ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

[五感によるひとづくり、ものづくり、まちづくり」:池永寛明氏大いに語る、西宮文化協会、十月行事(スケッチ&コメント)

2019-10-09 16:02:48 | スケッチ



池永寛明氏大いに語る

江嵜企画代表・Ken




西宮文化協会、十月行事、文化講演会が、「五感によるひとづくり、ものづくり、まちづくり」と題して講師に池永寛明氏を迎えて、令和元年10月7日(月)午後1時半から西宮神社会館で開かれ楽しみにして出かけた。会場の様子をいつものようにスケッチした。

山下忠男、西宮文化協会会長さんから「池永寛明さんは、大阪市立大学ご出身、大阪で育った生粋の大阪人、関西人でもあります。現在、大阪ガス、エネルギー・文化研究所顧問、マネジメントも担当された。大阪をテーマにしながら西宮とのご縁にも触れていただきます」と冒頭挨拶された。

「大阪ガス、エネルギー・文化研究所は30年前に出来た。本日は1時間の予定となっておりますが3時間分のお話をすることになりますので早口にしゃべります。レジメをご用意しましたのであとでご覧願えれば幸いです。」と池永さんは話を始めた。

質問時間を入れて講演は3時前に終わった。講演の最後に池永さんは会場正面にプロジエクターで5枚の絵を順番に見せ「白い砂に一石入れると石が砂を支配する。黒のシャツに一点白を入れると、白が全体を支配する。山の風景画に桜の木が一本咲くと絵全体を支配する。それが五感です。」と解説した。「この五感という感性は上方の風土につつまれ、触れることで育まれていった。五感が都市を、住まいを、ビズネスを洗練させるのです。」「大阪の商家は女性相続システムです。江戸時代の寺子屋は男女比率が3対2(全国4対1)で圧倒的に女性文化だった。女性が上方の「五感」を作り出した。地味で質素ながら上品な文化を作り出した。上方が復興しないといけないのは「女性」文化。世界中の優秀な女性が集まり、女性たちが活躍する都市を目指すのです」と池永さんは力を込めた。

「学び合う都市を目指す。今、人を惹き付ける力が圧倒的に不足している。人に魅力がなさすぎます。何故でしょうか。学びが足りないからです。だから、話をしていても面白くない。「ほんまか?(真偽を見分ける)」、「要はこういうことなんや(本質をつかむ)」、「なんでや?(背景を知る)」という言葉が大阪から減り続けている。「先入観」、「過去の栄光への固執」が、「正しいこと」、「本物」を見い出せなくしている。「何がすごいのか」を見出す。「すごいやん」と想うこと。「ありがとう」と感謝することなんです。」と、池永さんの講演は終わった。

池永さんの講演冒頭の話に戻す。「現在の行政区分は成立してわずか150年。旧令政国区分は1300年前の奈良時代に遡り1200年続いてきた。地形・風土、地域の歴史のなかで培われた生活習慣や文化は現代にも根付いている。西宮は摂津国区分だった。」えべっさんの物語をどう読むか。池永さんは「不具で生まれ、流された子を神様として祀り、1700年もたった今も、えべっさんとして、篤く信仰している。「寛容と融和」という日本の心を見ることが出きる。西宮は「日本的優しさ」の聖地です。」と話した。

話は中国、深圳に飛ぶ。「深圳は30年前、30万人の漁村だった。いま1,400万人の世界都市に発展した。深圳の成長の本質は日本に学び、忠実に実践してきたことです。そのことを日本人が忘れてしまっている。」と話した。

今、中国の書店には、日本の本が並ぶ。村上春樹、東野東吾。谷崎潤一郎の「陰影礼賛」は中國のデザイナーの必読書になっている。清少納言の「枕草子」が中國でブームになっている。漢・唐文化を知り尽くした聡明・利発・前向きなテキパキした1000年前の日本女性の感覚に中国人女性は感動している。」

