ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

カフエ三番館アールデコ高島屋東別館風景(スケッチ&コメント)

2015-12-21 04:40:01 | スケッチ


カフエ三番館アールデコ高島屋東別館風景

江嵜企画代表・Ken


猪熊佳子日本画教室は高島屋東別館の6階にある。カフエ三番館は堺筋に面する当
館1階北西の角にある。教室が終わる午後1時半過ぎに、足場がいいこともあり、
帰路、いつとはなしに生徒有志がカフェ三番館で昼食をとることが習いとなった。

 この地は日本橋電気街としてよく知られていたが、3年ほど前頃までは訪れる人も
減り、シャッター通りの感さえあった。ところが、このところの訪日観光客の急増で
教室が始まる10時半には観光バスが列をつくる。朝早くから外国語が盛んに飛び交
う目抜き通りに一変した。人気の黒門市場にも近いことも大いに関係している。

 当店は禁煙カウンター4席、喫煙と禁煙とコーナーを分けたテーブル席35席、禁
煙のソファ席8席を用意している。最近は、ランチタイムを外した1時半過ぎになっ
ても満席の日が目立つようになった。

 場所取りを兼ねて気持ち早めに店に着いたらカウンターに空席は2席のみだった。
顔なじみの店員さんに禁煙席が空けば順番に抑えてほしいと頼むことにしている。な
んとこの日は、用意された4つのランチメニューの内2つにSold Outと書きこまれ
ていた。いかに外国人が増えてきたかを正直に教えてくれる。

 この日、猪熊佳子先生と生徒有志が禁煙のテーブル席に順次収まり、食事が始
ったところを入れて、三番館店内の様子をスケッチした。(了)


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世界では自分の家で住めない人の数が2015年上半期で6,000万人を超えた:18日国連UNHCR発表

2015-12-19 10:40:16 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「記録的な暖冬のフランスでは、雪のないクリスマスを今年は迎えそうだ」と19日朝放送のフランスF2はフランス国内での悲喜こもごもの様子を伝えていた。ブルターニュ地方では気温18℃で、海水浴客がバカンス気取りだ。クリスマスをあと1週間に控えてパリのレストランでは戸外のテラスで食事を楽しむ客で一杯だ。雪の積もらないクリスマスツリーになる。「コットンを上に載せて楽しむわ」と語るある主婦の声を紹介した。ノルマンジー地方では気温が18℃、早くも30%の値引きを始めたが、これだけ温かいと冬物が売れない。山のスキー場では雪が降らないため人工の雪を飛ばしている。パリ近郊の農家が「梨が開花したが霜にやられるので来年は実がならない」とあきらめ顔で語る様子を伝えた。

一方、19日放送の上海「東方衛視」は「北京はじめ中国の主要都市で12月19日から4日間、PM2.5が500を超える可能性があると中央気象台が「赤色」警報を出した。」と伝えた。中国CCTVはトップで「北京では72時間PM2.5基準値を超えれば「赤色」警報を出す。車制限、幼稚園の休校、外出手控え、工場検査強化を実施する」と伝えた。シンガポールCNAは「中国の気象台がPM2.5「200」を超えるとして「19日から4日間、赤色警報を中国の主要都市に出した。各家庭が石炭による暖房を一斉に始めた。車の通行制限と小中学校が休校となる」と伝えた。日本でも同じ。60年前の古い話だが家庭教師で訪れた尼崎のさるお宅の母親が煤煙で真っ黒の布団を取り込む姿を鮮明に記憶している。パリで開かられたCOP21では中国、アメリカという温室効果ガス排出ンナンバーワンとナンバーツーがはじめて削減目標値を出した。原発廃止を決めたドイツは石炭火力がドイツのエネルギーを支えて居るから言える話だということをメルケル首相は一切口にしない。総論賛成、各論反対。日々の健康が確実に蝕まれている事実に目を向けようとしない現実が存在する。

