死刑求刑を連発し、今度は少年(18歳)にまで死刑を求め、裁判員に判断を委ねる検察官は、役人根性の厭らしさ丸出しですが、そもそも「刑事事件」にだけ裁判員制度を取り入れたのは、詐欺のような話でしかないのです。
民主制を広げるものとしての裁判員制度は、何よりも「行政事件」についてでなければならず、殺人・強盗・強姦=刑事事件ではないのですが、「行政事件」について民間人に裁かせないのは、【官僚の陰謀】としか言えません。巧妙?な日本的な騙し・誤魔化しの裁判員制度でしかないのです。なぜ、こんなインチキを市民もマスコミを見抜けないのか?まことに知的退廃というほかありません。
制度が始まる前に私はブログに書きましたが、民事事件と行政事件への市民の判断こそが、主権在民の民主主義を広げる裁判員制度なのです。
政治家やマスコミのみなさん、法務省(外局の検察庁)の官僚に丸め込まれるのではなく、自分の頭で考えて、問題点をきちんと指摘しないといけませんよ。
2008年5月17日のブログもぜひご覧下さい。http://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/4d98bf92c59bb4f31069d4fc8238d04f
武田康弘
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コメント
目から鱗!行政、民事ならば参加したい 。
すかぶら
民事なら、
むしろ積極的に参加したい!
です。
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Sam
まったくです!
私たち主権者が統治を依頼した政府がちゃんと真っ当に仕事をしているかどうかをチェックする。これが本当の民主制ですよね。
だから行政訴訟こそが裁判員裁判にふさわしいはずです。
それがいつの間にか、私たちの日常感覚をはるかに超えた個人の行為(刑事事件)について、突然裁かなければいけないというのはわけがわかりません。お上のお裁きに一緒に参加させていただく、ということなのでしょうか。その姿勢はひどく傲慢であり、かつ詐術のにおいすらします。
法曹関係者も国会議員もメディアも私たち市民もそろそろ頭を動かさないとエライことになります。
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タケセン
この問題だけではないですが、日本の根深い騙しと誤魔化し政治の根っ子を洗うことが必要です。
ふつうの多くの人々が主体者になり、自由と責任を基にして生きるには、「民主主義革命」が必須です。市民主体の社会へとチェンジするには、「哲学的日本を建設すべし」ー石橋湛山(第55代総理大臣)が、明治45年に宣言したことを実行する必要があります。
わたしは、自民党議員中心に(超党派で)「石橋湛山研究会」というグループをつくり、人権思想に依拠する主権在民の民主主義革命を起こすよう促したいと思います。
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Sam
なるほど。
確かに党派を超えてリベラルな勢力作らないと民主制の実現は難しい状況ですね。
このままでは後戻り。
声を上げていきましょう。
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C-moon
目から鱗です!
勉強不足、認識不足もいいところで、自分の視野の狭さに愕然としています。やれやれです。
ツイッターで、有名どころの弁護士さんたちと一般フォロワーの間で
『耳かき店事件』の判決云々で裁判員制度について熱心にやりとりしているのを感心して眺めていたのですが、裁判員制度に否定的な弁護士さんたちも
「量刑を市民に委ねることはできない。有罪か無罪か、だけの判断を委ねる」
というところどまりで、(実は僕もここで止まっていました)タケセンさんのように根底から、そして民主性の原理から行政訴訟にこそ裁判員制度導入すべき!という”裁判員制度の本来あるべき姿を語る人は皆無……
ぜひ、ツイッターで紹介させてください。