「漢・隋・唐の文化が、今、日本の上方にある。インバウンドの急増は爆買い目的だけでない」と池永さんはここでも力を込めた。空海は「般若心教」を、「極楽浄土」を、日本的に翻訳した。「翻訳」とは海外のコード(本質(暗号化されている)を日本的なもの「モード」(様式・方法論)に転換して行くことだ。日本人は海外の1のものを翻訳して100のものに高めた。ところが、今、大阪は、翻訳力が低下してきている。コードをモード化できなくなっているのですと池永さんは話された。

力感溢れる講演会をご用意いただいた西宮文化協会事務局の皆様にひたすら感謝である。(了)

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週末開業は情報発信で集客状況が変わる Part10 (11月3日の臨床実践塾)

2019-10-09 07:47:17 | 診断即治療と虹彩学
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スタートアップ 



MBAを学ぶときに教えられることは、第一に、お客さんは何を求めているのかを考える。
・・・探す。
それを解決できる方法はあるのか。
・・・自分にそのノウハウがあるのか。
・・・ノウハウがなければ学んで身に着けられるものなのか。
という簡単な構図から始まります。

つまり、お客さんは何に悩んでいるのか。
自分はそれを解決できるのか。
解決する方法を提供している人(会社)は他にあるのか。
自分がそこに参加するとなれば、立ち位置はどこになるのか。
自分には、それに役立つブランドはあるのか。

そして次に、
お客さんの悩みを解決する方法を計画する。
つまりサービスになるのですが、そのサービスを受け取ってくれる構図が必要になります。
治療院で言えば、
① 診断が的確
② 早く治せる
③ どんな病のことでも相談できる
④ 治療費が高額でない
⑤ 明朗会計である

などなどが受け取りやすい構図になるはずです。
これは、自分が治療院を探すときに、どのようなことを考えるのかを考えるとわかることですが、最近では、高額治療費のところがだいぶ出てきました。
それは、同業者の誇大広告に引かされたからだと思いますが、妥当な価格を考えたほうがいいと思います。
つまり、患者さんが納得して支払える金額になるわけです。

それらが準備出来たら、いよいよ集客になるのですが、この「集客業務」というのは、営業を続ける間、継続する必要があります。
私も思うことがあり、時々集客セミナーを受講しに行くのですが、そこで聞く話の多くが、「成功物語」で、つまずいた人の話はあまり出てきません。

ほんとは、「つまずいた話」が重要なのですが、そんな話をすると、受講生が散ってしまうので、そんな話はしてないと思います。
※ MBAを勉強しているときは、その部分はかなり勉強しました

さて集客に必要なのは、
「困っているだろうと思われる人に有益な情報を与える」ことにあります。
ですから、
・ 〇〇の症状で困っていませんか
・ それは背骨が原因かも知れません
・ 骨盤が歪むと〇〇が痛くなります
等々と書かれたホームページがそれに当たります。

そこまで来たら、次は「発信」です。
※ 知り合いへのハガキ
※ チラシまき
※ SNSでの告知
※ 広告
※ 交流会などへの参加

その場合、開業して「何日かは無料」にすると、お客さんは喜んでくれるかも知れません。

いろいろありますが、無難なのはFacebookやLINEやYouTubeなどでの告知ではないかと思います。
但し、SNSを利用するときに気を付けなければならないことがあります。
① 自分の記事が他人をキズ付けてないようにする
② つながっている「友達関係」を切らない

その他に、名刺を作ったり、帳簿を作ったり、部屋を整えたりという仕事もありますが、それらは楽しいことなので、自然にできてきます。

そのような順序で開業に向けての準備を進めていきますが、できるだけ「メモ」でもいいから書いておくことです。
できれば、そのメモを壁やドアに張り付けておくといいです。
書かないと、必ず抜ける部分が出てくるので、書いたほうが賢明です。

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問題は診断です:週末開業でのテクニック  Part9 (11月3日の臨床実践塾)

2019-10-08 17:23:33 | 診断即治療と虹彩学
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痛いのは左の首ですが原因は右半身にある 