カタール、アルジャジーラが「国連UNHCRが18日、2015年上半期で自分の家で住めない人の数が6,000万人を超えた」と発表したと伝えた。同報告書によるとシリア紛争が最大の発生源である。6,000万の内国外が1,600万、その内シリア難民が420万、アフガニスタンが260万と続く。一方、国内が3,400万となっている。一方、18日放送のインドNDTVは「マザー・テレサが死後2つの「奇跡」を起こしたひととしてローマ法王から「聖人」と
されたと伝えていた。1997年にインド人を腫瘍から救い、2003年に「福者」とされ、今回脳腫瘍のブラジル人をマザー・テレサとつながりの人が救われて決まったと伝えていた。

話題を変える。18日、NY市場では、アジア、欧州での株価下落を引き継ぎ、NYダウは続落、前日比367ドル安、17,128円で取引を終えた。NY外為市場ではドルが売られ、1ドル=121.20円、1ユーロ=131.76円へ円高で取引された。18日開かれた日銀政策決定会議で手詰まり感が出たことが影響した。NY原油(WTI)は続落、バレル34.73ドルで取引を終えた。NY金は反発、オンス1,066.20ドルで取引を終えた。ウクライナが30億ドルの対ロシア債務返済不能と認めた。デフォルト状態とロシアテレビが報じた。安心できない。(了)

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カラオケ風景(スケッチ&コメント)

2015-12-19 07:54:05 | スケッチ


カラオケ風景

江嵜企画代表・Ken


同じマンションの有志のご婦人たちとの忘年食事会とカラオケ会に飛び入り参加、
2時間を堪能した。食事のあとのイベントとして、お互い覆面で持ちよった千円相当
のプレゼントを、あみだくじでランダム抽選、お互い歳も忘れて大いに盛り上がっ
た。

 カラオケはJR住吉駅前のジャンカラ。六甲おろしの大合唱で始まった。ドラゴン
ズファンからは頑張れドランゴンスの応援歌が続いた。それぞれが持ち歌を次々歌っ
た。僭越にも一番マイクをいただき、お決まりのコースのアザミの歌を歌った。歌を
歌うと元気になる。老後の健康には適度な運動と声をだすことが一番だろう。

 今年の夏、わがマンションでは、理事会の肝いりで地下集会場で有志が手芸、彫
刻、美術作品など、お手製の作品を持ち寄り、親睦会が開催された。その狙いの一つ
は、特に災害時には一人でも多くの人が顔見知りになっていることが大事なことを20
年前の阪神・淡路大震災でも学んだからだ。

 阪神淡路大震災から来年1月17日には21年目を迎える。12月18日付の毎日
新聞朝刊トップには東南海大地震の起こる可能性は強まっていると出ていた。震災当
時、筆者自身50代後半だった。今77歳を超えた。同じマンションでも80代の方も数人
に増えた。

 先日開かれた作品展に出展されたご婦人は80代後半、この日カラオケに参加した
方で一番若い方は60代前半とお聞きした。最近若い年代の入居者も増えた。赤ちゃん
の泣き声が聞こえるのは誠に喜ばしいことであるが、一方、同じマンション内での年
代格差が拡大している。

 年代の二極分化を少しでも和らげる意味でも顔見知りになっておくことが大事だ
と、カラオケの前にお昼を一緒にいただいた時にも話が出た。先日の理事会で餅つき
大会やボーリング大会の話も出たそうだ。筆者も10数年ぶりでボーリングを再開し
た。趣味と顔見知りになれる実益のおまけまでつけば、なおありがたいと思う次第で
ある。(了)


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パリテロ襲撃事件後、アメリカ人、日本人観光客は80%減、パリ観光局がパリは安全とキャンペーン開始、

2015-12-18 13:44:01 | 経済学
18日朝放送のフランスF2(学校で教えてくれない経済学)


