが全開、絵心を大いに刺激されてスケッチした。
クチナシは、花も愛らしいいが香りがそれ以上にいい。それもどこからともなく香ってくるところがまたいい。
いつものようにヤフーのブログのお世話になる。
学名はGardenia Cape-jasmine.原産地は日本、中国、台湾、インドネシアの温帯地域、亜熱帯地域。和名は梔子(クチナシ)で別名「ガーデニア」。中国名は「山梔(さんし)」。花言葉は「喜びを運ぶ」、「とても幸せです」、「洗練」とあった。白い花と甘い香りが初夏の風に運ばれてくることから「喜びを運ぶ」という花言葉が生まれた。
乾燥果実は生薬の原料になる。着色料の利用がある。実が熟しても口を開かないのが「口なし」の由来と言う説があると出ていた。
花持ちは長くない。可憐な白い花が数日で色が変わって仕舞うのが惜しい。何とかは薄命と言うがそうなのかもしれない。
花を描いているといつも元気をもらえるので花にひたすら感謝である。(了)