診断や評価(検査法)にはいろいろな方法がありますので、便利のいい診断や評価をすれば、資格に関係なく治療できます。
いわゆる「家庭療法」のようなものですが、病気が難しくなるほど家庭療法が大切になってきます。

たとえば「がん」はどうですか。
「糖尿病」はどうですか。
「喘息」はどうですか。

このような病気になった人は、食事に気を使うようになってきます。
治り難い病気ほど、食事療法などが大切であることを感じてくるからです。
それは、人体が何で構成されているかを考えればわかることです。
東洋医学では、「人体は気で構成されている」と云い、私も時々そのように言っていますが、本質は「氣」ではないような気がします。

それは解剖学で証明されるように、組織で構成され、その組織は繊維で構成され、繊維は細胞で構成され、細胞は分子で構成され、その細胞は栄養素で組み立てられているからです。
そこに「氣」(エネルギー)が働いて、いろいろな変化を現していると考えたほうが自然です。

たとえば、上の写真の方は、「左の首が痛い!」と訴えていましたが、私は、右の上部胸椎に鍼をしました。
すると、
「左なのに右ですか?」と質問されました。

これは「人体惑星試論(七星論)」を勉強した方はわかると思いますが、痛みという症状の出ているところが原因ではなく、その反対側に原因があるからです。
つまり、診断に従ったわけです。

上の写真を見てもらうと、頚椎から上部胸椎はそんなに歪んでいません。
しかし、右腎の辺りが凹んでいます。
これは、右半身に筋緊張が起こっているということになります。
それがわかれば、右半身を緩める治療をすればいいので、家庭療法でも治療することが出来るわけです。

手技療法は、専門的なテクニックもあるのですが、家庭療法としての手技でもそこそこ治せます。

週末開業を考えている方々には、このテクニックは重要で、「整体」として、そのテクニックを使えばいいわけです。
手技療法は「戻りやすい」という欠点があるので、私のところでは、それをカバーするために、「更なる家庭療法」を加えています。

私のところでは、2週間に1回の治療を基本にしているのですが、この「更なる家庭療法」を患者さんに教えることで、このスタンスを維持しています。

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腰仙関節:週末開業で使うSNSの動画  Part8 (11月3日の臨床実践塾)

2019-10-05 10:16:36 | 診断即治療と虹彩学
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京骨穴 




腰仙関節:腰椎と仙骨との関節 



前回はSNSの使用実態をグラフで見て頂きましたが、LINEがダントツ1位でした。
「無料でメールや電話が使えるから」というのも理由の一つと思われます。
ですから、LINEをそのまま集客に結び付けるのは難しいと思われますが、SNSはLINEだけではないので、SNSを選んで使うといいわけです。

ある専門家に言わせると、動画での集客率が主流になってきたそうです。
私も動画を60本ほどYouTubeに揚げてみたのですが、人気のあるのもないのもあります。
人気のないのは、素人の企画なので当然と言えます。

しかし、視聴回数が多い動画は「臨床動画」であることがわかりました。
準備されたモデルや設備は、あまり関係ないようです。
また、コンテンツによって、「素人撮影」でも問題はないようです。

専門家が書いたブログ等で「視聴率のいい動画の特徴」を見ていますと、視聴者は以下によって「見るか見ないか」が決まってくるようです。

① タイトル

② 内容

③ 時間

④ ビデオの目的

そこで、週末開業を考えている方々に役立つ動画の企画を考えてみました。

上の写真は、「腰仙関節が痛い」と言う方の治療をしたときの解説です。
最初は、手技療法で腰仙関節を調整しました。
方法は、仰臥になってもらい、片手で関元穴(下腹)辺りを押え、片手で両足を持ち上げて、腰仙関節を伸ばしていく、というやり方です。