「パリを訪れていた外国人観光客がテロ襲撃事件のあとパリを避けるようになった。事件のあった1ケ月前と比べて、パリを訪れるアメリカ人、日本人は80%減った。勇気のある中国人でも30%減った。デパートの売上は15%減、ホテルの泊り客は20%減った。外国人観光客が3/4を占めるパリのある著名なホテルでは予約の半分がキャンセルされた。旅行代理店組合がインターネットでパリは安全ですとキャンペーンを開始したと18日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でフランスF2が紹介していた。フランスF2はラガルドIMF専務理事が8年前のサルコジ政権下の財務相当時の汚職疑惑を黙認したとして「職務怠慢」の罪で17日起訴された。ラガルド氏は、タイム誌の表紙を2度飾るなど世界でもっとも影響力のある女性の一人である。任期があと半年で切れるが再選を狙っている。今回の起訴はタイミングが悪い。本人は事実関係を否定していると伝えた。

18日放送のシンガポールCNAは「アメリカが10年ぶりに利上げに踏み切った。アメリカ経済回復に自信を示したとして世界の株価が反発した。イエレンFRB議長は『大恐慌以来の不況克服のための異例のゼロ金利政策解除をアメリカは決めた。雇用が回復すれば所得が増える』と語った。今回の米利上げは事前に十分伝えられていたのでアジア市場でも混乱はなかった。」と伝えた。シンガポールCNAは元産経新聞記者に無罪判決を言い渡した。安倍首相は『両国関係にとってプラスだ』と語ったと伝えたあと「米国が台湾に18億ドルの武器を売却した。ミサイル,2隻のフリゲート艦、水陸両用艇を含む。中国政府は猛烈に抗議した。」と伝えた。中国CCTVは「アメリカが台湾への武器輸出を米国防省が発表した。中国の核心的利益に反する行為である。両岸の利益を損なうことを止めるようアメリカに警告する」とコーライ報道官が語ったと伝えた。一方、英BBCは17日から開かれたEU首脳会議に出席したカメロン首相は「EU域内の規則改正を強く求めた。英国はEUからの移民の手当を廃止しなければならない」と語った。しかし、EUメンバーから猛反発を受けた。カメロン首相は労働党からも反対された。27国で受け入れられる前に自国内をまとめる方が先だ。カメロン首相は自ら墓穴を掘った」と解説していた。ドイツZDFは「EU首脳会議で国境警備隊増強を審議したが反対国が多くまとまらなかった」と伝えた。ロシアテレビはプーチン大統領が1,000人参加の恒例の内外記者団との質疑応答の場で『ロシア経済に何ら問題は起こっていない』と述べたあと『トルコ軍がシリア領土を侵犯すれば撃ち落とす用意がある』と発言する様子を映していた。

17日のNY市場では利益確定の売りが出てNYダウは前日比253ドル安17,495ドルで取引を終えた。NY外為市場はドルが買われ、1ドル=122.52円、1ユーロ=132.73円で取引された。NY原油(WTI)は原油相場はバレル20ドル台まで下るとの観測を材料に売られ、バレル34.95ドルで取引を終えた。NY金は反落、オンス1,050.80ドルで取引を終えた。

パリの17日の気温は13℃と平年より10℃暖冬もエッフェル塔の前は人がまばらだ。(了)

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米利上げ発表も、米国経済回復確認・利上げは小幅、徐々に進むと歓迎、NYダウ224ドル高

2015-12-17 09:41:38 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


米FRBは16日、7年振りにゼロ金利解除を決めた。政策金利FFレートの目標を0.25%引き上げ0.25~0.50%とする。イエレンFRB議長は会合の後の記者会見、そのあとの質疑応答の中で「今回の利上げに対する米国経済の耐久力を試しつつ利上げは段階的に進める」と強調した。FRBメンバー全員が利上げに賛成した。16日、NY株式市場は、米国経済の強さが確認され、利上げが段階的に進められるとして、NYダウはイエレン議長の記者会見開始直後はいったん下げたが、あと反発ほぼ高値圏を維持、前日比224ドル高、17,749ドルで取引を終えた。NY外為市場はFRB発表後ドル高で反応、1ドル=122.21^25円、1ユーロ=133.35~40円で取引された。NY原油(WTI)は米国内の石油在庫が予想外に増加と伝えられ反落、バレル35.52ドルで取引を終えた。NY金先物相場はオンス1,078.00ドルへ反発した。

