強く支持、NY外為市場で1ドル=121.46円(学校で教えてくれない経済学)
「原油安でロシア経済が崖っぷちに」のタイトルで近着11月10日号ニューズウイーク誌日本版でリディア・トムキウ記者は「ロシア、シルアノフ財務相は『政府系ファンド「予備基金」の資金が来年までに底を突く恐れが出てきた。財政赤字の穴埋めに使えるのは来年が最後になる。それ以降はそんな資金はのこされていない』と警告した。現在のような原油安とルーブル安が続けば、来年のロシア財政は141億ドルの赤字に転落する。シリア内戦で難しいかじ取りを迫られているプーチン大統領にとっては、内憂外患の日々が続きそうだ」と書いた。ちなみに4日、NY原油(WTI)はバレル1.58ドル安の46.30ドルだった。昨年同時期の値段は高値がバレル106ドルだった。原油頼みのロシアの台所事情は深刻である。ロシア国民の暮らし向きが悪化すれば、プーチン政権の基盤は揺さぶられる。今回のシリア空爆も国民の目を外にそらす狙いが大きい。5日朝放送のロシアテレビは「米誌フォーブス最近号で『今年世界で影響力のある人物』リストのトップにプーチン大統領が選ばれた。2位はメルケルドイツ首相。3位はアメリカのオバマ大統領だった。」と伝えていた。
ロシア関連のニュースでは5日朝放送の英BBC,フランスF2,米CNNは揃って「シナイ半島上陸での墜落原因について、何らかの方法で機内に持ち込まれた爆弾で爆破された疑いが新たに浮上してきた。墜落直後に犯行声明を出していたISが4日、我々がやったとの二度目の犯行声明を出した」と伝えた。英BBCは「エジプト、シシ大統領は5日英国訪問を前にして、ロシア機墜落原因は現在調査中だと語った。英航空局は今回の事故機が飛び立った空港からの英国に向かう便は一時的に停止すると発表した。多くのフライトに遅れがでている。」と伝えた。一方、5日朝放送のロシアテレビは「事故原因について既に様々な憶測が飛び立っている。云えることは現在調査中であること以外ない」と伝えた。ロシアテレビはシリア内戦に関連して、ラブロフ外相は記者団との会見で『アサドシリア大統領を支持する支持しないはあくまでシリア人が決めることだ』と語った」と伝えた。ロシアは従来一貫してアサド大統領によるシリア統一以外選択肢はないと語っていた。明らかな変化だ。
難民問題に関連して5日朝放送の英BBCは「キプロス、英国領で大量の難民が押し寄せて対応に苦慮している。」と伝えた。豪ABCは「豪政府は1万2,000人の難民受け入れを発表している。その中のほんの一部にすぎないが4日、シリア難民4家族が航空便でメルボルンに到着した」と伝えた。ドイツZDFは「EU委員会が決めた難民受け付け事務所第一号での受付がはじまった。難民の多くは行先はドイツだと口々に叫んでいる。」と伝えた。
4日、NY市場では、イエレン米FRB議長が下院証言で12月利上げを強く支持したことを受けてNY債券市場が敏感に反応、長短期ともに債券が売られた。特に2年物米債の利回りが2年来の高水準の0.8%をクリアした。利上げ期待からNY外為市場ではドルは対ユーロで1ユーロ=1.0858ドルまで上げた。対円では1ドル=121.46円、1ユーロ=132.02円で取引された。利上げ期待からNY金は続落オンス1,106.50ドルで取引を終えた。(了)
「原油安でロシア経済が崖っぷちに」のタイトルで近着11月10日号ニューズウイーク誌日本版でリディア・トムキウ記者は「ロシア、シルアノフ財務相は『政府系ファンド「予備基金」の資金が来年までに底を突く恐れが出てきた。財政赤字の穴埋めに使えるのは来年が最後になる。それ以降はそんな資金はのこされていない』と警告した。現在のような原油安とルーブル安が続けば、来年のロシア財政は141億ドルの赤字に転落する。シリア内戦で難しいかじ取りを迫られているプーチン大統領にとっては、内憂外患の日々が続きそうだ」と書いた。ちなみに4日、NY原油(WTI)はバレル1.58ドル安の46.30ドルだった。昨年同時期の値段は高値がバレル106ドルだった。原油頼みのロシアの台所事情は深刻である。ロシア国民の暮らし向きが悪化すれば、プーチン政権の基盤は揺さぶられる。今回のシリア空爆も国民の目を外にそらす狙いが大きい。5日朝放送のロシアテレビは「米誌フォーブス最近号で『今年世界で影響力のある人物』リストのトップにプーチン大統領が選ばれた。2位はメルケルドイツ首相。3位はアメリカのオバマ大統領だった。」と伝えていた。
ロシア関連のニュースでは5日朝放送の英BBC,フランスF2,米CNNは揃って「シナイ半島上陸での墜落原因について、何らかの方法で機内に持ち込まれた爆弾で爆破された疑いが新たに浮上してきた。墜落直後に犯行声明を出していたISが4日、我々がやったとの二度目の犯行声明を出した」と伝えた。英BBCは「エジプト、シシ大統領は5日英国訪問を前にして、ロシア機墜落原因は現在調査中だと語った。英航空局は今回の事故機が飛び立った空港からの英国に向かう便は一時的に停止すると発表した。多くのフライトに遅れがでている。」と伝えた。一方、5日朝放送のロシアテレビは「事故原因について既に様々な憶測が飛び立っている。云えることは現在調査中であること以外ない」と伝えた。ロシアテレビはシリア内戦に関連して、ラブロフ外相は記者団との会見で『アサドシリア大統領を支持する支持しないはあくまでシリア人が決めることだ』と語った」と伝えた。ロシアは従来一貫してアサド大統領によるシリア統一以外選択肢はないと語っていた。明らかな変化だ。
難民問題に関連して5日朝放送の英BBCは「キプロス、英国領で大量の難民が押し寄せて対応に苦慮している。」と伝えた。豪ABCは「豪政府は1万2,000人の難民受け入れを発表している。その中のほんの一部にすぎないが4日、シリア難民4家族が航空便でメルボルンに到着した」と伝えた。ドイツZDFは「EU委員会が決めた難民受け付け事務所第一号での受付がはじまった。難民の多くは行先はドイツだと口々に叫んでいる。」と伝えた。
4日、NY市場では、イエレン米FRB議長が下院証言で12月利上げを強く支持したことを受けてNY債券市場が敏感に反応、長短期ともに債券が売られた。特に2年物米債の利回りが2年来の高水準の0.8%をクリアした。利上げ期待からNY外為市場ではドルは対ユーロで1ユーロ=1.0858ドルまで上げた。対円では1ドル=121.46円、1ユーロ=132.02円で取引された。利上げ期待からNY金は続落オンス1,106.50ドルで取引を終えた。(了)