しかし、軽くはなるものの完全には痛みが取れません。
そこで、上の写真にある「京骨」に糸状灸をすることにしました。
糸状のお灸ですので、痕が残ることはありません。

1壮目:「痛みは取れてきたが、まだ残っています」と言う。

2壮目:「痛みがなくなりました」と言いましたので、それで終了です。

そして、着替えて待合に出てきたこの方は、背伸びをするようにしながら、

「腰が真っすぐ伸ばせます」と言いながら、背中を伸ばし

「これが出来なかったんです。顔を洗う時は大変でした」と話していました。

※ ビデオの視聴者は多分、ここが見たいと思います。

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そごう神戸から神戸阪急へ(スケッチ&コメント)

2019-10-05 07:28:16 | スケッチ



そごう神戸から神戸阪急へ

江嵜企画代表・Ken




そごう神戸店が令和元年9月30日(月)85年の幕を下ろした。そごう神戸は神戸で生まれ長年過ごした人間にとっては、子供のときから親しみのある百貨店だった。そのそごうが神戸阪急として今年10月5日(土)からスタートする。

JR三の宮駅南、南北に走るフラワーロードを東西にまたぐ陸橋から左に神戸阪急、右前方に神戸市庁舎を遠望、スケッチした。

ヤフーのブログによれば「そごう神戸は、明治32年(1899)呉服屋が神戸駅近くで開業、元町で営業していたが、昭和8年(1933)10月に現在の場所、三宮に進出した。昭和47年(1972)には大丸神戸を抜いた。」

「しかし、阪神淡路大震災後、大改装した大丸に奪い返された。2017年10月に阪神阪急を傘下に持つH2Oリテイリングがセブン&アイホールディングからそごう神戸を取得した。」

10月4日に自宅に配布されたチラシによると「10月5日~29日期間「誕生祭」が開かれる。初日5日の午前10時には宝塚歌劇団花組の聖乃あすかと歌姫ここが出迎え、11時から阪急百貨店吹奏楽団の演奏、午後2時から神戸出身の女優,浅野ゆう子のトークショウが予定されている。」

「現在、三宮界隈は街再開発計画が進行中である。神戸阪急の建物自体は老朽化が進んでいる。周辺のオフィス、ホテル需要を見ながら機が熟したタイミングで建て替えが考えられている」と出ていた。

先日まで神戸市高齢者美術作品展が開かれていた神戸市勤労会館や中央区役所ビルも三宮再開発計画のもとまもなく解体されることが既に決まっている。

時に、大阪難波から神戸三宮まで阪神なんば線が開通、10年経った。具体的なデータは持ち合わせていないが、大阪から神戸へのアクセスが格段によくなり、乗客数が飛躍的に増えたと実感している。まだまだ神戸の魅力は消え失せていない証であろう。

神戸阪急の建物正面に「神戸空港からスカイマークで7都市」、「阪神電車でGO!!ユニバーサルシティ往復乗車券」、「たいせつが“ギュッ”と阪神電車」と3本の広告幕がぶら下がっていた。

神戸空港は開港14年目にしてようやく規制緩和が実現した。いままで「関西」空港、「伊丹」空港と「空域」が重なることが影響した。3空港が経営統合された結果、スカイマークの神戸空港発着数が10月27日から100機にようやく拡大される」と出ていた。

現状、インバウンド客を十分に神戸に引きつけられていない。その意味でも神戸阪急がどこまで新しい客層を掘り起こし、拡大できるか注目される。神戸にはワールドに代表されるファッションとおしゃれを売りにしてきた歴史がある。

特に若者の心をわしづかみにして離さぬ魅力ある街づくりに向けて、製造業、商業施設、商店街、自治会、街づくり協議会含めどこまでチーム一丸となって戦うことができるか。

少子高齢化が益々進む。行政の予算不足は年を追うごとに顕著になるから補助金行政は早晩息詰まる。

口は出すが金は出さない。覗き込むが旗色が悪いと見ればいつの間にか姿を消す御仁が昨今特に増えて来た。例えば自腹を切るなど自分自身の問題として、どこまで具体的に本気で取り組むことが出来るかどうかで神戸の街づくりの将来が決まりそうだ。(了)


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週末開業での集客でSNSを使うには  Part7 (11月3日の臨床実践塾)