17日朝放送のCNBCテレビはイエレン議長とメディアなどとの質疑応答の様子をイエレン議長が席を立つ午前6時ごろまで生放送で流した。テレビ画面を通じてイエレン議長が米国経済が力強く成長していることを繰り返したことが特に印象に残った。イエレン議長は原油の値下がりが続いていることや一部高利回り債券が破綻していることも十分承知していると述べる一方、米国の労働市場は着実に改善していること、米住宅市場の回復、海外市場も米国の利上げに対応できると発言、全体として、長期的にはインフレ目標2%の達成するだろうと述べた。ただ、その時々の経済の動きを注意深く見守りながら金融政策を実施すると忘れず発言していた。米FRBが定例的に実施している利上げオッヅでは2016年8回開かれるFOMCの会合予定の内計4回、2ケ月おきにそれぞれ0.25%利上げを見込んでいる。ただ17日朝5時45分から放送のテレビ東京番組「モーニングサテライト」出演の三菱東京UFJ銀行の鈴木敏之氏は利上げは半年1回、年2回と予測した。NY株式市場は①米国経済の力強さが確認されたこと、②利上げが「ゆっくりとした」ペース(gradually)になることをイエレン議長が何度も繰り返したことを歓迎したと解説していた。

17日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でスペインTVAは米利上げを速報で流し「①米国経済は順調に拡大している、②利上げは小幅に徐々に行う」と強調、スペインTVEは「なぜこの時期にアメリカが利上げしたのか」と問い「①米国経済が年率2%安定成長を維持している、②米失業率がリーマン破綻時の10%から5%へ低下したこと。特にリーマンショックで870万の雇用を失ったが現在は1,300万人増加している」と解説していた。17日放送の英BBCは「11月の英国の失業者は170万へ前月比2万人減少、失業率が5.2%へ低下した。しかし、賃金は2.2%増と最低の伸び率のままだ。雇用増加の大部分は移民増による。今イギリスでは労働力は有り余っているからだ」と解説していた。フランスF2は「フランス経済の回復が怪しくなってきた。原油安、ユーロ安の恩恵をフランス経済は受けていない。一方、アメリカはゼロ金利政策を解除した」と伝えていた。16日、JALは成田発パリ行き便の乗客が年初の40%へ落ちたと発表していた。観光客がパリを忌避している。(了)

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NY原油、37.35ドルへ反発を材料に、NYダウ続伸、一方、ケリー米国務長官、プーチンロシア大統領と

2015-12-16 11:14:26 | 経済学
緊急会談(学校で教えてくれない経済学)


ロサンゼルス全域で15日、「信憑性のある」脅迫があったとして、学校が休校、64万人以上の生徒が休んだと16日付WSJ紙電子版にMigelBustillo記者が書いた。近着12月22日号ニューズウイーク(NW)誌日本版は「テロと狂気の時代」と題して「各地で相次ぐISIS関連のテロ事件と欧米で広がる排外主義が呼ぶ世界の新たな憂い」と特集した。同誌は「中国、汚染の根源」と題して「PM2.5[赤信号]も変わらぬ現実」を紹介している。その中国人も驚くインドニュデリーの汚染度は、PM2.5で、北京の危険レベルの3倍の230に対してインドのそれは286を記録した。世界で最も汚染度のひどい20都市の内13都市をインドが占める。石炭火力への依存度が問題視されているが、このまま石炭を燃やし続ければ事態はさらに悪化する。しかし、インドには危険度を超えても警報を出す規則すらないのだ」とアバニ‐シ・バンディ記者が書いていた。