2019-10-03 07:25:02 | 診断即治療と虹彩学
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ソーシャルメディアの利用率 

出典:総務省情報通信政策研究所 主なソーシャルメディアの利用率



書き込みや投稿での利用率 

出典:総務省情報通信政策研究所 主なソーシャルメディアの利用率

「見る・書き込む・投稿する」などで利用率を見ると、以下のようになっています。
LINE ・・・・・約75%(+9%)
Facebook・・・・約30%(増減なし)
Twitter ・・・・約30%(+4%)
Instagram ・・・約25%(+5%)
YouTube ・・・・約75%弱(+3%)
※ 括弧内の数字は、対前年に対する増減






ネット集客の時代なので、SNSでの集客が激しくなってきました。
そこで、SNSの使用状況を調べたら、結果は上のグラフの通りです。
グラフは、現状を見てもらうために出したのもです。

SNSの使い方で集客ができるかどうかを検討してみたものです。
グラフを一見すると、LINEがダントツ利用されているのがわかります。
ですから、多くの人は「LINEを使おう」と考えるのではないでしょうか。
(実際よく使われていますが)

しかし、問題は集客できるかどうかです。
「突然何を言い出すんだ!」と思ったかも知れませんが、1年以上前から考えていたことなんです。
いくらテクニックの勉強をしても、肝腎なお客さんが来なければ、勉強したことが無駄になってしまいます。

かと言って、がむしゃらにSNSを使って宣伝しても意味がありません。
私がFacebookで、「お昼は○○を食べました」とか、「どこそこへ散歩に行きました」ぐらいしか投稿しないのは、そんなことを考えていたからです。

美味しそうな食べ物の写真や旅行の写真を載せると「いいね!」が増えることはわかっていますが、その価値については疑問が残ります。
さらに、SNSでは、他人の感情を害することも起こる場合もあるので、「やらないほうがいい」場合もあるのです。

しかし、流行りのSNSを使わないのはもったいないことです。

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週末開業は実力をつけるチャンス Part6 (11月3日の臨床実践塾)

2019-10-02 12:05:42 | 診断即治療と虹彩学
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https://medical.jiji.com/medical/013-0067-01から借用 



週末開業を考えている方々のために、DVDを制作しています。
それは、私のところで勉強した方々が何人も開業しましたので、その方々の応援をするためです。
その中には、国家資格を持たない方も何人かいます。

険しい道のりだったと思います。

その方々が、開業して運営できたのは、治療に対しての熱意があったからだと思います。
そして、その方々は、「七星論での診断」の技術があるので、行き詰まることは少なかったのではないかと考えています。
※ 私は五行論でものすごく行き詰まった

たとえば七星論には「六臓診」という診断法がありますので、それを使えば、病因となる臓腑の特定ができるからです。
臓腑の特定ができれば、「家庭療法でも治せる病気や症状」がたくさんあるからです。

さらに、その診断法を使うことで、パフォーマンスにもなるので、集客もしやすかったはずです。
どういうことかと言いますと、仮に患者さんが来て、いろいろ症状を訴えたとします。
その時、その症状の関連部位と思われるところを触り、
「ここも痛いんじゃないですか」なんて言うと、患者さんは、ビックリもしますが信頼もしてくれます。

ここが大切なんですね。
ここが七星論の魅力なんです。
七星論を学んだ方はわかると思いますが、身体各部に七星が配置されていますので、症状の出た部位が、「どの臓腑になるのか」なんて考えなくても、七星鍼法の基礎で学ぶ「七星配置」に当て嵌めれば、即座に経絡が出てくるからです。

昨日のことですが、所用で神戸に行っていました。
サンチカ(三宮地下街)をぶらぶらしていたら、「大腸憩室になった」という方からメールが入りました。

憩室:上のイラスト参照。
ポリープは内側に向かって組織(粘膜など)が膨らんでくるのですが、憩室の場合は逆に凹んでいる状態です。無症状の場合も多いようで、検査で見つかることが多いようです。しかし、そこに食べかす等が入りこんで腐敗すると、「憩室炎」になり、強い腹痛が起こり、出血が止まらない時は手術をします。

話を戻します。
その方の話によると、

9/27:24時ごろ、床に着いてすぐに腹痛があった。

9/28:朝から特に右下腹が痛く、胃痛、ムカつき、下腹うぃ触るだけで痛くて、カチカチになり、ゲップとガスが溜まる。排便なし。微熱もあった。

9/29:朝から右下腹部と腎臓部が痛むが、起きて動き出したらマシだが、歩いても右下腹に響いた。少しだけ排便あり。

9/30:やはり朝から右下腹が痛いので、病院で受診した。血尿+1、レントゲン、CT、血液検査の結果、「下降結腸憩室」の診断が下りた。

10/1:私にメールを送って来たので、七星論での特殊鍼法で、特効穴を教えて対処してもらいました。
※ この方はセラピストで、鍼灸・柔整などではありませんが、私のところで勉強しました。

10/2:昨日指導を受けた後から、刺すような痛みが減り、今朝も痛みはありません。便もスッキリ出ました

という内容のメールが届きましたので、
「この内容をブログに掲載していいですか?」とお聞きしたところ、
「はい。ブログに載せてください。歩くと響いたり、深呼吸をして、痛いうちは炎症がまだあるということですね」

と返信が来ましたので、ナマ暖かい情報(笑)としてブログに掲載させて頂きました。

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令和二年の干支はネズミさん(スケッチ&コメント)

2019-10-02 11:30:02 | スケッチ



令和二年の干支はネズミさん

江嵜企画代表・Ken




日本画家、猪熊佳子先生のご指導で来年、令和二年の干支、ネズミさんの色紙が出来た。例年、10~12月の教室で猪熊佳子先生のひな型をお手本にご指導を受ける。

よんどころない事情で、今年は11月7日入院、8日手術が決まった。ご無礼とは承知しながらも、思い切って、9月末の教室で、来年の干支のねずみさんの色紙を是非描かせていただきたいと、猪熊先生にお願いした。

ありがたいことに、ご多用の中にも関わらず、完成した色紙、ひな形二枚、教室にご持参いただいた。そのうちの一枚の色紙を選び、早くも本日、お披露目出来た次第である。

ヤフーのブログで来年の干支を検索した。神様が十二支の動物を決める際、牛の背中に乗ってやってきたネズミは、ぴょんと飛び降り、一番最初に着いたので十二支の一番に当てられた。牛は二番になったと解説にあった。

そのあたりから、ネズミ年生まれの人は、賢い、先々のことを考えて行動する。どんな環境にも順応できる。柔軟性があるという見方が生まれた。

一方、寺や神社を住みかとしているネズミを「社鼠」という。環境に恵まれているので、綺麗好きで心も優しい。家族も多く、長寿。人に愛される。ただ、移り気が多く、せっかくの運を台無しにしてしまうところがあると出ていた。

昔、船乗りは、ネズミのいない船に乗らないと言われたそうだ。ネズミは、勘とひらめきが鋭い。船乗りは勘とひらめきがないと無事家に帰ってこれないからだ。

私見ながら、今は、なんでもデータ最優先の時代になった。その最前線におられるのがお医者さんだと勝手に思っている。

データも大事だろうが、これからの時代は勘とひらめきが見直される予感がする。作家の佐藤眞生さんは「身体の中からの声を聞け」が持論である。

今年散々苦しめられたが、蕁麻疹も内臓をきれいにしないと、完治しないと鍼灸医師の新城三六先生は指摘される。

ネズミさんの干支に話を戻す。ヤフーのブログの解説では、ネズミさんは、牛の背中に乗ってやって来て、神様の前で、ぴょんと、飛び降りて一番に着いたというくだりが一番印象に残った。

ネズミ年の景気はどうか。子年は季節でいえば真冬、しかも厳冬期にあたるそうだ。年の前半は波乱に富んだ年になると出ていた。匍匐前進(ほふくぜんしん)という言葉がある。2020年は、そんな年回りになるかもしれない。