16日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でフランスF2は「対ISテロ作戦の一環として有志連合を皮切りに開始された空爆がさしたる効果を上げていない」と指摘した後ISが敷設した地下トンネル跡に潜入女性記者が取材した映像を紹介していた。フランスF2は「COP21は閉幕したが今年のパリの気温は15℃,12月半ばとして異例の温かさだ。1985年のパリは雪景色だった」と紹介したあと、それがフランスだけではないと、15日ワシントンDCで桜が開花した様子を映していた。ロシアテレビはトップニュースで、15日、ケリー米国務長官がプーチンロシア大統領と会談したと伝え、予定の1時間を超えて、4時間近くになった。この放送中も継続している。プーチン大統領との会談に先立ち、ケリー長官はラブロフ外相と3時間にわたり会談したが、両者の会談前にケリー長官はお土産に3万5,000ルーブル、日本円換算で6万円相当のマタリョーシカ人形を買ったと紹介していた。どんな会談が行われたのか、肝心の中身の紹介はロシアテレビの放送にはなかった。シンガポールCNAは台湾がアメリカから総額1億8,000万ドル、日本円213億円相当のミサイル2基を購入した。中国外務省コーライ報道官は両岸関係を破壊する許しがたい行動だと非難したと伝えた後、タイのシーフード業界、特にエビの皮むき加工場での深刻な労働条件が告発された。タイはエビをアメリカ、日本に多く輸出しており影響が大きいと伝えた。

15日、NY市場では、NY原油相場が、米輸出解禁を材料に前日比2.8%高、バレル37.35ドルへの上昇を材料に、NYダウは続伸、前日比0.9%、156ドル高、17,524ドルで取引を終えた。ブルームバーグ電子版でDanMurtaugh記者は「米原油輸出解禁によって米国の石油生産会社が輸出を行う緊急性や価格面の利点は現時点ではほとんどない。ただ、数年以内には有効性が大幅に高まる」と専門家は見ている」と書いた。ブルームバーグ、MarkShenk記者は「原油輸出解禁は短期的には買いを促す。いまのところ原油相場は一端底を打った可能性がある」と一部専門家の見方を紹介していた。NY外為市場では12月15・16日の米FOMCでほぼ10年振りの利上げ決定を見越してのドル買いで、1ドル=121.65円、1ユーロ=132.89円で取引された。NY金相場は小幅安、オンス1,062.90ドルで取引された。(了)

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NY原油相場一時バレル34ドル台、米下院、原油輸出解禁の動き受けて、NY原油/NYダウ反発

2015-12-15 12:22:44 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


米下院民主党は、14日、見返りに引き出せる譲歩の内容次第で、40年間続いた米国の原油輸出解禁を受け入れる用意があると米民主党指導部のスタッフが語ったと、15日付ブルームバーグ電子版でBillyHouse記者が書いた。14日のNY原油(WTI)は一時バレル34ドル台まで下げていた。取引終了間際に急反発、バレル36.31ドルで取引を終えた。14日のNY株式市場は、15・16日に開かれる米FOMCを控えて様子見気分が強まり、NYダウは、前日比数10ドル下げて推移していた。原油相場反発を引き金に取引終了にかけて急速に値を戻し、NYダウは前日比103ドル高、17,368ドルで取引を終えた。NY金相場は、利上げ不可避と見て、前日比1.9%安、オンス1,063.40ドルで取引を終えた。

14日のNY外為市場では、1ドル=120.90~95円、1ユーロ=132.96~04円でややドル買い戻して取引された。15日付けのブルームバーグ電子版でDanielKruger記者は「原油急反発、つれて株価反発を受けて、ドルが買い戻された。ただ、15・16日の米FOMC会合を控えてドルを積極的に買い戻す動きはない。来年1年かけてゆっくりとしたペースで利上げを進めるとの見方が多い。」と書いた。ドル相場の先行きは今後の原油相場の動向が影響する。ブルームバーグ、GrantSmith氏は「12月4日にOPECが減産見送りを決めた後原油相場は14% 下落した。2014年11月のOPEC総会で生産ベースをこれまで通り維持することを決めた。その後原油相場は40%下落した。ベネズエラのデルミノ石油・鉱業相は『一年前の総会後と同じ戦略をOPECが取れば原油相場は20ドルに下げる』と語った。ゴールドマン・サックス・グループは『原油の備蓄に使われるタンクがいっぱいになれば、価格が20ドルに下げる恐れがある』とここ数ケ月指摘して来た。」と書いた。14日の米下院民主党の動きは短期間の余りの急激な原油相場の下落に対する危機感の表れと思われる。