ちなみに阪神甲子園球場は大正13年(1924)、干支でいえば「甲子(きのえね)」の年に建てられたことをその名に残している。

第10回全国中等野球大会が甲子園球場で開かれた。第1回と2回は豊中球場、3回から9回大会まで鳴尾球場で開かれた。今や昔の物語である。

来年のことを言うと鬼が笑うというが、早や早やと、干支の色紙を描く機会をいただき、いろいろなことに思い巡らせることが出来て、ひたすら感謝である。(了)

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週末開業・・・取穴が正しければ指でも効く Part5 (11月3日の臨床実践塾)

2019-10-01 08:16:30 | 診断即治療と虹彩学
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肝査穴の取穴は、脛骨の中央で内果上端から4横指上 



マーケティングでは、
① 知ってもらう(認知)
② 使ってもらう(確認)
③ 共感してもらう(賛同)
の三つを基本にして展開し、解説されます。

知ってもらうというのは、以下のように考えます。
仮に鍼灸学生が週末開業したとして、開業したことを誰も知らなければ誰も来ません。
しかし、100人の人が知ったとして、仮に3%の人が来たとすれば、3人です。
が、1000人の人が知って3%の人が来たとしたら、30人になります。

使ってもらうというのは、治療を受けてもらうということです。
仮に30人の患者さんを治療して、確率のいい治療をするには、大切なことがあります。
同じようにやっているように見えても、慣れた人とそうでない人の治療効果が違ってきます。
それは取穴です。

たとえば、肝臓の治療で、七星論では「肝査穴」というツボをよく使いますが、このツボは、上の写真のように、親指と人差し指で脛骨を挟んで、その中央に取ります。
高さは、内踝上縁から4横指上です。
そこを指で押すと、反応のあることがわかります。

鍼灸学校の教科書にあるツボとは違いますので、そこは注意してください。
なぜ学校の教科書と違うのかという理由は後に回すとして、そこが「肝経」の大切なツボになるということだけ覚えていてください。

そのツボをちゃんと取穴できたなら、(肝に異変のある人に取穴して)少し押えると痛みがあります。
もっと慣れてくると、押しているこちらも、「ここだな!」という感触があります。
いわゆる、これが「②使ってもらう」(確認してもらう)ということです。

そして、その取穴が正しく、患者さんの症状が軽くなれば、患者さんも共感(賛同)してくれます。
この共感を得るには、「教育」という形で、症状に対する解剖学的説明や病理、病気に対する体の反応など解説や、治療法の解説なども含まれてきます。

そして、それが上手くいいけば、患者さんは満足してくれるはずです。
その場合に大切なことは、
① 口先だけで対応しない
  屁理屈を言ったり、知ったかぶりをしたりしない
② 随時患者さんの様子を伺っておく
  刻一刻と変化する患者さんの様子を必要があれば説明する
③ 治療前後の確認をする
  関節の可動域制限などは治療の前後に患者さんに確認させる

ということでしょうか。
自分が患者さんの立場になって考えることが出来たなら、それでOKです。

ただ、慣れてくると、取穴も大雑把になるので、それだけは気を付けたほうがいいです。
私は、今でも太っている方や浮腫んでいる方に鍼をする場合は、脛骨を指で挟んで、脛骨の幅を確認してから、その中央に取穴するようにしています。
おかしいですか?

何故なら、「慣れ」というのは失敗の原因になりやすいからで、失敗を避けるために「泥臭い」ようなことをしているわけです。
そうすることで、「素人っぽい」とか、「恥ずかしい」とか、「カッコ悪い」と考えるようなら、「自分のメンツが大事なのか、治療が大切なのか」を、もう一度考える必要があると思います。

理由は、確率の高い治療を提供するためと、何度も指で確認することが、自分の指先を鍛えることにもなるからです。
その鍛えられた指先は、鍼を持つようになると、もっともっとわかるようになるからです。

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