一方、15日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDFはメルケル首相は与党CDU総会で「我が党の難民政策はなんら間違っていない。難民受け入れに上限を設ける考えはない」と語る様子を伝えた。一方、難民受け入れの主要窓口のバイエルン州知事は「ドイツへの3,000人/日の難民流入が続いている。全てを受け入れる余裕はない」と語る様子を映していた。ドイツ国境での難民受け入れ制限に動く可能性が出てきたと解説した。フランスF2はフランス地方選挙の二次選挙で一次選挙で第一党となった国民戦線がほぼ全ての選挙区で第二党に後退した。有権者のひとりは「左派党を支持していない。一次選挙は棄権した。国民戦線の第一党に危機感を感じて左派党にいれた。」と語る様子を映していた。

国営ロシアテレビは「トルコは過激派組織ISへトルコシリア国境での化学兵器提供を黙認している」と伝えたあと「米ケリー国務長官がロシアを訪問することが決まった。これはケリー長官からの申し入れによる。」と伝え、「14日、原油相場北海ブレンドがバレル38ドル割れを記録した。つれてルーブル相場が対ドル,対ユーロ共に値下りを続けている」と紹介した。対ロシア経済制裁、天然ガス急落後のルーブル安が世界のリスクに浮上した。(了)

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「シンデレラ」を考える:堀江珠喜教授大いに語る(スケッチ&コメント)

2015-12-14 08:44:07 | スケッチ


「シンデレラ」を考える:堀江珠喜教授大いに語る(スケッチ&コメント)

江嵜企画代表・Ken


堀江珠喜さんから「例年11月にやっていた『公開講座』を今年は12月12日に
しますのでご案内申し上げます。お忙しいこととは存じますが、お出まし願いました
ら幸いです」と認めたお手紙が届いた。楽しみにして家族と出かけた。演題は「シン
デレラ―玉の輿物語を比較文学的に考えるー」である。

 お馴染みのピンクのドレス、ノースリーブ姿、マイク片手に、たおやかな笑みを絶
やさず、時にドキッとするようなギャグをいれる堀江ブシ全開で1時間半、教室を一
杯にした堀江ファンを魅了した。

 シンデレラといえばガラスの靴。ところがフランス語のVaur(リスの毛皮)を
Verre(ガラス)と聞き間違えたとう話がある。仮にシンデレラの靴がリスの毛皮だっ
たらシンデレラ物語そのものが存在しなかったかもしれないと堀江さんは口火を切っ
た。この日配布されたレジメに載せたご自身が5歳の時、さる幼稚園でシンデレラの
継母の役で出た時の写真コピーから話を進めた。

 哀れな境遇の女性が、ハンサムで優しく裕福な男性に見初められて結婚し、幸せな
人生を歩む、すなわち、シンデレラ物語は「玉の輿」として古今東西お人気ストー
リーですと堀江さん。女性が結婚によってしか、その存在を認められなかった時代に
おいては、夫の地位のみが自分の社会的立場を保証してくれた。女性は白馬に乗った
王子様にあこがれたのは当然でした。女性にとって結婚とはなにか。①生い立ち。②
子孫を残すこと。③おカネが常に背景にあった。特にお金が大きかったと堀江さん。

 堀江さんのこの日のテーマは玉の輿物語を比較文学的に切り込む。イギリス、ウイ
ンザー家系図、オーストリア,ハプスブルク家系図、ロシア、ロマノフ家系図、明治
天皇からの日本の皇室の家系図紹介しながら、結構、シンデレラ婚(格差婚)の悲劇
が多いことが分かると堀江さんは話した。

 ロシアのロマノフ皇帝の末路は悲劇的だった。なかでも悲惨なケースは、恋と帝位
の両方を選んだオーストリア・ハンガリー帝国の皇太子、フランツ・フェルディナン
トは、妻,ゾフィー・ホテクトとサラエボを馬車で視察中に暗殺された。この事件が
きっかけで第一次世界大戦が勃発した。

 サラエボ事件が十分な解決をみせないままに第二次世界大戦がはじまったとも考え
られると堀江さん。シンデレラ物語を教室で語っているような呑気な世界情勢にあり
ませんでしょう。第一次大戦がはじまって今年は101年目。偶発的な事件をきっか
けに第三次世界大戦が起こってもおかしくないと仰天発言で堀江さんは会場を煙に巻
いた。

 堀江さんは子供のころからBe yourselfを通してきたそうだ。自分自身を振り返っ
てみて玉の輿だったら大阪府立大学の教授なんかやっていない。女性が社会進出を始
め、社会的アイデンティが夫に帰属す必要がなくなった。「シンデレラ」が「セレブ
の男性を射止めた女性」から「自己実現を遂げた女性」へ変容していくのではないか
と、講演を結んだ。(了)


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NY原油バレル35ドル、米FOMCを来週に控えて様子見、NYダウ309ドル安、円買い進み

2015-12-12 10:53:52 | 経済学
1ドル=120円台(学校で教えてくれない経済学)


「OPEC総会で生産目標設定を見合せた後、11日のNY原油(WTI)相場は6営業日連続で下げとなる、前日比バレル1.14ドル、3.1%安の35.62ドルで取引を終えた。これは2009年2月以来の下げだ。北海ブレント相場も前日比4.5%安バレル37.93ドルで取引を終えた。エネルギー商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キャピタル、ジョン・キルダフ氏は『次から次へと悪い材料が出てくる。OPECが生産枠を決めなかったことだけで十分悪いが、今はどの国も積極的に市場シェアを取りに行こうと動いている』と話した」と12日付ブルームバーグニュース、MarkShenk記者が書いた。NY金相場はこの日は小幅反発したが安値圏のオンス1,075.70ドルで取引を終えた。

NY外為市場では、原油価格続落を材料に、豪ドルは9月来の大幅安、ブラジル・レアル、ノルウエー・クローネ、メキシコ・ペソなどエネルギー関連国通貨が軒並み下げた。一方、ドルは、対円では売られ、1ドル=120.86円で取引された。対ユーロでも円は上げ、1ユーロ=132.84円で取引された。11日付東京発のブルームバーグ電子版で野沢茂樹記者は「日本円は直近6ケ月で主要31通貨全てに対して上昇している。JPモルガン・チエースやモルガン・スタンレーは来年日本円が最強の通貨になると予測している。日銀は円安効果が長く続くと見積もっているが今がピークだ。原油安がなくても、来年末にはインフレ率は1%程度にとどまるとみている。米FRBは来週利上げすると見られているが、一端上げた後は穏やかなペースとなる。ドル買い・円売りの期待は高まっていない。」と書いていた。

米国株は商品相場の一段安を受けて、NYダウは前日比1.8%,309ドル安の17,265ドルで取引を終えた。「ㇾコン・キャピタル・パートナーズ、ケビン・ケリーCIOは『世界成長をめぐる不透明感が強い。ここまで相場が下落したのは隠れる場所がないからだ。中国は米利上げとドル高を見込んで人民元を切り下げた8月の再来の様相を呈している。』と述べた。米国に対しては楽観的だが、中国の弱さやそれに伴う商品相場の下落で世界経済の見通しが悪化するとの懸念が広がっている。この日はエネルギー株下げがリードした。アップル2.6%安、フエースブック3.1%安はじめシスコシステム、マイクロソフトなテクノロジー株も値下がりした。素材株指数が2.7%下げた。化学業界で最大の合併を発表したデュポンとダウ・ケミカルの下げがきつかった。」とブルームバーグ電子版でAnna-LouiseJackson記者が書いた。デュポン、ダウケミカルの化学メカーの合併で時価総額1300億ドル(16兆円)誕生後3事業に分割される。合併のうわさでは急騰した株価も合併発表後急落した。

12日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」ではシンガポールCNAが「安倍首相がインド訪問、モディ首相と会談した。日本とインドとの間では、領土問題と歴史認識で亀裂がない。そこが対中関係と違う点だ。多数の業界代表団も同行した。新幹線建設、水陸両用機の成約が期待される。ただ、原発については、インドは核拡散防止条約に加盟していない。」と解説していた。フランスF2はCOP21会合を1日延期最終結論を目指すと伝えた。(了)

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NY原油続落、バレル36ドル台、OPEC3ケ月連続で生産増、非OPEC原油生産も上方修正

2015-12-11 11:49:35 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「ハドソン川を見わたせるルーフデッキとプールつきの高級マンションが1,000万ドル(約12億2600万円)で完売、入居が来月から始まる。裕福な中国人が買った。大金を投じる前に物件を見た人は一人もいない」と10日付のWSJ紙電子版でCraigKarmin記者が書いた。こちら日本でも、高額マンションの話題。鴨川や大文字山が見渡せる京都の高級マンションが7億4,900万円で全戸完売したと伝えられる。一方、阪神地区では高級住宅街で知られるたとえば芦屋の六麓荘で空き家が増えている。俗にいう阪神間は六甲山を背に海を見下ろすことができる。特に六甲山麓に高級住宅やマンションが建てられた。若い時は足腰もしっかりしているが、年齢と共に身体が思うように動いてくれない。下山を選択する。国道2号線沿いに続々マンションが建つ。完売する。高齢者には、坂道の多い六甲山麓は厳しい。世のならいとはいえ,老化現象には勝てない。悲喜こもごもの動きが出てきている。

WSJ紙の話題ついでに、11日朝放送のNHK/BS「キャッチ!世界の視点」に出演したWSJ紙日本版編集担当の高野隆児氏は12月8日付のWSJ紙の『アメリカの若者に自動車離れ』のタイトルの記事で「30歳以下の若者の運転免許取得者がここ数年で減少傾向にある。若者の所得の伸び悩みで自動車を手放す数が増えた。都会で生活する若者が増え電車など交通機関を使う。自転車を使う人も増えた。一方、60歳代以上は増えている。」と紹介していた。アメリカでのわずか3年の生活体験があるが、車は下駄という考えが定着していた。そのアメリカで若者の自動車離れの兆しをWSJ紙が取り上げたことが興味深い。10日のWSJ紙の記事の中でひとつ。あるVWの経営者幹部の話として「排ガス不正問題についてVW社は米国市場で、ディーゼルエンジンの大々的販売努力を始めた2005年以来「ミスの連続」だった。規則破りは「寛大な文化」が招いたと語った」と紹介していた。

一方、10日のNY原油(WTI)先物相場は、バレル36.76ドルへ続落。「OPEC月報で11月の加盟国産油量は3年振り水準に増加したと発表した。シティ・フューチャーズ・パースぺクティブ、エネルギーアナリスト、ティム・エバンス氏は「現物市場の需給のファンダメンタルズの根本的な弱さにある。OPECメンバーの3年振りの高水準の生産だけでない。非OPEC加盟国の今年の産油量を上方修正した」と話した。」とブルームバーグ電子版でJamesHerron記者が書いた。10日のNY外為市場では1ドル=121.58円、ユーロ=133.03円で取引された。「シティのG10外為戦略グル―バル責任者、スティーブ・イングランダー氏は『大まかに言って、ドルは今後1年間で10%上昇する可能性がある。どの程度ドルが下がるか見ているところだ。それに基づいて持ち高を検証し、買いを入れる時期を検証している。ドルは魅力的だ」と話したとブルームバーグ、RachelEvans記者が書いた。10日のNY株式市場は4日振りに反発、NYダウは82ドル高、17,574ドルで取引を終えた。『原油安で航空機株が軒並み上げた」とブルーバーグ、JosephCilli記者が書いた。10日のNY金はオンスオンス1,072ドルへ下げた。11日朝のワールドニュースでは、英BBCが「カメロン首相とポーランド首相が会談、英国がEUに留まるよう要請された。」と伝えた。(了)

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